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"わたし"を諦めない!300社落ちた私が強みを見つけて魅力をアピールできるわたしになれたワケ

みなさんこんにちは。
今回は、私が転職活動を開始した3月中旬から6月中旬までの内定獲得までの道のりと、「未経験×ママ×正社員」のハードルを乗り越えた結果みえた、転職活動のポイントをnoteに記しておきたいなと思います。
"自称話すレベル1"のかなりの話し下手な人間が這い上がっていく姿をnoteを通して見届けていただけたら幸いです。

これから転職活動しようとしている方や、転職活動で悩まれているあなたへ
なにか参考になれば嬉しいです。


3月中旬
タイムリミットがある焦りと不安。初動から行動の鬼になる

3月末で育休が終わってしまう…!!
ということで、焦ったわたしはとりあえず"良いらしい"とウワサのwantedlyでエントリーをしまくりました。
1日20件ずつほどのペースでエントリーしましたが、未経験職種へのキャリアチェンジを図っているということもあり書類選考の時点でかなり落ち、「面談しませんか?」と返事の来る企業は数社のみでした。

転職活動なんてほぼ第二新卒ぶり。"wantedlyはけっこう気軽にできて良いらしいし、どうやらはじめはカジュアル面談が多いらしい"とどこかで聞いたウワサがインプットされていたのでほぼ準備のないまま"カジュアル面談"とやらに挑みました。

結果は玉砕。
"カジュアル面談"という名の、初っ端からガッツリ面談に、面接とも思わず挑んでしまったが故に「末筆ながら…〇〇さんの今後のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます」のお祈りメール第一通目を受け取ることになりました。

それもそのはず、この頃のわたしは「自己紹介をしてください」に対して、「〇〇です、よろしくお願いします」と名前だけで終わらせちゃうレベルの"転活レベル底辺"だったのです…。
そう、"面接用の自己紹介"が必要ということすら当初の私は知りませんでした。

そしてもうひとつ弊害が。
育休中のうちにどんどんエントリーして動こう!と思っていたがため、1歳の息子がいながらの面談となっていたのですが、我が息子。わたしがPCを触っていたり自分以外に興味がいっているのをすぐさま察知し、そしてそれを酷く嫌うタイプだったのです。
故に面談中抱っこしても強くウネりながら大きな声で「ギャーーーーー」と泣き叫び、面接者の声が聞こえないこともしばしば…。
はい、当然落ちるわけですね。
なかなかリズムも整っておらずお昼寝の時間もバラバラ、家だとお昼寝できなかったり、眠いのに寝れずにグズるので、じゃあ、とベビーカーに乗せてぐるぐるぐるぐる外をお散歩してや〜〜っと寝て家に戻ってきたのが面接開始5分前だったり。
まーいろいろとありました。

4月
原点回帰、自己分析の日々

4月になりようやく保育園に預けている間に面談ができるようになったものの、とりあえず面談入れるよりまずは自己分析しなきゃ話にならないな?!ということで、4月はひたすらに自分と向き合い、面接で聞かれる質問に対してどう答えていくか?というところをとにかく考えまくりました。

(あ、4月から活動開始すればよかったじゃん?って思いましたよね、でもタイムリミットがあるので焦っていたのですよ。)

自己分析中心とはいえ、とりあえず相談もしたかったので5社ほど転職エージェントに申し込みを入れることに。
ところが「〇〇さんにご紹介できる求人はありません」と4社から断られてしまったのです。

エージェントから断られるなんて……!?

ただ1社だけ、「未経験でも大丈夫だと思いますよ!」とのお言葉をいただき、たくさん紹介をしてくださるところがあったので、いただいた求人には応募しまくっていました。
200社ほど応募しまくるも、なんと1社も書類すら通らず、のちに「紹介を止めてください」とこちらから辞退することになります。

未経験だとエージェント経由の方が内定の確率など難しく落ちる可能性がどうやら高いらしいため、「もしかしたら直応募したら書類は通ったところもエージェントを使うことによって可能性を潰してしまっているのではないか…?!」と急に怖くなりはじめ、辞退に至ったわけです。
そう、1回落ちた企業は他媒体から応募しても基本的には落ちてしまうからです。

なんかもう、「未経験」・「ママ」・「正社員」希望してるとか無謀?!
アルバイトからとかでも探した方が良い?
それで受かったらアルバイトから始めた方が良い?
むしろアルバイトでも受かるか微妙じゃない?!
それくらい状況厳しいよね?!!
ということで正社員以外の募集も幅広く見るようになりました。


この頃、約2年ぶりに職場復帰したものの、すぐに退職の意を伝えて有休消化期間に入りました。
10年間勤めた大きく安定した会社だったこともあり、いざ辞めてしまった後に急に今まで感じたことのない不安に襲われることになります。 

ちなみにせっかくの有給消化期間なのだから「よし、勉強するぞー!」と思っていましたが、転職活動って時間も労力も取られるから両立なんてできないね…。
息子がかなり手のかかるタイプなのでキャリアスクールに入会してからまともに勉強できていなかったこともあり、ようやく4月からできる…!と思ってたけどそんなうまくはいかなかった。

とりあえず今やるべきは転職活動。集中、集中。

またこの頃、夫の知り合いの知り合いにデザイン会社の社長さんがいる…ということで有り難くも紹介していただけることになったのですが、そこでまさかのけちょんけちょんに言われるという経験もしています。
「つまらない」「魅力的じゃないね」「(ポートフォリオ見て)こんなの、お客様に出せないよ!」「うちはオタクしか採用してないし趣味散歩とか言ってるヤツは論外」「デザイナー目指さない方が良いんじゃない?」
ちなみに1週間後に連絡します、と言われたまま結局なんの音沙汰も無しのまま。

5月
業界とマッチしない私。引き続き落ちまくり、軸を見失う。

そんな人生でしなくてもよかったような経験をしつつ(紹介してくれた善意のある知り合いの方には感謝の気持ちでいっぱいです!)、 とりあえずこの5月末までの有給期間の間に次を決めなくては!と5月に入るや否や再び焦りからエントリーしまくります。
あ、なんでこんなに焦ってるかと言うと次が見つからないとせっかく入れたばかりの保育園が退園になっちゃうからです!
そう、私にはタイムリミットがあるのです。

キャリアチェンジしたいがいちばんなのだから、それを果たすにはいろいろとこだわりを捨てて受かったところに入らせてもらい、最低1年は大変な環境や状況になっても我慢するべきなのではと
覚悟していました。

前回でwantedlyの求人は全て見切ってしまっていたので、大手4媒体全て登録することにしました。が、実際は使い勝手や相性の点で2媒体のみ使い続けていました。  

自己分析をして面接対策も少しバージョンアップしたものの、「あれデザイナーになりたいんだっけ?」「どうしてもなりたいんだっけ?」「私ってどうしたいんだっけ?」「正社員のこだわりは捨てるの?」と"私ってどうしたいんだっけ?"のループに陥ります。

どうやら今の私のスキルじゃデザイナーは無理らしい。
未経験に加えて私はママで、下の息子はまだ小さいし、長女はちょうど小学生になる年で小1の壁とやらも感じている。
パパは毎日0時帰りの平日顔を合わせないレベルでの完全ワンオペで、お迎えに行くのは私だし風邪を引いたり面談などイベントごとも全部対応はわたし。日々の準備や宿題の丸つけ、帰宅後夕飯を作ってお風呂入れて寝かしつけも。
ちなみに洗濯、食器洗いもほぼ私なので仕事してくれるのはめちゃくちゃ有難いのだけど仕事しかしてなくて飲みに行くことも多い夫へのストレスの消化も労力がかかります(苦笑)。
歳の差育児の弊害でふたりリズムが違うため寝かしつけは別々。息子だけでも1時間〜2時間はかかるしその上今年がはじまったと同時にはじまった夜驚症&夜泣きのダブルパンチが毎日かかさず。やっと寝ても夜中の数時間対応が待っている。
しかもデザイン業界は10時〜19時定時なところが多い。仮に延長保育をしても絶対に間に合わない。
未経験なのに時短にしてくれと希望しているようなもの。
その上経済的な理由もあって正社員で希望している。
いろんなものが噛み合わない。

(けど上記のことを日々こなしている私は改めてマルチタスクだなあ〜)

そして自称話すことが世界一苦手、というのも相まってお祈りメールの数だけが増えていきました。

面接で必ずといっていいほど聞かれる「軸は?」の質問に、「デザイナーになるのが軸です!」と答えてしまっていたほど(たぶんこの答え方はあまり良くない)、当初デザイナー職しか見ていなかったけれど、もっと幅広く見た方が良いのではないか?と徐々に考えが変わり職種もいろいろと見るうちに、軸はブレブレに。
これって会社によって言うこと変えるべき…?
でもせっかくやった自己分析もブレブレになっちゃわない…?
と、自分でも自分がどうしたいのかよく分からなくなってしまいました。

この時期、分からないながらも模索し考え、
もう一度目的に立ち帰り見えてきた「webディレクター」の職種をメインに探すことに方向転換をします。


6月
ようやく光が見え、猛スピードで駆け抜ける


続けていくうちにあんなに通らなかった1次面接が通るようになってきました。
2次で最終のところが多い。
ようやく話にも一貫性が出てきてアピールできる強みの部分と合致し、目指す方向性が見えてくるように。
最終に進めるチャンスが次々と増えていきました!

また、キャリアスクールで出会った仲間の存在に非常に助けられました。
ー有給終わる時に焦らないよう失業手当の申請とか調べておいた方が良いよ!
ーおすすめ媒体はこれ…!
ー業務委託からはじめる道もあるけどどうかな?
ー壁打ち、いつでもするよー!
ー可能性広げて考えてみるのはどうかな?
ー私のポートフォリオを参考に送るね!とポートフォリオを見せてくれたり…
ーしなちょこちゃんの強みはコレだと思う!とわざわざ送ってくれたり…
ー行動たくさんしててスゴイ!応援してる!と褒めてくれたり
ーこういう点を意識して考えると良いよ!とポイントをたくさん教えてくれたり…

もう全くもって全然書ききれないほど。
とにかくたくさんたくさん勇気づけられました(泣)。

諦めずに駆け抜けられたのはみんなのおかげだと思ってます。
本当に本当にありがとう!


結果、5社から内定をいただくことができたのですが、あんなに苦戦していた少し前が嘘かのように続々と内定のご連絡をいただけました!

Twitterなどでたまに見かける「3社内定もらいました!」「5社〜!」の報告を見るたび、「ぇえ!私なんて1社ももらえないどころか1次も通らないのに複数社内定なんてスゴすぎないか?!もはや内定もらえたらその1社もらえたところに決めようと思うよ…」のスタンスでした。1社内定もらえたら奇跡だし、自分は比較検討できる立場にない、と考えていました。

その中で未経験職キャリアチェンジを叶えつつも現状の自分の理想とした働き方も実現できる会社に出逢え、webディレクター職で内定をした会社に決めました。

同じくwebディレクター職で内定したもう1社、私が絶対活躍できるとゴリ押ししてくれ、入社したらめちゃくちゃ成長できそうな会社もとても魅力的で、最終的に2社ですごく迷ったのですが、最後まで「いまの自分が最も大切にしたいことは何か?」に向き合い考え抜き、自分がちゃんと納得する形で転職先を決めることができました。

当初の「デザイナー」になりたい!から一転、デザイナー職が受かりつつもwebディレクター職に決めたわけですが…
転職活動をしていく中で、"働く上で自分の大切にしたいもの"が見えてきたわけですね。
いや、はじめからあったのかもしれません。
ですが見ないフリ、知らないフリをしていました。

だって自分は選べない立場の人間だと思っていたから。

奇跡的に受かる1社があれば厳しい環境でもしがみこうと思っていたから。
妥協しなくてはいけない
けど、妥協したくない
いろんな自分の声と闘って
妥協しない道も諦めずに挑戦し続けた結果
そこに受かる自分へと高めていくことができていました。

この頃の私は面接官とも、気張り過ぎずにちゃんと"対話"をしつつもしっかりと自分の"強みをアピール"できるようになっていたように思います。

私の弱いところは見た目や話し方などから"熱量が伝わりにくいところ"だと認識をしていたので、志望度合いが強い企業には意識的に"熱量"を伝えるようにもしました。

てことでまとめです〜(ようやく)

⚫︎今回の転職活動を通して大事だと思ったこと5つ

・とにかく行動を続けること
・自分を信じて諦めないこと(できる理由を探す)
・時に周りを頼り意見を聞いたり情報収集をすること(第三者の視点ほんと大事)
・アピールできる強みを探すこと
・時間の許す限り妥協をしないこと(納得のいく転職活動をする為にね)


アピールできる強み、に関してはわたしは自信のないの塊の人間なので「そんなのない!」と思っていたのですが、漏れなく全員、絶対にあります。
「ない!」と思っている方は見つけられていないだけ。探す方法が違うだけ。
みんな一人ひとり生きてきた中で培ってきた強みがあり、アピールできることが確実にあるはずです。


⚫︎そしてわたしの思う、転職活動の極意5つ
少々辛口で言います。

・自己分析を甘んじるな。己の過去、現在、未来、人生と向き合え
・自己分析は一度して終わりではない、繰り返し刷新すべし
・後悔するな、行きたい会社には惜しみなく熱量を伝え切れ
・面接はアピールの場。最大限にアピールする準備をして臨め(ただしその場の空気感を壊さない場を読む力も必要。けど読みすぎなくても良い)
・緊張感を味方にし、面接本番に向けて自分を高めろ


この3ヶ月間、うまくいかないことばかりだった。
それでも。
とにかく行動することをやめなかった。
ノロノロペースだけど少しずつでもバージョンアップしていると、自分を信じた。
自分と向き合い続け最終的に強みを認識することができた。

ちなみに終始強い気持ちでいたわけじゃないよ。
もちろん、落ち込んだり、立ち止まったり。
でもそれで良いんです。

そして最終的にはご縁や相性だと思う。
企業にマッチすると思ってもらえるか?
企業側だけでなく、自分も自分が本気で行きたいと思える企業に出会えるか?

ただ行動しないと出会えない。

そして惹き寄せられるかどうかはやっぱり自分次第。

スゴイ社数落ちたことも
お寺で祈りまくったけど落ちたことも
面接でまさかのけちょんけちょんに言われたことも
それらがなければここまで自己と向き合うことはなかったし、自分の強みを見つけてそれを発揮できる場所を考えることもできなかった。
場数をこなす中で苦手なオンラインや、話すこと、アピールすることもハードルが低くなったように思います。
むしろ必要なことだからできないと恥ずかしい、くらいに思えるようになった。

考え抜いて浮き彫りになった強みは自分の自信となって今後、強みを意識していろんな物事に活かすことができるんだろうなあと想像しています。

至極時間がかかったけれど、得られた強みなどは自分の宝!

転職活動期間は様々なことに悩み苦しかったけれど、これから仕事を再開する上ですべて必要な学びだったんだなあ、といまは思えています。
とにかく学びの多い転職活動でした。

これから転職活動を考えている方や、いままさに転職活動をしている方の何かヒントや勇気になると嬉しいです。

また、自分もまだまだ道半ば。
転職を叶えてキラキラしたように見えるあの人もきっと道半ば。
最終ゴールに行ったかのように見えて自分と比べて落ち込んでしまわなくていい。
叶えたいゴールはまだ先にあって、一歩踏み出しただけにすぎない。
焦らずに、自分の道を自分のステップで踏んでいけば大丈夫。
私もここからがまたスタート地点。
これからまた、自分の叶えたい理想に向かって歩き始めます!

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