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中国の食器

食器類の中国語

食器         餐具 ツァン ジューcānjù
碗          碗  ワン
茶碗         饭碗 ファンワン
スープ用茶碗     汤碗 タンワン
小皿         碟子 ディエズ
大皿         盘子 バンズ
ナプキン       餐巾 ツァン ジン 
ナプキンをください  请拿点餐巾纸
ポケットティッシュ  紙巾 ジージン
急須         茶壶 チャー フー
コップ        杯子 ベイー ズ
箸          筷子 クアイズ
フォーク       叉子 チャー ズ
つまようじ      牙签 ヤー チェン

中国の食器

碗・椀 ワン   口が広く、深みのあるもの。湯碗、茶碗、飯碗
盤 バン     料理を盛る大きな平皿。円盤、菜盤
碟 ディエ    小皿。盤より小ぶりで円形
盆・盆子 ベン・ベンス 盛り付け用の鉢。盤よりやや深い。
  ヂョン    深鉢。中華丼から蒸スープ用
鍋 グオ     鍋の総称。
火鍋 フオグオ  中央に煙突のついた鍋料理に使う
汽鍋 チーグオ  中央が煙突状になっていて蓋をして蒸してスープを一緒にとる
□鍋 トゥヌグオ 外がアルミで中と蓋と汁受けが陶器
陰陽鍋 インヤングオ 中に仕切り
杯 ベイ     さかずき。酒杯(ちゅうべい)
水杯 ショエイベイ コップ
口湯杯 コウタンベイ 湯のみ
竹筒 スゥヌトゥン スープ用
竹の皮       蒸しものを包む


中国の陶磁器 CHINA


唐時代~元、明時代の1000年近くつくられた陶磁器
「窯」= 中国語で「陶」
窯で焼いた器=「陶器」

■BC9000年~前漢AD0年古代 土器

土器:ろくろを使わず手捏ねで製作
   碗、鉢、三足土器、丸底壷
新石器時代(BC5000年頃):絵具で格子目文、曲線文、菱形文の連続文
             人面文、魚文、獣文、人物文、鳥文
  彩陶、黒陶、灰陶、白陶灰釉陶、鉛釉陶

■後漢~三国時代(25年ごろ~)
漢時代:鉛彩陶器 
土中で銀化という銀色の被膜を彩面に生じる
実用でなく副葬用
三国時代(220年~280年頃):青磁 表面に青磁釉がかけられる
    生活器、青銅器を写したもの、周囲に装飾を施した特殊な形の副葬品など

■南北朝(300年ごろ~)
「南青北白」 青磁と白磁は別の窯で焼かれる
青磁:生活器中心
白磁が登場

■唐(600年ころ~)
「唐三彩」 白地に褐色、緑、黄などの色彩をかけたもの
壷、瓶、水注、盤、碗、燭台、香炉などの生活用品
馬、人形、家具などの副葬品
「陶俑」=陶製の人形 ※秦(BC200年)の始皇帝の「兵馬俑(へいばよう)
青磁:オリーブグリーンの深い青緑色
白磁:化粧土を素地に施し透明釉をかけたもの

■遼・北宋・南宋(900年ころ~)
「白彩刻花」「白彩黒掻落し」「白彩黒花」 装飾性が強く絵画的な意匠
・華北一帯の磁州窯:白い化粧土の上に黒の素朴な意匠
中国最大の民窯
・華南:華北をはるかに越える生産量 南青北白の区別なくなる
中国最高の官窯「景徳鎮窯」「龍泉窯」
白磁:無紋、彫り、連弁文を浮き彫りにしたもの、型押し・型切り(大量生産用) 燃料が薪から石炭に変わり色が少し黄味がかる
北宋時代:青磁「砧青磁」 美しい粉青色
南宋時代:黒彩磁器「天目茶碗」~曜変、油滴、のぎめ、木葉
「天目茶碗」は日本の茶人に珍重され、現代まで使われている

■元・明・清(1250年ころ~)
元時代:景徳鎮窯の白磁、青磁、釉裏紅(ゆうりこう)
青磁:青緑色になり飛青磁とよばれる斑紋のある青磁も焼かれる
白磁:白磁にコバルトで絵付けした青花=染付のこと
釉裏紅(ゆうりこう): 銅の顔料で絵付けしたもの

■明時代(1360年ころ~)
景徳鎮のみ発展
宣徳年間(1400年~)から「大明宣徳年製」のような官窯銘を表示することが制度化
五彩、緑彩、金欄手:無駄のない絵付け端正な美しさ
日本、ヨーロッパの陶磁器に影響
ヨーロッパへの輸出はアヘン戦争(1840年~)により終わる

■清時代(1610年ごろ~)
中国絵画、余白に詩を書いたもの、ヨーロッパの人物が描かれたものなど多彩に
技術的に西洋工芸の影響から非常に精巧な優れたものが生み出され現代まで続く



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