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狂った世界を生きてきたんだ

来てくださってありがとうございます。これは、日常の心境を綴っただけの散文です。有益さはこれっぽっちもありませんし、すごーく個人的な感情ばかりです。それでもよければお進みください。




「人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。(大前研一)」


これを初めて聞いたのは大学生の頃だったか。あぁなんと本質を捉えた言葉だ! と、あれよあれよと感動してしまった。いや、それもそのはず、実はこの言葉は、ワナビーな大学生こそよく効くように出来ている。「私はこんなはずじゃない」と、欠けた心を持った若者にこそ、その欠けて弱った部分に直接投薬されてしまうような言葉だ。

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新刊『小さな声の向こうに』を文藝春秋から4月9日に上梓します。noteには載せていない書き下ろしも沢山ありますので、ご興味があれば読んでいただけると、とても嬉しいです。