2年くらい前にエレキギターを買ってからコードでジャカジャカするだけで全く進歩せず自力に限界を感たので、今年の頭からギターレッスンに通い始めた。
レッスンはチケット制で、空いてるコマに空いてる先生が都度就くシステムで、初心者向けのカリキュラムをなぞっていくのではなく、自分で弾きたい曲を都度申告してそれを教えてもらっている。曲の中になにかしらの奏法が出てくれば、それを重点的に教えてもらうことはできるのだが、いわゆる「基礎を1から」といったレッスンではないので、そのあたりを自力でカバーすべく教則本を買ってみようと思い、冒頭のイラストの通り「ギター　初心者　本」で検索をした。すると、野村義男氏の教則本を薦める情報がたくさん出てきた。出版時期は古そうだけど、ギターの仕組み自体は時を越えて大きく変わることはないだろうから今も十分素晴らしい本なんだろうと思い、さらに検索を進めると何冊か出されているようだった。・・・が、いずれも絶版だった。

というわけで、現行本で探し直してたどり着いたのが7月に出版されたばかりのROLLYさんの教則本。これが最高の1冊だったので、時空を越えて20年前の自分に紹介したい。

1日5分の3カ月プラン。5分なら継続が苦手な自分でも続けられるかも…！という前向きな気持ちにさせてくれる、ありがとうROLLYさん。
日次のレッスンページは主に以下の構成で、やさしく学べるたっぷりの情報量。

• 練習フレーズの譜面

• 弾き方のコツ（右手、左手ごとに）

• 実際の手元の写真

• YouTubeのQRコード

• 付属CDの音源もあり

なお、デイリーレッスン以外にもイントロダクションパートがあり、そちらも充実の情報量。

• ストラトタイプ、レスポールタイプごとの各部の名称と機能の写真

• 構え方

• フォーム

• ピックの持ち方

• Tab譜の読み方

• チューニング方法

• 弦の弾き方

• アンプの使い方

• エフェクターの種類

• 楽譜の読み方

イントロダクションもパートによって、日次レッスン同様に動画のQRコードも付いていて、今日初めてエレキギター買いましたといった人が一番最初に手にするなら絶対にこれだ！と思える親切丁寧な内容だった。20年前にこの本に会えてたら私は今頃立派なギタリストになって東京ドームや武道館を沸かせていたかもしれない。どうして20年前にこの本がなかったんだろう…。あの頃はYouTubeもQRコードもなかったけど！

とはいえまだ7日目のカリキュラムを終えたところなので、きちんと継続して3カ月やり終えたらまた改めて感想をまとめたいと思う。