第五回クリエイター紹介「夜山なつめ」さん!!
今回ご紹介するのは、小説家の「夜山なつめ」さんです!
筆者も小説を書いているため、今回のクリエイター紹介はとても親近感の沸く企画となりました。夜山さんの小説は、『現実ラブコメはアニメのように甘くはない』というタイトルです。
筆者も拝読させていただきましたが、タイトルのように現実で起こり得る出来事、そして心情描写が繊細に、センチメンタルに表現されていると感じました。学園ものラブコメですが、普通の学園ラブコメとは異なるような、現実で「あるよなぁ」ということを鮮明に描いている作品です。
そんな「夜山なつめ」さんの
①「きっかけ」や「人柄」
②作品について
をご紹介していきます!
以下、作者作品紹介コメント
"高校2年生、今の俺は青春しているとは言いがたい。ラブコメ作品では主人公は何だかんだ言ってヒロイン全員から好かれている。しかし現実でそんな展開は起こり得ない。
いつかこの何でもない日々に戻りたいと、青春していたと、そう思える日が俺にも来るだろうか?"
ネタバレしないように作品と作者の魅力をお伝えしていきます!小説リンクは以下からです。青春時代真っ盛りな人も、過ぎてしまった方も、別々の楽しみ方ができると思いますので、是非ご覧ください!
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①「小説を書き始めたきっかけ」と「人柄」
夜山さんが小説を書き始めたきっかけは「小説を読んで自分で書きたいと思った」からだそうです。影響を受けている作品として『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』を挙げていましたが、この作品に大きな影響を受けていると感じました。
後述しますが、夜山さんは現実のちょっとした日常の中にある機微や自分の中で発生した感情に対して真摯に向き合っています。その姿勢が作品にも反映されていると、筆者は感じました。
それでは、その作品『現実ラブコメはアニメのように甘くはない』はどのような作品なのでしょうか。
②どんな作品なのか
『現実ラブコメはアニメのように甘くはない』は夜山さんが初めて書いている作品だそうです。
拝読させて頂いて、他の学園ラブコメと異なるところとして、率直に感じたことがあります。それは「主人公が鈍感」ではなく、「しっかりと自覚している」ところであると思いました。
以下、本文を抜粋
”本当は自分自身のため、自分が傷つきたくないから。今日まで綺麗事の逃げ道をつくり・・・(中略)・・・自分を正当化していた。それが自己欺瞞だと分かっていても”
小説を書いている時に気をつけていることを伺ったところ、夜山さんは「現実世界のラブコメ」で「現実離れしないように」ということに注意して書いているとおっしゃってました。
とりわけ、作品を読んでみると、まさに「自分の中に出てくる素直な感情」を無視することなく、綺麗な面から汚い面まで、書き出しています。一個人の感情を詳細に描くことで、表面で見せているものと、内面で感じているもの、つまりは多面的に一個人を表現しています。
これは人間が、一つの顔だけではなく、多数の顔を持っていることを表現しています。まさに現実的であり、表面上は簡単な出来事として終わりますが、内面では複雑で、さまざまな思いを抱いている人間ならではの、リアルな姿だと感じました。
そうでありながら、ラブコメとしての面白さも十分に備わっています。自分や周りの人たちと関わっていくことによって、自分の気持ちの変化や本当の気持ちに気が付くという王道の要素もあります。
まだ完結していないですが、筆者もどのような決断を主人公がするのか楽しみにしております。
まとめ
今回は、小説家のご紹介ということで、「夜山なつめ」さんの作品を読ませていただきましたが、とても共感する部分が多かったです。「現実に沿った」問題に主人公が人と関わっていくことで「自覚的に向き合う」場面が多く、それを文章として言語化することで、誰しもが感じて、思っていたことの共感を生み出す物語だと感じました。
夜山さんのご活躍に今後も注目です!!
作者情報は以下から!!
夜山なつめ(作家)
コメント:今書いている作品が初めて描く作品なので上手くできてるかは分かりませんが主人公に共感をして貰えるように作っています。
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