立川には用があって良く来るのだけど、西東京一番の大都会の割には食のレベルがそこまで高くはない。

大好きな餃子の店と、ラーメン二郎があるので、私的にはこと足りてるのですが、実は都内屈指の名バーガーがこの街にはあるのです。しかも、これがあまり知られていない。いやはや、なんともおトクな話ですね。

実は私、都内のバーガー屋にはちょっと詳しい方だと自負しております。
大体の都内の有名店はまわり、さらに訪問先の店の店主の方々から評判を聞きつけた穴場の店にも出没したりしているのです。

で、そんな私のハンバーガー遍歴は追々ご紹介するとして、今回の立川の名店の話に移りましょう。

立川駅南口の飲み屋街を抜けた大通り沿いにある、アメ車のフロントが豪快に飛び出したこちら「Old New Diner」さんですね。

店内も純アメリカ調な雰囲気で、いかにもバーガー屋って感じです。

で、この店の入ってすぐのところにある鏡を見ると、これまた駒沢の名店「AS Classic Diner」の文字が。
伺ったところ、やはり独立前はASで働かれていたとのこと。AS出身という方のお店は珍しい。お店の方と話していても、いまAS出身で独立してパテを焼いているのは恐らくこちらだけと。

なんと！ASほどの名店ながら、その流れを汲む唯一の方なのですね。
これは貴重です。

で、メニューも確かにASっぽい。
ASはバーガーだけでなく、あくまでもアメリカンダイナーとして色々出していらっしゃるのですが、こちらもスターターからミートローフなどメイン類、タコスまでかなりメニュー数は多い。

でも、やっぱりハンバーガーを食べにきたのでサイドメニューはガンボのスープ程度にして、メインは初めての店で必ずお願いするダブルチーズバーガーに。
いやあ、さりげなくガンボがあるのが良いですね。

こちらがガンボ。
オクラを使ったニューオーリンズの伝統的なスープですね。

少しスパイシーな仕上がりですが、トマトベースのスープに、クタッとしたオクラ、グリルされたチキン。
うん、旨い。スターターとしては最適です。

で、お待ちかねのバーガーの登場です。

うおお、なかなかの面構え。
チーズのメルティング具合が堪りません。パテは見ただけでAS譲りの肉々しさが伝わってきますね。しっかり炭火焼です。

食べて気づくのは、荒々しいチョップドな肉はもちろんですが、パテと野菜の間のソースがめっぽう旨い。
BBQソースですかね。しかも、しっかりグリルされて旨味抜群の玉ねぎとよく合う！このソースのおかげで、このボリュームでもしっかり味にエッジが立ちます。いやあ旨い！

あと、この写真でわかりますかね。下のバンズがかなり分厚いのですよ。
グルメバーガーあるあるなのですが、こうした大きさ故、食べ進めていくとバンズがズレてしまって、最後までパテとバンズが一緒に楽しめないってことが結構あるのです。もちろん、その対策として多くのバーガー屋さんはスティックを刺して提供しているのですが、それでも終盤戦はなかなか難しかったりします。

でも、これだけバンスがしっかりしてると、最後までバンズを楽しめます。
かなりパテ自体がチョップの感じと塩胡椒で主張が激しいですから、このバンズは頼もしい。

いやはや、確かにボリュームは満点ですが、味も抜群！
BBQソースを使ったり、グリルした玉ねぎを使うってありそうであまりないです。
ASの流れは感じながら、さらに旨い。いやあこれ、正直本家超えてるんじゃないですか？笑

てか、個人的に、実はあまりASが好きではないので、ここが立川にあるのはすごく嬉しい！好きじゃないっていうのは、味以外のところとかですよ。あそこ喫煙可だったりするので。

しっかし、Old New 旨い！絶対また来よう。