やはりKindleのダウンロード速度はまちがっている。

Kindle for PC、Kindle for Macと立て続けにKindleの急所であった部分を補い、徐々にアルティメットな存在になりつつあるKindle。
しかし、最近更新されたiOS版で最大40%も改善する余地があるほどKindleはダウンロード速度が遅いことが明るみに出たのです。体感では実感していた人も多くいたようですが。

その事実を確認するべく、月刊少年シリウス2015年3月号を使って、eBookJapanのiOS版リーダー「ebiReader HD」と比較した結果

ebiReaderHD 11分37秒
Kindle for iOS 11分35秒

という結果になりました。え、ebiReaderHDの方が遅いって?と思ったあなたは大事なことを知っていません。eBookJapanのコンテンツはKindleの3倍のデータサイズなのです。実に570MB!(PC版サイトの公称値です)なお、Kindle for iOSは155MB(PC版サイトの公称値です)、単純計算で3.6倍の差があるのです。つまりKindle for iOSのダウンロード速度は改善してもebiReaderHDの3.6倍時間がかかっていることになります。

さて、改善したiOS版でこの差…他のプラットフォームではどうなるだろうとKindle for PCとebi.Reader4(PC版)で比較してみました。その結果…

ebi.Reader4 6分6秒
Kindle for PC 30分

ダウンロード時間でも5倍の差が出てしまいました。忘れていけないのはここに更にサイズ差が3.6倍あることです。実に18倍もの差が開いています。

おそらくユーザー数の違いによる負荷の違いであったり速度制限を予めしていたりなどAmazonの努力でどうにでも改善されてしまう差で、この差も簡単に埋めていってしまうんだろうなぁ…と考えてしまいますが、現状PC版では

Kindleで雑誌を買うくらいなら近くのコンビニに買いに行った方が早い

という事実忘れずにKindleはユーザー目線になったほうが良いと思います。

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