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ヴァルモニカについて

割引あり

ゆず(https://twitter.com/citrus_lil__)です

今回は「LEGACY OF DESTRUCTION」で強化された「ヴァルモニカ」について

知りたい項目へ目次から飛べるようになっています
サイドチェンジ以降の項目が有料部分になりますが、基本的なことは無料部分だけである程度わかるようになっているので無料部分だけでも見てもらえると嬉しいです


1.「ヴァルモニカ」カードの解説

今回もテーマカードの紹介・解説から
テキストや基本的な裁定を知っている方はこの項目は飛ばしてもらっても構いません

1-1.モンスター

”天使の聲”、”悪魔の聲”

以下、”天使”
以下、”悪魔”

「ヴァルモニカ」の核となる2枚
”天使”と”悪魔”が対になっており、それぞれが対をスケールに置くことができる

スケールではそれぞれLPが回復した時・ダメージを受けた時に”響鳴カウンター”を置く効果に加え+αの効果を持つ
場ではそれぞれ通常魔法・通常罠のLPが回復した時・ダメージを受けた時の効果をコピーできる

”天使”と”悪魔”をスケールに置き、魔法罠+コピーで”響鳴カウンター”を3つ以上置くことが目標となる

”天魔の聲選姫”

以下、”天魔”

サーチは特殊召喚時には反応しないので要注意
回収効果は”天使”か”悪魔”の手札コストにすることにより損失がなくなる点や、X素材にした後素材から離れた際にそのままリソースになることが非常に優秀である

”ヴァルモニカの異神-ジュラルメ”

以下、”ジュラルメ”

”天使”に”響鳴カウンター”が3つ以上置かれている場合効果モンスター1体でssが可能
モンスター破壊・3回攻撃で捲り、詰めの性質を持つため後攻や先行2ターン目に出していくことになる

”ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ”

以下、”ゼブフェーラ”

こちらは”悪魔”に”響鳴カウンター”が3つ以上置かれている場合効果モンスター1体でssが可能
”響鳴カウンター”を取り除くことで場のカードの破壊耐性付与と相手ターンの魔法罠コピーを持ち、受けと妨害を兼ねている
先行1ターン目で出すことが目標

”響鳴カウンター”を3つ以上置くことが目標なのはこの2種のLモンスターの存在にある

1-2.魔法罠

”ヴァルモニカ・シェルタ”

以下、”シェルタ”

”ヴァルモニカ・ヴェルサーレ”

以下、”ヴェルサーレ”

LPを回復orダメージを受けた後に固有の処理を行うことができる共通効果となっている
スケールに”天使”と”悪魔”が存在していないと”響鳴カウンター”を置くこともできず、適用したい効果を自分で選べないためスケールを揃えることが最優先となることがわかる

”ヴァルモニカ・ディサルモニア”

以下、”ディサルモニア”

前2枚とは異なり”天使”か”悪魔”のどちらかに”響鳴カウンター”を置き、その後に「ヴァルモニカ」通常魔法の固有処理を選んで適用する

役割としてはリソース回復が主に見えるが、”響鳴カウンター”のブーストとしての役割も持っている
1枚で”響鳴カウンター”を2つ置けるので後攻の際に”聲選器”や”ジュラルメ”を絡めた捲りに貢献できる

”響鳴カウンター”を置く処理を行った後に回収を適用するためスケールがないとカードの発動自体ができない→回収のみを目的として使用できないので注意

また、”天使”か”悪魔”でコピーした際には”響鳴カウンター”を置く処理は行えない

公式Q&Aより

”ヴァルモニカ・インヴィターレ”

以下、”インヴィターレ”

デッキから任意の「ヴァルモニカ」をSS・”天使”と”悪魔”のどちらかをEXデッキに送りもう片方をサーチする効果のどちらかを適用できる
どちらの効果も非常に強く、今回の新規で最も強いカードだと感じた

また、速攻魔法のため”天使”や”悪魔”などでコピー不可となっている

天魔の聲選器 ─『ヴァルモニカ』

以下、”聲選器”

①では基本的に足りない方を持ってくることになる

②の効果は先後問わず優秀

  • 先行→相手ターンに罠や”ゼブフェーラ”のコピーで”響鳴カウンター”を置き妨害の追加

  • 後攻→”響鳴カウンター”を置き捲りの手数の1つになる

可能であれば”聲選器”を経由し展開をしていきたい

・”律導のヴァルモニカ”

以下、”律導”

対象を取らない”サイクロン”か”強制脱出装置”を選んで適用できるが、重要なのは「ヴァルモニカ」Lモンスターが存在すると両方適用することができること

前述の通り相手ターンに”響鳴カウンター”を置き”聲選器”の②の効果を発動するためのトリガーにもなる

また、スケールに「ヴァルモニカ」Pモンスターが存在していればモンスターゾーンに「ヴァルモニカ」モンスターが存在していなくても発動することができる

こちらも公式より

採用したカードの紹介や簡単な説明は以上

  • ”ヴァルモニカ・イントナーレ”

  • ”選律のヴァルモニカ”

以上の2枚は非採用のため紹介は割愛させていただく

・簡易まとめ

  1. スケールを揃え魔法を発動

  2. P召喚した”天使”と”悪魔”で魔法をコピーし”響鳴カウンター”を置きつつカードを増やす

  3. 「ヴァルモニカ」Lモンスターを出す

というようにデッキを動かしていく


2.デッキレシピ

先日のメルカバー杯で使用したもの
それぞれ紐解いて解説していく

2-1.メインデッキ

サブギミックは必要なく、テーマカードと汎用で固める方が良いという結論に

「ヴァルモニカ」は2枚の組み合わせ初動デッキのためギミック外のカードを増やすことによる恩恵も少ない

現在使用する上で必須だと考えている枠、自由枠が少ないのが見て取れる

残り3-4枠は誘発やギミックの増加に充てることになるが、今回は2種の誘発を選択
無効系があまり強くない環境であれば”無限泡影”も固定枠からは外れていくため、環境の変化はしっかり見ていきたい

2-2.エクストラ

まず反省・改善点が1つずつある

・反省点
”No.41 泥酔魔獣バグースカ”を複数枚採用しなかったこと

2枚目以降が採用されていれば負けたゲームが勝ちになったかもしれない、といったゲームが複数回発生した

以下は実際にあったケースのうちの1つ

  • 誘発で展開がグダり、”バグースカ”単騎+スケールに”響鳴カウンター”が3つ置かれていない状態でターンを渡す

  • ”バグースカ”が”S:P リトルナイト”で処理されるが、”天魔”の回収は通る

  • ”バグースカ”処理のためにリソースを割いており、その後伸びずターンを渡される

  • ”天魔”に誘発を打たれ、攻め手がなくなる

といった状況で手札に”悪魔”が存在していたため、”悪魔”をP召喚し2枚目の”バグースカ”を出すことでもう1ターングダらせて勝ち筋を作れた可能性があった

・改善点
”No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ”の採用

これはメルカバー杯終了後に知人に教えてもらった1枚、”悪魔”のスケール効果の打点ダウンを綺麗に利用できる
”灰流うらら”を受けてしまう部分はあるが、”ラグナ・ゼロ”で”うらら”を受けられるなら上々と言えるだろう
フリーチェーンで発動できるため、バトルフェイズに入り発動することで”エフェクト・ヴェーラー”をケアしながら盤面処理しつつ”アーゼウス”に向かうことも

・”サロス2種”
例として以下の状況から

  1. ”天使”と”悪魔”で”響鳴カウンター”を置きつつ”ナンナ”をL召喚

  2. ”ナンナ”を適用して”クルヌギアス”で2面処理

  3. (バトルで1面処理)

  4. ”クルヌギアス”を”ゼブフェーラ”へ変換

というように最大3面処理しつつ蓋をする

次回以降使用するなら以下のエクストラを使用する予定

”バグースカ”3枚は諸説

2-3.サイドデッキ

・”幻創龍ファンタズメイ”
個人的に今期のお気に入りカード
盤面に残れば返しのターンに対象を取る妨害を1つ受けれたり、単純にハンドの質を整える役割も良いが、機能しない対面も一定数存在しているため今後も採用していくかは環境次第

・”冥王結界波”
分布は少ないが「粛声」や関西では固定の使用層がいる「アダマシア」「インフェルノイド」等の展開系へ入れる枠として

・”コズミック・サイクロン”
ほぼ”魔封じの芳香”1点狙いだが、「ふわんだりぃず」や「神稗」を見る枠と兼ねてはいる
"魔封じ"が今後抜けていくようであれば優先度は低い

・”紅蓮の指名者”
全対面の先行で採用
”ゼブフェーラ”で”羽根帚”のような盤面破壊は受けられるため、初動や”拮抗勝負”などのギミックで受けが悪いカードを弾く
相手のハンドを見ることで妨害の打ち方を把握できるのも良い

・”異次元グランド”
「炎王」や「インフェルノイド」、同じく強化された「ライトロード」などの先行時に投入していたが、先行展開が通れば”グランド”がなくとも押し切れたため過剰気味であったと感じた

他に先行用カードの採用候補として
・”墓守の刻印”
・”嗤う黒山羊”
・”サモンリミッター”
などを検討していた

中でも”嗤う黒山羊”は”天使”・”悪魔”の手札コストとしても強く使えるのが良く、メインからの採用も検討ができる


3.展開例

構築上の最大展開

”ゼブフェーラ”+”バグースカ”+”律導”+”聲選器”
スケール+EXデッキに”天使”or”悪魔”


”響鳴カウンター”は天使”に1つ・”悪魔”に3つ置かれているパターンが多い(増減する場合もある)

  • ”バグースカ”による拘束

  • 魔法罠破壊・モンスターバウンス2回

  • コントロール奪取

  • 相手モンスター攻撃時L召喚

と、見た目に反し意外と固い盤面になっている

”バグースカ”のX素材になった”天魔”がそのままリソースを兼ねており返しの攻め手も確保されている
また、墓地利用の多いデッキ対面であれば”バグースカ”を”深淵に潜む者”に変えたりもできる

上記の盤面を目指すことを基本としている

展開自体は”ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム”や「斬機」ギミック等を用いてさらに伸ばすことはできるが、比較的誘発受けが良い「ヴァルモニカ」の強みを殺してしまう形になってしまうことや現状これ以上の展開をしなくても盤面強度が事足りているため不採用

以下では組み合わせによる展開例をいくつか紹介する
※”天使”or”悪魔”どちらでも良い場合、”悪魔”を持っていた想定とする

・”天使”or”悪魔”+”天魔”

  1. ”天魔”をコストに”悪魔”の①発動、”天使”をスケールに置く

  2. ”天魔”を回収しns、”シェルタ”をサーチ

  3. ”シェルタ”発動、”インヴィターレ”をサーチ("悪魔"の”響鳴カウンター”1つ)

  4. ”インヴィターレ”発動、”天使”と”悪魔”をサーチ・EXデッキに送る

  5. ”天使”と”悪魔”をP召喚、”悪魔”で”シェルタ”をコピーし”ヴェルサーレ”サーチ("悪魔"の”響鳴カウンター”2つ)

  6. ”ヴェルサーレ”発動、”律導”を墓地に送る("悪魔"の”響鳴カウンター”3つ)

  7. ”天使”で”ヴェルサーレ”コピー、めくれた「ヴァルモニカ」カードをサーチ("天使"の”響鳴カウンター”1つ)

  8. 1体で”ゼブフェーラ”をL召喚、”天魔”をX素材に含め”バグースカ”をX召喚

・盤面
”ゼブフェーラ”+”バグースカ”+墓地に”律導”
スケール+EXデッキに”天使”or”悪魔”

・”天使”or”悪魔”+”ヴェルサーレ”+コスト1

  1. ”悪魔”の①を発動、”天使”をスケールに置く

  2. ”ヴェルサーレ”発動、”天魔”を墓地に送る("悪魔"の”響鳴カウンター”1つ)

  3. ”天魔”を回収しns、”シェルタ”をサーチ

  4. ”シェルタ”発動、”インヴィターレ”をサーチ("悪魔"の”響鳴カウンター”2つ)

  5. ”インヴィターレ”発動、”天使”と”悪魔”をサーチ・EXデッキに送る

  6. ”天使”と”悪魔”をP召喚、”悪魔”で”シェルタ”をコピーし律導”サーチ("悪魔"の”響鳴カウンター”3つ)

  7. ”天使”で”ヴェルサーレ”コピー、めくれた「ヴァルモニカ」カードをサーチ("天使"の”響鳴カウンター”1つ)

  8. 1体で”ゼブフェーラ”をL召喚、”天魔”をX素材に含め”バグースカ”をX召喚

・盤面
”ゼブフェーラ”+”バグースカ”+”律導”
スケール+EXデッキに”天使”or”悪魔”

・”天魔”+”シェルタ”+コスト1(分岐あり)

・Aパターン

  1. ”天魔”ns、”聲選器”をサーチ

  2. ”聲選器”発動、”悪魔”をサーチ

  3. ”悪魔”の①を発動、”天使”をスケールに置く

  4. ”シェルタ”発動、”インヴィターレ”をサーチ("悪魔"の”響鳴カウンター”1つ)

  5. ”インヴィターレ”発動、”天使”と”悪魔”をサーチ・EXデッキに送る

  6. ”天使”と”悪魔”をP召喚、”悪魔”で”シェルタ”をコピーし”ヴェルサーレ”サーチ("悪魔"の”響鳴カウンター”2つ)

  7. ”ヴェルサーレ”発動、”律導”を墓地に送る("悪魔"の”響鳴カウンター”3つ)

  8. ”天使”で”ヴェルサーレ”コピー、めくれた「ヴァルモニカ」カードをサーチ("天使"の”響鳴カウンター”1つ)

  9. 1体で”ゼブフェーラ”をL召喚、”天魔”をX素材に含め”バグースカ”をX召喚

・盤面
”ゼブフェーラ”+”バグースカ”+墓地に”律導”+”聲選器”
スケール+EXデッキに”天使”or”悪魔”

・Bパターン

  1. ”天魔”ns、”インヴィターレ”をサーチ

  2. ”インヴィターレ”発動、”天使”をサーチ・”悪魔”をEXデッキに送る

  3. ”天使”の①を発動、”悪魔”をスケールに置く

  4. ”シェルタ”発動、”ヴェルサーレ”をサーチ("悪魔"の”響鳴カウンター”1つ)

  5. ”ヴェルサーレ”発動、”天魔”を墓地に送り回収("悪魔"の”響鳴カウンター”2つ)

  6. ”天魔”と”悪魔”をP召喚、”悪魔”で”シェルタ”をコピーし”律導”サーチ("悪魔"の”響鳴カウンター”3つ)

  7. ”悪魔”を素材に”ゼブフェーラ”をL召喚、”天魔”2体をX素材に”バグースカ”をX召喚

・盤面
”ゼブフェーラ”+”バグースカ”+”律導”
スケール+EXデッキに”悪魔”

今回は一例として3パターンを紹介したが、基本的に”聲選器”は素引きしないと展開に絡める余裕がないことがわかる
”聲選器”から上記のモンスターへ繋げて展開していく場合に初めて盤面に”聲選器”に置いて妨害を増やすことができる


始めに記載の通りここまでが無料部分となります
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以降はサイドチェンジ、「ヴァルモニカ」を使用する上での妨害の受け方・「ヴァルモニカ」対面の妨害の打ち方について記載しておりますので、興味のある方は投げ銭感覚で購入していただけると嬉しいです

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