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行政が「褒められる」こと

まぁ少ないですね。
個人的に、なら結構あると思います。
「親身な対応をしてくれてありがとう」とか「迅速に交付してくれてありがとう」とか。

ただ、行政という組織として褒められることってかなり少ない(耳にしない、目にしない)と感じるのはなぜでしょう?

これ

①目に見えない(見えづらい)
形に見える「商品・サービス」がある民間企業に対して、行政の業務は表に出づらいものが多い。
「こんな素敵な商品を作ってくれて超便利!最高!」とはなるけど、「補助金を支出してくれてありがとう」とはならない(聞かない)

②価格が分からない(分かりにくい)
行政の行う業務には個別の価格設定がない(施設使用料とか住民票の発行手数料とかは例外として)ので、自分の受けた便益の対価が分からず「こんなに良いサービスをこんなに安く!?」みたいな評価にはならない。

とかこんな感じでしょうか。

個人的に褒められて伸びるタイプと思っていることもあり、「基本日陰」の行政にいると「もっと褒めてくれてもいいのに」と思うこともしばしば。
※自分のことではなく、行政の事業の成果に対して


そんな中、今日「線状降水帯の影響で杉並区の善福寺川が氾濫しそう」というニュースが出ていました。

2度目の南相馬派遣の直前は、杉並区の地域課所属で、よく所管施設である地域センター近くの川が溢れそうになっていたので、「あぁ…またか」と思っていました。

しかし、

今日、「地下神殿」と称される地下貯水池の威力が、目に見えて発揮されたことに対して「賞賛」とは少し違いますが、ポジティブな意見が多く見られていました。

もちろん、「行政の仕事全部褒めて!」という訳ではないですが、しっかり成果が出たことについては正当に評価をしてほしいと思います。

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