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陰謀論の解剖

【原題】Anatomy of a Conspiracy Theory
【掲載】
The Martyr Made Substack
【著者】
Darryl Cooper

やあ、みんな。前回のエプスタイン(Epstein)のエピソードでは、いろいろなものを投げかけたのはご承知の通り。ピザゲート陰謀論の要約の中で、私はたくさんのアートやその他の画像について説明したけど、(アートについて)自分で判断できるように、私が話していたことをお見せしようと思いました。

警告:これらの画像の中には、見る人によっては非常に不愉快になるものがあります。

この人がジョン・ポデスタ(John Podesta)だ。彼はアメリカ進歩センター(Center for American Progress)の創設者であり、ビル・クリントン(Bill Clinton)のホワイトハウス首席補佐官、ヒラリー(Hillary)の2016年選挙キャンペーン・マネージャーを務めた。

2016年にジョン・ポデスタの電子メールがウィキリークス(WikiLeaks)によって公開されたとき何人かが、ピザや他の食べ物について触れてるのを見つけたが、文脈から外れ、あまり意味をなさないように思えた。そのため、それらが小児性愛者の隠語だと判断したのだ。私が調べた限りでは、ピザと小児性愛の関連付けは、ピザゲートが起こる数年前に4Chanからもたらされたものだ。長年の4Chanのアノンに聞いたところでは、一時期、この掲示板は子供の露骨な画像を投稿しようとする荒らしに悩まされていたそうだ。掲示板は、検索エンジンに引っかかるであろう淫らな関連画像が大量に出てこないようにするために、児童ポルノの代わりにチーズピザという用語を採用した。彼は確信しているようだったが、私が知っていたことは彼が私に話してくれたことだけだ。つまり、ピザが小児性愛のコードであるという考えは、人々がポデスタのメールにコードを適用し始めたときにはすでに、世間に広まっていたようだ。

ポデスタのメールには、コメット・ピンポン・ピザ(Comet Ping Pong Pizza)というワシントンDCのピザ屋に関する記述が12回ほどある。この店は音楽活動を主催しており、主催していたバンドのひとつにSex Stainsというバンドがある。これは、Sex Stainsの2つのミュージックビデオのうちの1つから2枚の画像を紹介しよう。

ブロック上の三角形の中に渦巻きが描かれたシンボルに注目してほしい。下の画像はビデオの最後のフレームで、つまり、彼らがビデオの最後を飾ることに決めた画像である。さて、小児性愛者たちが互いを識別するためによく使うシンボルについて記述した機密解除されたFBIの文書がここにある。

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コメット・ピンポン・ピザの2軒隣には、ベスタ・ピザ(Besta Pizza)という店があった(現在は営業していない)。ピザゲートの物語が表沙汰になる前、これがベスタ・ピザのロゴだった。

ピザゲート説が公になった後、彼らはすぐにロゴをこれに変えた。

また、ポデスタの電子メールには、パフォーマンス・アーティストのマリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramovic)から、彼女がスピリット・クッキング(Spirit Cooking)と呼ぶディナー・イベントへの招待状が届いていた。これがマリーナであり、スピリット・クッキング・イベントの一場面である。

壁の文字は豚の血で書かれている。ここには、豚の血にまみれた幼児の人形が置かれている。

そしてもうひとつ。

さらにもうひとつ。

これらの光景は、スピリット・クッキングの食事の舞台であり、その中には母乳や経血に見せかけた飲み物も含まれていた。以下は、アブラモヴィッチのディナーの画像である。

2枚目の写真はレディー・ガガ(Lady Gaga)。こちらはグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)との1枚。

次に人々は、ジョン・ポデスタの兄であるトニー・ポデスタ(Tony Podesta)が所有し、賞賛していた美術品やアーティストを掘り起こし始めた。ジョンとトニーは1988年にポデスタ・グループ(Podesta Group)を立ち上げ、ワシントンDCで最も強力なロビイング会社のひとつとなった。2人は密接に協力し、クリントン・ネットワークにおけるジョンのインサイダー的立場を利用して、ポデスタ・グループのクライアントにアクセスを提供した(2016年にヒラリーが大統領選で負けたほぼ直後に閉鎖したため、この会社はほとんどクリントンとのつながりに依存していたのかもしれない)。ともあれ、これがトニー・ポデスタで、自宅にあるお気に入りの美術品のひとつとポーズをとっている。

この作品は『ヒステリーのアーチ(The Arch of Hysteria)』と呼ばれ、ルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)というアーティストによって制作された。このアーティストの意図とはほぼ間違いなく無関係だが、連続殺人犯ジェフリー・ダーマー(Jeffrey Dahmer)の犠牲者の一人の写真を誰かが掘り起こし、切断された頭部を含む類似性に注目した。

同じ画家が描いたスケッチをいくつか紹介しよう。これは父と息子と呼ばれている(人々は“息子”のペニスの状態に注目した)。

2014年、ワシントンライフ誌がトニー・ポデスタの自宅とアートコレクションを紹介した。ブルジョワの彫刻の表紙写真のほか、記事に添えられた写真をいくつか紹介しよう。

ビリャナ・ジュルジェヴィッチ(Biljana Djurdjevic)という画家の作品を詳しく見てみよう。

ポデスタの自宅とアート・コレクションに関する記事に掲載された別の写真。

そして、同じ画家によるこの2枚の絵を詳しく見てみよう。

インタビューで創作の過程について尋ねられたとき、彼女はこう答えた。

「ジャンキーな小説から純粋な芸術小説まで、たくさんの本を読み、ほぼ見ないが部屋に置かなきゃダメな24時間映るテレビにはまり、平凡な日々を過ごしてきた私の思考の集大成なのかもしれないが、貧困と闘い、人知れず地上から消えゆく老人を見たり、あるいは小児性愛の犠牲者を見たりと、残念ながらわたしには想像力は必要なかった

ポデスタが所有しているものと同じシリーズから、彼女の絵をいくつか紹介しよう。

トニー・ポデスタは2004年のインタビューで、パトリシア・ピッチニーニ(Patricia Piccinini)という彫刻家をお気に入りのアーティストのひとりに挙げている。彼女の作品をいくつか紹介しよう。

トニー・ポデスタは別のインタビューで、イギリスの"アーティスト"であるキム・ノーブル(Kim Noble)の名前を挙げた。“アーティスト”と引用符で囲んだのは、ノーブルが統合失調症と解離性同一性障害(多重人格障害)を患い、主に子供たちが受けている過激な性的虐待の雑な絵を、描いているからである。ノーブル自身、1歳から3歳の間に繰り返し悪質な性的暴行を受け、精神病院への入退院に人生の大半を費やしてきた。トニー・ポデスタが敬愛する"アーティスト"の絵の一部を紹介しよう。

エピソードの中で申し上げたように、私は何の根拠もないつながりを主張するためにこれらを持ち出したのではなく、私たちの多くが自分の子供たちを近寄らせたくないと思うであろう人物に、社会においてこれほどまでに大きな権力を持たせて良いのかという疑問を提起したいだけなのだ。吐き気を催してる皆さん…おい、警告しただろ。落ち着いて。

***追記***この投稿を見た友人から、ビリャナ・ジュルジェヴィッチのアートについて意見を求められた。ジュルジェヴィッチ自身がインタビューで、小児性愛が彼女の作品にインスピレーションを与えていることを認めていることはすでに知っている。私の友人の意見は、彼女の絵の場面設定についてだった。彼は長年肉屋として、長い期間屠殺場で働いていた。彼は、ジュルジェヴィッチの作品に出てくるタイルの部屋は、屠殺場の屠殺室を思い起こさせる、と言った。以下はその一例である。

彼は、これらの部屋はだいたいタイル張りだと言った。

そして彼は、彼女の絵のひとつに、タイル張りの部屋にいる肉屋たちの絵があることから、ジュルジェヴィッチ自身もそのことに気づいていた可能性が高いと指摘した。絵のタイトルは歯医者に関係しているように思えるが、高いブーツ、厚手の長い手袋、厚手のエプロンから、彼らは肉屋であることがわかる。また、ロザリオを持っているように見える奥の人物と、聖ゲオルギウス十字のようなものを持った右側の人物も興味深い。

とにかく、もう一つ不快なことがわかっただけだ。よし、ギスレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)が刑務所で氷漬けになるまで、この話題は一旦終わりにしよう。良い夢を。

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