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番外:2009年ボカロ1選 hiropon_5thさん「スターフォール」

どうもこんにちは・こんばんは・おはようございますcanna(なんか)です。
ふと、ツイッターにてこんなハッシュタグが目に入ったので、自分も選んでみました。




つい最近初音ミク生誕10周年!などと盛り上がっていたのが、今年はなんとはや15周年。時の流れは残酷です。
そんな長いボカロの歴史の中で、このようなハッシュタグを見ることも珍しくはなくなってきました。


話は変わりますが当方、過去に「ボーカロイダーズ.com」といういわゆるボカロ情報総合サイト的なところに専属レビュアーとして楽曲紹介文を寄稿していた時期がありました。
そのサイトは残念ながら管理人さんの多忙により現在は閲覧不可の状態となっているのですが、その中で先に取り上げた年間1選に選んだ曲のレビューがあったなと思って、PCのデータを掘り起こしてみたところ寄稿文が残っていたのでそれに加筆修正しつつ、蔵出しの記事としてnoteに再うpしたいと思います。
楽曲は2009年ボカロ1選に選んでいる、hiropon_5thさんの「スターフォール」です。



「エアーポケットのような~」という表現を時折目にしますが、この曲にはそんな言い回しがぴったりかも。
打ち込みが主体のバッキングですが、サビや間奏でギターがわーっと入ってくる展開がエモーショナル。
メロディー、歌詞の美しさもあいまって、聴き終えた後に痛烈な切なさが残ります。
時期的に、夏の終わりに聴くとジャストフィットするような気がします。


恥ずかしながら作者様の過去のインタビュー記事を拝見するまで知らなかったんですが、この曲は死別をテーマにした歌なのですね。
それを踏まえて聴いてみると、歌詞の内容の切ないこと切ないこと…
どんなに近くにいた人も、離ればなれになって時が経つにつれ、その人のいない現実に慣れていってしまいがちですが、
時々でも思い出してあげることで、もう会うことのできないその人とも永く繋がっていけるのかもしれません。
死別に限らず、一期一会を繰り返す日常生活においても、同じことが言えるのかな、と思います。
歌詞に込められたテーマを知って、よりいっそう愛着がわきました。


今現在、密な関わりを持つ人達も。過去にはそうであったけれど、今は離れてしまった人達も。
忘れずにいたいし、忘れずにいてほしいものだなと、この曲を聴く度に思わされるのです。




なんか、昔の記事の方が文字数少ないけど、言いたいこと簡潔でスパッと書けてた気がしないでもない!()
こんな感じで、お蔵入りになってしまった楽曲紹介を気まぐれで時々うpするかもしれません。その折はよろしくお付き合いください。



※サムネイルは紹介曲「[初音ミク]スターフォール[オリジナル]」より拝借しました。

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