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「マジカルミライ2019」に行ってきました

(2017ちゃんがめくれている…かなしい…)(あと2019ちゃん見切れてる)


今年も行ってきました。行ってくることができました。「マジカルミライ2019」。
去年、出足が遅くWeb先行予約を逃してからというもの、抽選という抽選にことごとく漏れ、なんとかチケットを手にするも目当ての千秋楽は逃した上A席という苦渋の選択をしたことから、今回は早めのアクションをとり、Web先行予約にも応募、結果千秋楽SS席を勝ち取ることができました。
2017年からマジミラに参戦している自分、3年目にして初の千秋楽SSです。
否応がなしに期待が高まります。


高まっていました。


その後、ご存じ和田たけあきさんの「ブレス・ユア・ブレス」をはじめ、マジミラ2019の公式曲が次々と決まり、ファンの間で今年のマジミラライブに対する様々な憶測が飛び交う中、自分の中では疑念がひとつ、次第に影を差していきました。
(「BYB」に関する物議については省略します、ご存じない方はすまん)
「自分が望むマジミラが、果たしてそこにはあるの?」と。

皆が思い思いの「好きなボカロ」や「ボカロP」に会えて、「ボカロが好きな人」に会えて、「好きなボカロ曲」をライブで聴けて。
大まかにそれが自分がマジミラに望むものです。
が、今年は何かと自分にとっては喉につっかえるものが多すぎました。
いや、「戦場」ってなんやねん。ク○プトンに親でも殺されたんか?仇討ちか?
「文脈」ってなんやねん。国語の授業か?勉強してない奴にマジミラを楽しむ資格はないってそういうことか?


そんな心持ちでした。(ごめんなさい)


それでも年イチの大規模なイベントであるマジミラの、参加3年目にして初のSS席、何だかんだずっと楽しみにはしていて、この度参加してきたわけです、9/1(日)千秋楽。


結論から言うと、「いつもと変わらないマジミラのライブ」だったなという感想でした。
それはけしてネガティブな意味を持つものではなく、しかし膝から崩れ落ちるような大きな感動があったわけでもなく。様々な人々寄せる様々な憶測に自分が揺らいでも、そこにあるマジミラは何ら変わりなくそこにあったなと。ただただ、そういう安堵が個人的にはありました。
いやわからんけど!人によっては歴代最高だったかもしれないし、わだかまりの残るものだったかもしれない。(いずれのご意見もツイッターで拝見しています)
でもこれだけ規模が大きくなって、価値観も多岐に分かれるようになったボーカロイドです。ライブの出来のよさが○か×か△か、公式的な解を下せる人なんて誰もいないと思います。
一意見として甘受してもらえたら嬉しいです。


もちろんセトリにこれまでにはなかった取り組みがみられたということはさすがの自分も理解しています。
まず、王道曲が減ったということ。
誰もが知ってる超メジャー曲は割合減って、「知ってる人は知ってる」ような曲が増えたと思います。
いや、「聴いてない人は聴いてない」の方が近いか?有名曲には違いないんだけど、「好き嫌いに関係なく誰もが聴いたことあるド定番」目白押しではなかったかな、という気がするんです。
なので、今回のセトリでは聴いたことない曲が結構比較的多かったです。
まぁ、楽曲コンテストグランプリである「ある計画は今も密かに」すらまともに履修してなくておっこれいい曲だな?とか思ってた程度の自分なんですが(そこはさすがに履修しろよ)

もう一つが言わずもがな、日替わりで変わる曲目。
「初音ミクシンフォニー」なんかでも東京公演と大阪公演とで曲目が違ったり、スペシャルゲスト()が来たり…といった取り組みがありましたが、今回のマジミラ2019。大阪・東京含め全5日程、日替わりセトリがローテーションという粋な演出。
これにより、好きな曲が聴けたり聴けなかったりで一喜一憂、阿鼻叫喚が多数見受けられました。
こんな演出があったら来年は複数公演参加希望者が急増したりとかするのかなぁ…?
ちなみに自分は今年もライブで「砂の惑星」がくるのを楽しみにしていたので、千秋楽では見事に日替わりセトリにより逃したのがほんの少し心残りだったりしました。からくりピエロ、いい曲なんだけどペンラ振りづらいよ!w


その他、千秋楽ライブで流れた曲に対してこまごまとした感想はあるのですが、ここでは割愛させていただきます。
遡って、ライブ総括の話。
今回のライブで得た感想は、初めてマジミラに参加した感動がそのままパッキングされた一昨年と、2度目の参戦で場馴れした中で素直な気持ちで盛り上がれた昨年と比べると、最もこぢんまりとしたものでした。
無感動、というわけではなく、あぁ、俺の期待する通りのマジミラだったな、というような安堵のため息、のような。

聞くところによると、過去最高の来場者数をカウントしたという今回のマジミラ2019。
伴って、ボカロに対する価値観も多様化してきていることは言うまでもないです。
他人がどうこうという話ではないのは承知していますが、今回のマジミラライブ参戦前の自分は正直、ノイズに振り回されすぎました。
それでも、自分が望むままのライブを見せてくれた今年のマジミラには賞賛の念を送りたいし、また来年も世相はどうあれありのままの姿を見せてくれることを期待して、マジミラには足を運びたいです。


来年のマジミラ2020東京公演はご存じの通り、なんと12月開催。
8月の大阪公演には都合が合いそうにないので来年も東京公演のみの参加になりそうですが、師走の最も慌ただしくなろうかという頃合です。
史上初の「冬のマジミラ」、一体どんなものになるでしょうか。楽しみに待ってます。

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