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マイリスコンピ企画②:#1「出逢い10選」

のっけからギリギリの提出になってしまった新生マイリスコンピ企画テーマその1、「出逢い10選」です。
熟考したいとぬかしてた挙句の結果がこれだよ!!

マイリスコンピ企画の何たるかについては、ここを訪ねてくださってる方の大半はもうご存じでしょうし、前記事でも触れてはいるので今回は割愛。
第1回のテーマである「出逢い10選」ですが、いきなりの難題でした。
出逢いがテーマの曲でもなけりゃどうしたって個人的な思い入れに関わる話になってくるだろうし、内輪話をどういう風にして外向けの話に切り替える?などと、あーでもないこーでもないぐだぐだ考えてるうちに募集期間最終日となってしまいました。
(というか毎月5日テーマ発表なので、9/4くらいまでは期間だろうという勝手な思い込みをしていた)

最終的には思いつくままに自分のこれまでのボカロリスナー人生における「出逢い」にまつわる10曲をまとめてみました。
ギリギリになっちゃったからもうマイリスだけ公開でいいかな!と思いもしましたが解説必須のテーマだと豪語した手前、やっぱここは語らなくては!と一念発起しましてマイリスコンピでは久々の全曲コメントつきです。
よろしければお付き合いくださいmm
P名敬称略。



1. 「サウンド」 song by 初音ミク / baker

「VOCALOIDとの出逢い」①
これはもうツイッターでもnoteでも幾度となく書いてきたなので全く同じことの繰り返しになるんですが、当方が初めてボカロ曲としての魅力を認識した曲、であります。
この曲を使用した派生動画をニコニコ動画で見かけて、プロ顔負けのクオリティに驚くもそれがアマチュアの方の作品だと知ってさらに驚くという二段構えの衝撃。
まさしく、ボカロとの出逢いを語るにあたりこれをおいて他にない、と断言できる思い入れ深い1曲なのです。


2. 「carol」 song by 初音ミク 【ロボだこれー!?】 / baker

「VOCALOIDとの出逢い」②
そして本邦初公開、先の「サウンド」と併せて自分のボカロとの出逢いのきっかけとなったもうひとつの曲、それがこちらです。
たぶんこの曲を引き合いに出したのは今回が初めてのはず…
厳密にはこの動画ではなく、この原型であるデモ版「Robo-Дa-Core」がそれにあたります。
残念ながら元動画は削除されてしまっているのですがタイトルで検索すれば一応聴くことができるのはここだけの話。。
出逢いのエピソードについては「サウンド」と同様。「サウンド」とこれの元版「Robo-Дa-Core」が自分のボカロリスナーとしての扉を開いたと言えます。
ちなみにデモ版なので(?)ヤンデレ要素はこちらより薄めです。


3. 【メグッポイド】transient dream【オリジナル】 / otetsu

「好きなライブラリとの出逢い」
これも何度も言っていることですがVOCALOIDのライブラリの中では当方、GUMI推しです。
GUMIの適度に人間味がありながら、かつ人間臭すぎないボカロとしてのいい意味での無機質さを併せ持っているという点で、他の追随を許さないライブラリだと思ってます。
そんなGUMIとの初めての邂逅をもたらしたのが、otetsuさんの「transient dream」です。
ものすごい反響を呼んだ同氏による巡音ルカ「transient future」のジェバンニと比べると、チャートアクションはいくらか落ち着いたものであったこの曲。初動はいまいちながら後に才能を開花させた、大器晩成型のGUMIを印象付ける初期のGUMIの名曲…と思ってるのは、俺だけかもしれない。


4. 【初音ミク】ギミギミ【カバー】 / cillia

「ボカロカバーがきっかけによる原曲との出逢い」
カバーから入って原曲を知るというケースもあるよね、という話です。
これはBENIによる原曲を言わずと知れたボカロカバー界による重鎮、cilliaさんがカバーしたもの。
少なくとも自分は、ボカロを聴き始めてからというもの次第にJ-POPからは足が遠のいて、自主的にJ-POPを聴くということはほとんどなくなっていました。
が、こうしたカバー師の方によるJ-POPカバーが、時折J-POPもいいもんだな、と思わせる機会を誘い出してくれるのです。
もちろん、粗雑な調声やアレンジではそんな気には到底なれないわけで、この曲においていえば洗練された調声あってこそのもの。


5. [PV] FIRST [重音テト] / Thanks

「MMD派生動画による原曲との出逢い」
ボカロカバーによる原曲との出逢いの逆輸入があるなら、MMDによるそれもあります。
原曲はnikiさんによるLilyオリジナル、それを先の「ギミギミ」に同じくカバー師のcilliaさんがカバー、さらにそのカバー曲をもとにMMDerのThanksさんがPV化したものがこちらになります。
そして当方、このPVから「FIRST」を知ったクチです。
いやーとにかく厨二魂まさぐられる!!Thanksさんの特徴といえるスムーズで躍動感のあるモーションとカメラワーク、神がかってます。原曲にまで魅せられる理由として十分すぎる。ところどころ見せるテトさんの流し目にもクラッときてしまいます。
数あるMMD派生動画の中でも3本の指に入る好きなMMDです。


6. 【初音ミク】魂環色の空【オリジナル】 / unatra

「投稿から一定期間のブランクを経て出逢い直した曲」
こちらはですね、投稿当初からチェックしていた曲ではあるものの、さほどはのめり込まずに長いこといました。
それが2年半後の2016年3月に、本当にひょんなことで聴いたのがきっかけで超がつくほどハマりなおしてしまった曲なんです。
正直投稿年縛りなしの2016年ボカロ10選組むなら、この曲は間違いなく入ってくるレベルで聴いてた。
出逢いは一期一会とよく言いますが、ラジオでもウォークマンでもなんでも、その時たまたまかかっていなければ知ることのなかった曲もあるだろうし、知ってる曲でも良さを再認識するきっかけがスルーされる瞬間だってままあるはず。それを痛感する1曲となりました。
今ではそんなささいなエンカウントがきっかけで100選入りとなっています。


7. 【初音ミク】more【オリジナル曲】 / saniyuri

「"推したい!"と思った曲との出逢い」
もはや説明不要(?)の、オールタイムボカロマイベスト1選に喰い込むか、喰い込まないかくらいの勢いでどハマりした曲です。
この曲のイントロを聴いた瞬間の、好みすぎてぶったまげた時の衝撃は今も忘れられない。
当方、"好きな曲はノンジャンル"を標榜する雑食系リスナーを自称しておりまして、わりと「好きな曲のタイプがつかめない」とよく言われます。
そんな自分が「canna(なんか)さんといえば○○(曲名)の人」としばしば言われるようになったのは、この曲が初めてなのではないかなと。
この曲以前にも度々「○○の人」と言われることはあったんですが(後述)、その曲に関してはどちらかというと自分の中で大事にしたいという思いの方が強くて…、なので他人に薦めたいという熱意があったんだ!と自分でも意外に思ったと同時に、嬉しくなった曲でもあります。
全人類はmoreを聴け(再掲)


8.  砂の惑星/DIVELA REMIX feat.鏡音リン / DIVELA

「個人的出逢い厨のテーマ」
なんだそれはと思った人、正解です。本マイリスコンピ内で最も個人的な思い入れに偏った曲でございます。
当曲およびこの原曲の「砂の惑星」は、ご存じ2017年マジカルミライのテーマソング。様々な物議を醸しながらも最終的にはアンセムとして定着したのも記憶に新しいところ。
そして一方当方、この「砂の惑星」が出た2017年、最もSNS発信のオフラインイベントへの参加が活発だった年なのです。
また、これがテーマソングとなっているマジカルミライ2017は、自分が"初めて参加したマジミラ"であり、"初めて参加したライブイベント"でもありました。
いろいろな"初めて"との出逢いを総括して、この「砂の惑星」が2017年のボカロリスナー活動を強く印象づける1曲となっています。

じゃあなんでリミックスを挙げてるのかって?
それにつきましてはこちらの記事をご参照ください↓

要は曲の良さ、リミックスの良さ、当時の思い出補正を総合的に吟味した結果だと思ってください(説明放棄)


9. 「 monologue 」 Yuura feat. OИE / Yuura

「"出逢い"によりもたらされる変革を謳った曲」
最近の曲も入れとかなきゃと思って…(よこしま)
この曲は現時点でほぼ2020年の10選入りは間違いないかな、と言って差し支えないです。
ここにきて初めて、シンプルに"出逢い"をモチーフにした曲です。
変われない自分、変わりたい自分が、作中の"あなた"との出逢いによって、変わりはじめる…みたいな、誰しもが持つセンシティブな感情を遺憾なく刺激する曲だと思います(?)
1番サビ「お望み通りイイコにしてきたのに」の、ラスサビ「お望み通りイイコじゃないかもだけど」への変化にグッときてる方も少なからずいるはず。
やがて来る朝を待ちながら」で終わる展開も、ニクい…。ハッピーエンドが約束されているわけでなく、その後の顛末はぼかされてる曲、好き。


10. 初音ミクが歌うオリジナル曲→「二人の虹」 / arata

「何度でも初音ミクに出逢える曲」
そしてラストはこの曲!長らく当アカウントにおけるオールタイムベスト1選に輝き続けた不朽の名作、「二人の虹」でございます。
「more」の項で触れましたが何を隠そう、当方が「○○の人」と呼ばれてきたもう一つの曲です。

初音ミクが存在出来るのは歌を聴いてる人が認識してる間だけだよなーという考えがテーマで、ミクからリスナーや作り手へ向けてのメッセージを歌詞にしました。』(投コメより)
初音ミクのイメソンは数知れず、けどこんな斬新な切り口で謳われたミクのイメソンというものを当方は他に知りません。
それすなわち、「聴き手が歌を聴くたびに、何度でも初音ミクに出逢える」ということではないでしょうか?

この度初音ミクは発売日の2007年8月31日から数え、生誕13周年を迎えました。例によって自分はまずこの「二人の虹」を最初に聴きに行きました。
今後も歌い終わりのミクさんの「この声を聴きにまた会いに来て下さい」に呼応するかのように、何かの節目の度に自分はこの動画を訪ねるんだと思います。



以上10曲、乱筆乱文でしたがお送り致しました。
初っ端から手ごわいお題だったぜ、まいりすこちゃん(2世)…。
今後のお題も楽しみにしております!
ここまでお読みいただきありがとうございました。



※サムネイルは紹介曲「初音ミクが歌うオリジナル曲→「二人の虹」」より拝借しました。問題あればご指摘ください。

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