小池龍之介『考えない練習』(小学館)

ごきげんよう。

城牙咲くらは(じょうがさき・くらは)です。

今日ご紹介するのは、「東大卒」の僧侶・小池龍之介さんの『考えない練習』という本です。

彼は「自身でお経を唱えず、葬儀・法要にかかわらない異色の僧侶」として知られ、自身が住職を務める月読寺のウェブサイト「家出空間」を運営しています。

さて、この『考えない練習』という本の概要ですが、要は、自分の周りにあふれる情報(=「ノイズ」)をシャットダウンし、一つのことに集中したり、自身を客観視したりしましょう、といった本です。

「考えない練習」というタイトルですが、何かを集中して「考えるための練習」でもあります。

僕は仏教徒でも何でもないのですが、すんなりと読めるものでした。

無意識のうちに自身を蝕むストレスのメカニズムや、マイナスの感情のグルーピングや対処法、無意識のうちに習慣になってしまっている癖(例:やたらと「ありがとう」と言う)による弊害など、ストレス社会に生きる僕達にとって役に立つネタが満載です。

「話す」「聞く」「見る」「書く/読む」「食べる」「捨てる」「触れる」「育てる」といった章立てがされており、それらの日常的なシーンに於いて意識するべきポイントが説明されており、それらがそのまま「考えない練習」となっているわけです。

例えば、「背中が痒い」からといって、すぐには掻かずに一呼吸置き、「どのように痒いのか」を客観的に捉えてみる、といった練習です。

2010年に株式会社小学館から出版された本ですが、今なお新鮮で、モヤモヤした時にパラパラと読み返したりしています。

過去の記事でも紹介した、ひろゆき著『無敵の思考』(大和出版)と併読してみることをお勧めいたします。

****

僕の翻訳書の予約販売が始まりました!

モーリス・メーテルリンク『対訳 温室:他全詩集』(デザインエッグ社)

『青い鳥』でノーベル文学賞を受賞したメーテルリンクのデビュー作『温室』および他の詩を全て集めたのは、世界初です!

表紙の絵も僕が描いた油絵です。

是非、メーテルリンクの幻想的な世界をお楽しみ下さいね。

城牙咲くらは

Twitter: @claha_jyogasaki




この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

1

くらはの読書感想文

最近読んだ本や、過去に読んだ本の感想文。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。