音楽は思ったより無力だけれども。
元日早々に石川県での地震があり、羽田の事故があり、お世辞にも良い年明けにはならなかった2024年。
僕にできることと言ったら、義援金を出して、いつも通りに過ごすのも大事と動画を上げるしかなくって、思ったよりも無力だななんて年明け早々思わされちゃって。
人の悪い面とか、汚い面とか、こういう災害の時には見えちゃうのもまあしんどくて、楽器を吹いて気を紛らわせるのが自分の救いにもなっちゃってるという情けない状況です。
こんな時、音楽は思ったより無力ですね。
ご飯がなくて、トイレがなくて、家がなくて。
そんな人には音楽なんて届かないんですよね。
音楽の力なんてそんなもんです。
これは音楽をサゲてるんじゃなくて、優先順位の問題で、衣食住があって初めて音楽なんですよね。
この辺僕ら勘違いしがちなんで、わかっときたいですよね。
間違ってもこの混乱期に「音楽で現地で応援」とかやったらダメってことです。
クソ迷惑です。
思い上がるんじゃない。と思います。
特にクラシックは、性質上、割と精神に余裕がある状態を求めるので、こういう時はかなり相性が悪いです。
元気出すなら、みんなで中島みゆきのファイトを歌う方が多分多くの人に効きます。
僕らの出番があるとしたらもうちょい先です。
何かしたい、無力だな。なんて感じる時は、被災してない地域に住んでいるなら、基本お金をぶっこむのがいいんじゃないかと思います。
演奏の収益を入れるのもいいと思います。
お金はこういう時に便利です。
100パー困らないですからね。
クラシック界隈は優しく、共感性が高くて、良い人たちが多いです。
その優しさが空回ったら、誰もも幸せになれなくって。
そこだけはわかっときたいな、なんて思います。
僕らは僕らの世界をちゃんと生きて、正しい支援をして、少し寝る前に祈る。
それが僕らができる最大値なんじゃないかなと思います。
今日も、一刻も早い復興を祈ります。
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