【OW2】新マップ攻略~NewQueenStreet編~

こんにちは、AkihabaraEncountのclankです。

普段はOWチームの出張コーチをしながらOWLのリプレイ解説配信やOWの攻略?記事を作成しています。

今回は新マップNewQueenStreet(以後NQS)の攻略記事です。

新ルール・プッシュの特徴と注意点を確認してから、NQSの押さえておきたい強ポジやセットアップの紹介となります。

プッシュの特徴と注意点

プッシュとは中央に配置されたロボットに近づくことで主導権を奪い合い、制限時間内に敵サイドのより奥地までロボットを押し進めたほうが有利となるルールです。

ペイロードとコントロールを足して二で割ったようなルールと言えます。

プッシュの主な特徴は二つ

・ロボットが敵の奥地へ進んでいくため、リスポーンしてきた敵とのエンゲージが早い
・ロボットの通るルートにはチェックポイントが存在し、そこに到達することで通常よりも前でリスポーンできる

この二つの特徴によってほかのルールよりもかなり速いテンポで戦闘が開始されます。

これによって注意しなければならないのはセットアップにかけてよい時間が相当に短くなることです。
戦闘に勝った後すぐにでも次のポジションに向かわないと気づいたら戦闘が始まっているということも多々発生します。

この短いセットアップ時間の中でいかに有利なポジションを先取りできるかがこのルールのカギを握るでしょう。

また、細かなセットアップを必要としないラッシュ系の構成に有利に働く可能性もあります。

では、これらを踏まえてNQSのマップ攻略に移りましょう。

マップ名称

まずはNQSのマップ構造と名称を確認していきましょう。

こちらは自作したNQSの名称入りマップ画像になります。本記事ではこの名称を用いて話を進めていきます。

ホッケーとマドの連携が強力
このマップの最難関
ヘブンはNQS屈指の強ポジ

NQSはロボットの通るメインルートがヘアピンカーブの連続となっており、そのカーブと直線どうしをつなぐようにショートカット通路が置かれています。

ロボットを押している側を攻撃、押していない側を防衛とするならば、防衛はこれらのショートカットを利用してロボット周りにいる攻撃側を包囲するように戦い、攻撃側は先んじてショートカットを潰したり、包囲されにくいポジションを選択するといった駆け引きが生まれます。

そういったショートカットが多いせいか、従来のマップに設定されていたようなチョークポイントと呼べるポジションがほとんど存在せず、どこか一か所に構えて敵を迎え撃つというよりは、二か所以上から挟み込む戦い方が要求される。

また、狭い小部屋がかなり多めに配置されており特にサポートはこういった部屋をうまく使えると生存性の向上につながりやすいでしょう。

強ポジ

以下のポジションはとっておくとぐんと有利が広がるポジションです。

ホッケー

初動ではここをまず抑えることで勝率を上げられる。ロボットが動き出した時に触りに行きやすく、センター、バス、キャットのすべてに有利な射線を通せる。
ここの強さはネパールのビレッジの高台を想像してもらえると強さが分かりやすい。

マドからの援護も受けやすくホッケーの奪い合いをするときはマドにサポート(特にアナゼニ)を置くと安定しやすい。

ヘブン

NQS最強ポジション。ヘアピンから坂道まで続くメインルートをこのポジション一つで見下ろすことができ、小パックまで完備。防衛時のメインポジション。

ロボットをロングより奥に押し込む際はサポートをこのポジションにおいておけると安定度が飛躍的に上がる。

階段

バスとミッドをつなぐショートカット。攻めでも防衛でもヘアピン付近にセットした敵の背後を刺すことができるポジション。

また、かなり狭いポジションとなっておりここに密集して生存性のかさましをすることも可能。

以上がNQSの中で特に強いポジションになります。

NQSは小部屋やショートカットなどが大量に用意されており、普段は見向きもしないような場所が急に強ポジになり替わったりするのが非常に楽しく、研究しがいのあるマップと言えます。

続いてセットアップの紹介です。

初動セットアップ

マド→ホッケーセットアップ

強い射線を通しやすいホッケーを制圧することでロボットをめぐる攻防を有利に進めやすくなり、守りやすくセンターに対してホッケーとクロスが組めるマドからそれを補強する。

ホッケーはタンク+フランカーで、マドはサポートでホールドして、ヒットスキャンDPSを自由に動かせるようにするとより強固になる。

防衛セットアップ

ヘブンゴミ箱ばさみ

攻撃側のロボットがヘアピンの奥目から坂道登り始めくらいまでの間で使える。
互いのポジションから強力なクロスを組むことができる。

このマップで現状あまりにも強いセットアップ

攻撃セットアップ

バス停あなぐま

ミッド以降にロボットを押しこむ場合、防衛のヘブン+αの挟み込みを防ぎつつ裏口からのエルボー抜けも狙えるセットアップ。
バス停を使ってヘブンからの射線を切るように配置する。

ロボットを押す係が必要になるが、防衛側が挟み込むことが困難かつ押し込まれたとしてもマド裏に引くことができる。

攻防両刀

階段セットアップ

防衛の場合バス停付近を起点に敵の位置に合わせて階段、ヘアピン、ホッケー、ミッドを使い分けて挟み込むセットアップ。
ヘアピンからセンター付近の幅広いポジションに対して挟み込みが行える応用の利くセットアップ。

攻撃側でも階段を起点にミッド、ヘアピン付近の防衛を挟み込める。

あとがき

以上となります。
新マップということでまだまだ研究は始まったばかりですが、かなり面白いマップ構造になっているため考えていて全く飽きないですね。
僕の思いついてないセットアップや戦術もOWLで見られると思うので本当に楽しみです。

βの段階ではダイブ系の構成が強い環境のようですが、1のボールスプリット系のエリアコントロール主体の構成がメインになってくれば、より創意工夫を凝らすことのできるマップだと感じています。

今後のメタの変化も楽しみですね。

それでは。

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