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②子宮筋腫 開腹手術(いざ手術)

手術をすると決めた診察後、血液検査、心電図、レントゲンともう一度MRIを撮ってきてほしいといわれて、その結果と手術の説明を次回しましょうとなった。

術前説明が、立て板に水。
先生が紙に書いてある事を説明してくれるのだけれど、初めて聞く事に、目を白黒させながら、リスクの説明は、頭では説明義務もあるし、私にも知る義務もあると分かっていても、100%なんてないのだからと分かっていても、不安要素の追加ではあった。承諾書にサインをして、入院説明を聞いて、初めてのことは、情報量が多すぎて、理解がついていかなくて、とても疲れた。

でももう決めたし、会社にも休むというし。と色々自分で『決めたのだから。高齢者になって腰が痛くなって、あの時体力ある時に手術しておけばと思う位ならと決めたのだから』と不安を押し込めて家に帰った。

入院した日も、当日、手術する前の待合室にも、麻酔をするタイミングでも執刀の主治医が顔を見せてくれた。「頑張りましょうね」とマスクしてても笑ってくれてるなというのがわかって、どんなに不安だった気持ちの助けになったことか。この先生で本当に良かったと思っている。

手術した後も、次の日もほとんど合間をぬって様子を見に来てくれてて、先生のあまりの激務ぶりに、医者は体力が比べ物にならない位あるのかもしれないと思った程なのに、顔見せてくれる度に、微笑んでくれて、質問ありますか?とちゃんと私のために時間を数分でも使ってくれてるというのがわかったし、レルミナ飲んで頑張ってくれたおかげで手術の時間も想定より短くて、傷も想定より大きく切る事なく(といっても縦に14センチ位らしい)と言ってくださる。

子宮を摘出したので、肝心の痛みの方だが、麻酔の影響で術後は気分が悪くて重湯も吐いてしまうx2回であったし、立ってというのもちょっと気分が悪くてという翌日だったけれど、以降は硬膜外チューブからの自動鎮痛剤が流れてくる+カロナール1回2錠/1日四回 服用という痛み止めのおかげで全然激痛祭りではなかった。

驚くほどに痛みがコントロールされてて、鈍い痛みを時々廊下を往復したりすると感じたり、横になってると感じたりと不定期に来てまったく痛みがないという訳ではないけれど、これなら我慢できるレベルであった。
昔辛かったあの、生理痛の時のような痛みがずっと続いたらどうしようと思っていたのに、まったくそんなことがなく、医療の進歩に目を見張った。

点滴やら、硬膜外チューブやら、動きが制限気味の中、イアホンのコードが絡まったりと一人コント見たいになってたところから、退院が近くなっていくと、一つ、また一つと外してもらう度に解放感があった。

今回コロナ渦という事もあって、面会不可になっていたし、帰りも一人で帰ろうと思って、タクシーで帰ったのだが、自分ができないことを看護師さんに頼むしかないという状況だったので、お呼び立てするのが申し訳ないという気持ちにあまりならずに、体拭いてほしいとか、自分がしてほしい事を頼めたのはよかった。

退院してから、1週間ほどはちょっとカロナールをバッサリ中止するのは怖かったので、回数と量を減らして(1回1錠x1日3回)から飲むのをやめた。

退院して2週間になろうとしてる。
片道10分位の駅までの散歩位はできるようになってきたし、後もう少し体力つけてから交通機関に乗れるようになって行けたらとゆっくり回復中。
最初亀のようにのろのろでしか歩けなかったのに、距離が伸びて、速度も少し早くなってと、日々自分の回復力が目覚ましい。
なんかちょっと感動のレベルである。

3か月は激しい運動は避けてねと主治医から言われているが、確かにそれ以降はあまりいつまでも不調が続くとは思えない、順調な感じで月末に退院後の診察で問題なければ、婦人科は卒業といわれている。

手術の無事を祈ってくれた友人
お花を贈ってくれた友人
退院したよとお知らせしたら気になっていたと返事をくれた友人
ゼニスオメガヒーリング、レイキも送ってもらって
たくさんの人に支えてもらった今回の入院生活と手術だった。

手術中は、全身麻酔は呼吸が止まるので、人工呼吸で酸素を送るとか、
麻酔で足がしびれたりすることがあるとか、
万が一尿管傷つけたら、すぐ泌尿科呼びます(自分で尿排泄コントロールできなくなった人の話を人づてに聞いたのでこれが一番怖かった)

とか一人で抱えるには重かったから。本当にありがたかった。

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