アドベント(待降節)に寄せて

こちらは東京大学VR サークルUT-virtual の有志によるアドベントカレンダー2018の 4日目の記事として作成したものです。

カトリックの家庭に生まれ育ち、幼稚園から高校までの 15 年間をフランス系カトリックの女子校で過ごしてきました。毎年この時期になると、アドベントカードを贈ったり贈られたりしてきましたが、さすがに今回は少し緊張しています。

まわりが強すぎて言えませんでしたが、中高と数学研究部に所属していました。優秀な部員を差し置いて部長という名の雑用係を引き受けていました。後輩に質問されて詰まった時、Qiita 様には大変お世話になりました。

そのような次第で、ここがどのような場なのか身の程だけはわきまえたいと思っており、私からは日々の雑談を綴らせて頂きたいと思います。アドベント(待降節)という事で教会の話をしましょうか。

この春から教会学校で授業を持っています。教えられる立場から教える立場にかわったわけですが、遊びたい盛りの子供たちに楽しく学んでもらうためには少し工夫が必要です。 例えば先日は「聖書を読んでおくと本を読んだり映画を観たりする時にさらに楽しくなるよ。」というお話しをしました。使用したテキストは旧約聖書、新約聖書と C.S.ルイス原作 の「ナルニア国物語」です。

未読の方のために、ネタバレは最小限に控えますが原作者の C.S.ルイスはケンブリッジ大学の教授にして「悪魔の手紙」「沈黙の惑星」「ペレランドラ」等々の自らの宗教観に基づ いた SF 小説を発表。神学についての論文も執筆されているという人物です。 全七巻からなる「ナルニア国物語」は C.S.ルイスが子供向けに書いた唯一のファンタジー 小説ですが、聖書をはじめ、ギリシャ神話、北欧神話、ケルト神話、さらにはアラビアンナイトにあるエピソードが仕掛けてあり、それを全部勉強した上で読みなおすと新しい発見 があって愕然とさせられる事になるかも...といったら、子供たち冬休みに読んでくれるそうです。

ナルニア国では何十年も経っているのに、現実の世界では全然時間が経っていなかったりする事から相対性理論に興味を持ってくれたり、衣装ダンスの奥が異世界と繋がっている事からワームホールについて考えてくれたり、黄金の門をくぐると外側よりも内側が広いという描写から、スターゲートじゃないかとニヤリとしてくれたらいいなと思います。 

小さな扉を開けたら、思いがけない大きな世界に繋がっていますように。

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Mari

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