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【受験記】CCNP ENARSIに合格した話

こんにちは。クラスアクトインフラストラクチャ事業部の者です。
先日CCNP ENARSI試験をpassしましたので、試験対策等についてアウトプットしておき、今後のインフラエンジニアの方々の参考になればと思っております。


私の試験結果

私の試験結果は以下となります。
passした人間としては結構低い部類になると思います。
巷では「試験をパスするには8割を超えていないといけない」というような噂があったりなかったりしますが、私の結果で判断するのであればそのようなことは決してないかなと思います。恐らく6割くらいでもpass出来るのではないでしょうか・・・?

  • Layer3 Technologies:52%

  • VPN Technologies:67%

  • Infrastructure Security:58%

  • Infrastructure Services:67%

スコアレポートも証明として添付しておきます。
試験を受けた後にテストセンターで紙ベースで受け取るでしょうし、失くしたとしても試験を予約した際に登録したメールアドレスに対して"Score Report Available Notification"という件名のメールが飛んできます。それ以降であればWeb上で確認することが出来るようになります。


CCNP ENARSIとは

いろんなサイトで説明がされておりますが、CISCO公式サイトでは以下の様に書かれております。
CCNPを取得するにあたり【ENCOR】と【ENARSI】の2つの試験を突破するのが一般的だと思いますが、ENARSIはレイヤ3以上の技術を深く問われる試験になります。スイッチの事は一切触れません。一方でENCORはレイヤ2の事についても触れてきます。勿論レイヤ3のことも聞いてくるので、ENARSIと被る部分もあるようです。

この試験では、高度なルーティング技術およびサービスの実装およびトラブルシューティングに関する受験者の知識とスキルが問われます。

レイヤ 3
VPN サービス
インフラストラクチャ セキュリティ
インフラストラクチャ サービス
インフラストラクチャの自動化

引用:CISCO公式サイト


出題された問題について

巷で言われているようにMPLS-VPNとかMP-BGPとかAAA、IP-SLA、SNMP、ACL、VRFが多かった印象です。一方で出ると言われている再配送系の問題は2,3問程度しか出てこなかったかと・・・
OPSFやEIGRP、BGPについて単品で問われることは無く、再配送がらみで問われることがほぼほぼかと思います。これらのプロトコルについて聞かれたのはあっても1,2問程度でした。

某掲示板では「コンフィグがごちゃごちゃ関係のないところまで出てきて、関係のあるところを探すのが大変だった。」という記載がありましたが私が受けた時はそのイメージはありませんでした。むしろ必要な部分だけだったような印象です。(若干足りない気もします汗)

後述しますが、私も漏れずPing-tを使って試験対策を行っていたのですが、Ping-tで見たことある問題は思ったよりは結構あった印象です。あまり役に立たないという話をちらほら見聞きしておりましたので、このあたりは嬉しい誤算でした。恐らくPing-tを運営してくださっている方が継続して問題の拡充を頑張ってくださっているからこそ、この誤算が生じたのかと思います。ありがとうございました。

問題形式としてはドラッグ問題は1問題でした。シナリオ系の問題は1問も出ず。複数選択問題は2,3割程度出るかと思いますが、Ping-tのような「すべてを選べ」のような曖昧なものは無く「2問選べ」みたいなものだけです。

問題数は60問だったと思います。
試験時間は90分でしたが、時間は足りないと思った方がいいと思います。私は30秒程度しか残りませんでした。
これは所謂"CISCO語"の難解さもそうですが、出題の意図を考えるのに時間がかかってしまったことによる印象です。正直全ての問題をじっくり考えるのは無理だと思います。わからない問題はある程度直観を信じて回答しないといけないかなと思います。


やったこと・勉強した時間

やったことは大きく以下の3つです。
多分CCNAやLinuCを受験されたことがある方でしたら王道かと思います。

資格取得を目指している人の中にはひたすら問題演習だけをこなすという方もいらっしゃるかと思いますが、この試験に関してはそれだけだと難しいのではないかと思います。覚える内容が結構膨大なので、ごちゃごちゃしてしまうのではないかと思います。
勉強の仕方は人それぞれなので、これ以上深くは言及しません。

Ping-tについては、以下の完成度で試験に臨みました。
これもどれくらいやれば良いかは人それぞれだと思いますので、参考程度に留めていただければと思います。上記で挙げている白本をお持ちであれば模擬試験もしっかりやっておきましょう。Ping-tだけだと抜けてる部分もあると思いますし、問われ方が変わると意外に答えられなくなることもあるかと思います。


CCNP イージスは知名度も高いかと思いますが出先で白本が無い時にふと「そういえば●●ってどうだったかなぁ~」と思った時に使用した程度でがっつり読んではおりません。

総勉強時間は200~300時間位だと思っていただければと思います。
ここまで時間がかかってしまった理由としては、VPNやMPLS、再配送辺りが難しくて難しくて2,3度挫折したり、どういうコマンドを入れたらどうなるのかというのがイマイチつかみきれなかったことがあります。ネットワーク系の技術はサーバの様に気軽に検証環境を用意出来ないため、白本とPing-tを使ってじっくり技術に向き合っていく理解に努める必要があると思いました。


その他

試験を受ける前の注意事項を見ていたら「部分点~」みたいな記述があった気がします。なので恐らく複数選択問題も完答で初めてマルが付くわけではなく選択があっていればマルになるのかなと思います。Webを漁ってもこれらしきことを書いている方がいないため、断定は出来ませんが。。。


クラスアクトについて

”世代を超えて永続する一流の組織であること”
”ここで働く人が自分らしい幸せを感じられること”

これこそが、クラスアクトが目指す会社のあり方です。
SDGsの達成目標にもある通り、働きがいも経済成長もある社会の実現に
貢献していきたい。
社員のみなさんが、出産や育児などのライフイベントを楽しみながら、一流のエンジニアを目指せる環境を用意していきたい。
そのように心身ともに健康に過ごせる環境で、技術力を高めてお客様により高度なサービスを提供することが、お客様に選ばれる最高のエンジニアを多く輩出すること、ひいては日本のITインフラを支える企業になることにつながると信じています。

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