秋華賞 全頭診断

エミュー

 春のクラシックでは結果を残せず。休養明けの秋華賞TRの紫苑Sでは、1勝Cも勝てていないシランケドが追い込んで来るような差し有利の展開であったが後方で全く見せ場がなかった。成長も感じられず、ここでは厳しい。(追)

キタウイング 

 クラシックまでに重賞を2勝していたが、クラシックでは通用せず。復帰戦は古馬重賞のクイーンSに挑戦するも、後方で見せ場なく、ドゥーラに差を見せつけられる結果となった。基本的に出足が遅く、位置が取れない点も厳しい。(追)

グランベルナデット

 忘れな草賞を快勝するも、体調不良でオークスに出走できず。幻想が残る中、1番人気で迎えた紫苑Sでは、10着と大敗。1000m58.1のHペースで前が総崩れの展開を5番手(外)を追走していたため度外視可能であるが、さらに前を追走していた、ヒップホップソウルに圧倒的な差を見せつけられたため、ここで通用するとは思えない。

コナコースト

 チューリップ賞は、好スタートから先行したが少しずつ位置が下がり結果的に中段、最後の直線では前の馬が止まらない中、よく2着まで伸びてきた。この時点では、若干エンジンのかかりが遅いイメージ。
 桜花賞では、イン有利のTBを2番手追走から2着。同世代の怪物がいなければ桜花賞馬はこの馬であっただろう。オークスはスタートの失敗により位置取りが後ろになったことで7着と敗れたがこれは、度外視。春先の内容を見れば、ここでも通用する能力はある。(先)▲候補

ドゥーラ

 春のマイル路線では、パッとしなかったがオークスでは後方から鋭い末脚で3着。続く、古馬重賞のクイーンSでは、若干内有利のTBでペースもスローであったため、前が残る展開であったが、3.4コーナーで外から一気に捲り、突き抜けた。この内容はかなり強い。春はマイルが合わず、結果が出ていなかったが距離が延びてからは力を示しており、今回はリバティアイランドの対抗候補筆頭である。(差)○候補

ドゥアイズ

 阪神JF、クイーンCと世代戦で上位の結果を出しており、桜花賞でも5着。最後の直線で若干詰まったとはいえ、内有利のTBを活かしたことも大きかったが世代上位の力はある。続くオークスでは、大外から出遅れ見せ場なし。この内容は度外視。人気もなく内枠から好位で競馬ができれば、チャンスはある。(先)△候補

ハーパー

 好メンバーが揃ったクイーンCを中団から差し切り勝利。続く桜花賞では良い位置でレースを進めたが、最後の直線では前を走っていたペリファーニアに一気に突き放されたが、ジワジワ伸びて4着。距離延長のオークスは、先行馬が総崩れの展開を中団から2着。世代上位の力を示してきたが、恐らく2番人気になるであろう当馬を強く買いたいとは思わない。(差)△候補

ヒップホップソウル

 春は、オークスで6着ではあったが見せ場十分であった。迎えた秋華賞TRの紫苑Sでは、超Hペースで前が総崩れの中先行し、見せ場たっぷりの2着。馬群でも折り合えており、春からの成長を感じさせられた。秋初戦の内容からも春のクラシック上位組との逆転は可能であろう。ここでは期待したい。(先差)○候補

マスクトディーヴァ

 ローズS勝ち馬。当レースは1000m57.1の超Hペースで後方有利の展開となったため、レコード決着ではあったが、これだけで一気に主役候補とは行かないと考える。よって、今回人気を背負うようであれば、強くは押せない。(差)△候補

マラキナイア

 ローズSは展開が向いたため3着となり、出走権を獲得したが、ここでも同じようになるとは考え難い。

ミシシッピテソーロ

 ここでは、厳しい。

モリアーナ

 阪神JFでは2番人気を背負った素質馬であったが、脚質的にも不発もあり、春は能力を発揮できなかった。しかし、迎えた秋華賞TRの紫苑Sでは、展開が向いた感もあるが後方一気の末脚で突き抜けた。能力を発揮すればここでも面白い存在である(追)▲候補

ラヴェル

 リバティアイランドに唯一勝った馬であるが、阪神JFと桜花賞は不発。しかし、オークスでは、前が総崩れの展開を先行して4着。世代上位の力は示した。
 秋華賞TRのローズSでは、最後の直線でコース選択も悪く詰まってしまったため、大敗したが、見限るにはまだ早いと考える。(先)▲候補

リバティアイランド

 説明不要の世代最強馬。桜花賞はTB無視の大外一気。オークスは、好位追走からの上がり最速で6馬身差の圧勝。負けるイメージが湧かない。(差)
絶対的◎本命候補

抽選突破組

コンクシェル

 条件戦で圧勝後、秋華賞TRに挑戦するも大敗。この馬は逃げれないと脆いと考える。今回は絶対に逃げたい馬は不在であるため、逃げれば可能性はあるが、今回は見送り。(逃げ候補①)

ソレイユヴィータ

 前走は超Hペースを2番手追走し、大敗してしまった。度外視できる内容ではあるが、メンバーレベルが上がるここで買いたい馬ではない。(先)

ピピオラ

 低レベルの条件戦を連勝してきただけで、ここでは評価できない。(先行)

フェステスバント

 低レベルの条件戦をなんとか勝ち上がってきただけ。評価は不要。(逃げ候補②)


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