【創作の中毒×中毒の創作21】

「食べろ」
「食べろ、れろ」
「タベロ、ベロ」
 俺は青山霊園の地下で、白塗り人間たちに襲われている。
 
 俺は白塗り人間たちに、地面に取り押さえられている。
 彼らは、俺に“ニンゲンの肉”を喰わせようとしているのだ

 たまったものではない。

「ギイア、ギイア」
 興奮した白塗りの子供が、周囲で奇怪なダンスを踊り始めている。

 白塗り人間たちは小柄だった。それぞれの力は弱そうなのだが、集団で襲われると、さすがに太刀打ちできそうになかった。

 俺は為す術もなかった。
 俺が何を悪いことをしたというのだろう。

「あーん」
 先頭にいる白塗り人間が、俺の口に“奇怪な肉”を詰め込もうとしている。

「い、いやだ。助けてくれ」
 俺は必死で、抵抗を続けている。 
 だが、これも時間の問題となりだった。

 

 

 


 

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