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健康診断〜レントゲン

通常、健康診断は受けないのであるが、今たまたま契約社員という立場になったので、受けざる得ない状況になっている。それが、今日。

まー、たまに血を抜くぐらいならゆるしてあげよう。
心臓の音も聴かせてあげよう。
ただ、レントゲンはいかぬ。フリーレンの服が透けて見える魔法のごとく、カラダが透けて見えるなんて、危険極まりない!なので、受けたくない。レントゲン車なんて、もってのほか!絶対いやだ!

一応理由がないと、まぬがれないので、いろいろ考えていた。かなり前に勤めていた会社のときは、「宗教上の理由」で断ろうと意気込んで行き、「バリウムとレントゲンなしでお願いします!」と言ったら、「はい、わかりました」‥‥ こんなに考えてきたんだから、理由聞いてくれー!と思ったくらい、あっさり。という経験があるので、その場で「結構です」って言えばよいか?なるようになるだろう!と臨んだ。

しかし、今回は、病院ではなく、出張健康診断。会社の敷地の一部で、しかも予約制なので、ひとりに一局集中といった様子!さて!どーなる?

問診票を見せ、足りない部分を質問される。飲酒歴は?は?飲酒に歴ってあるんだ?とか、最後の食事は?とか、最後の晩餐みたいだな‥とか、そして、受付の方がいきなり小声になって、「女性の皆さんに全員聞いてるんです」と、ある場所を指差した。軽く老眼の気があるので、ぼやっとしたその文章を凝視すると、【妊娠およびその可能性がある】とあった。はてな?という顔をわたしがしたのかもしれない。もしくは、あり得ないことを聞いてしまって申し訳ない。と思われたのかもしれない。その方は間を開けずに「レントゲンの有無があるので」と言った。

これだ!胸中でガッツポーズをした。とはいえ、ちょっと恥ずかしい。が、勇気を持って、「あります!」と答えた。一瞬、空気が変わったような気がした。自己申告なので、医学的にどうであろうと、誰も否定はできないはず。と、心を強く持った。「あ、そうですか、ではレントゲンはなし、ですね」とピンクの付箋をつけてくれた。そして、次の質問。本日は生理かどうか? 大丈夫です!とにっこり答えた。だって、一生分の生理はもう終わってますから!と心の声で答えた。

やったー!やったー!
なにかに勝ち誇ったようなルンルン気分で、その後の、心電図、採血は滞りなく進んだ!これは良い結果が出るだろう!

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