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ロビンバローズと芝1200m

12/24(日)の阪神6R・2歳新馬戦でデビューしたロビンバローズ。6着に敗れましたが、父・母共にバローズの名が付く構成に惹かれ、少し調べてみました。

 母ニコールバローズは中央4勝馬で、勝ち鞍は全て芝1200mの生粋のスプリンター。デビュー戦ではトーホウアマポーラ(CBC賞)やアイラブリリ(淀短距離S)など、後のオープン馬たちを一蹴しています。馬名の後半にバローズが付く猪熊広次オーナーの所有馬で、その産駒も本馬を含め全て猪熊オーナーの所有馬です。

 父ヘンリーバローズも猪熊オーナーの所有馬。半兄に豪G1馬や全兄シルバーステート(現種牡馬)がいる期待から、1勝馬ながら種牡馬入り。現2歳が最初の世代で、地方では早々に連勝する馬が出ています。

 ここからは血統構成についてです。前述の通りシルバーステートとヘンリーバローズは全兄弟ですので、血統表は全く同じです。筆者は全兄弟の種牡馬を同一視しても問題なし、とする見方をします。よって、シルバーステートの産駒を参考にしていますと、リトスに出会いました。ファミリーラインは違いますが、血統構成は良く似ています。しかも馬体重が400kgそこそこで、サイズも似ています。現4歳のリトスは2勝クラスに在籍(23年11月末時点)。勝ち上がりは2歳6月と早く、2勝目は3歳1月の朱竹賞でした。この2勝はいずれも芝1200m。何だかニコールバローズの成績とリンクしませんか?さらにもう一つ。ロビンバローズの半姉ソフィアバローズも芝1200mで勝ち上がっています。

 ここまで見てきた通り、本馬の芝1200mへの適性は高いように思えます。ただ、シルバーステート産駒を参考にする見方だと、桜花賞で2着だったウォーターナビレラがいます。マイル路線に期待する気持ちも残りますが。
 年が明けると、小倉開催があります。母ニコールバローズ、半姉ソフィアバローズいずれも初勝利は小倉でした。本馬の小倉参戦はあるでしょうか。
 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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