ひとりぼっちの戦争

 吾輩が戦地に駆けつけた時、そこはすでに敵軍の手に堕ちていた。押し寄せる赤い軍服の兵士たち。鎮座する漆黒の装甲車。さらに、今回は兵士の数も多ければ、装甲車も大型である。以前までの白い世界は見る影も無い。

 この量だと相当な時間がかかるだろう。今までと同じ戦法ならば。吾輩はいつも、接近戦で地道に敵を排除する。しかし、今日の吾輩はいつもとは違う。

 今回は強力な新兵器を用意した。本当に通用するのか、一抹の不安はあるが、ここは信じるしかない。そして吾輩は引き金に指をかける。

 「くらえ!カビハイター!」

 引き金を引くと同時に新兵器が火ではなく泡を吹く。赤や黒の敵をめがけ、吾輩は一心不乱に引き金を引く。泡と塩素の匂いが世界を埋めつくし、敵を蹂躙する。

 大規模な爆撃の後、しばらくしたら雨を降らせる。
すると、先程までいた敵は跡形もなく消え去っていた。ウェットティッシュなど時代遅れだ。これからはカビハイターが世界を支配するだろう。

 今まで、カビハイターは臭そうだったので使ってなかったんですけど、先日試しに使ってみたらめっちゃ凄かったです。もうカビハイターは手放せません。カビハイター最強🔥💪

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