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Another Story【クッキーと私の歩んだ道】

♡Mayu♡です。秋の訪れはずいぶんと遅く感じましたが、これからは冬がやってきます。みなさまくれぐれもご自愛くださいね😉


入院前に我が家の愛犬クッキーの話しをちらっといたしました。
(記事はこちら⇩⇩)


本来は脳腫瘍の闘病について綴ることが趣旨でnoteを書いていますが、今回ばかりは番外編として愛犬クッキーの話しをさせてください。
ちなみに、今回はクッキーの写真を見出し画像に使いました📷
※闘病記とは異なりますので、読み飛ばしていただき構いません。



私がクッキーと出会ったのは小学校6年生の時でした。当時の私は犬にそれほどの興味はなく、妹が大の犬好きで、どうしても犬を飼いたいとのことでペットショップに行きました。

すると、そこには多数の生まれて間もない小さな赤ちゃんわんちゃんから猫ちゃん、ちょっと成長したワンちゃんや猫ちゃんがいました。他にも動物はいたのでしょうが、もう記憶はありません💦

父と母は共働きだったので、一日に何食も食事をあげることは難しいので、少し成長したワンちゃんがいいねと話していると、気になるわんちゃんを発見しました。それがクッキー(チワワ、ロングコート)です。店員さんにお願いしてクッキーを抱かせてもらうことに。
すると、クッキーは何かに怯えているかのようにブルブル震え、脱走しようとしていました。
妹「この子、なんか震えてる。何があったのかなあ?」
と言い、母が質問してみると、
店員「この子はとても大人しいんです。ゆっくりご飯を食べたいのでしょうが、他のわんちゃんに取られちゃうこともあるみたいなんですよ。だから犬にも、人間にも不信感を抱いている可能性はありますね。ただ、お利口なのは事実です。生後しばらくすると、私たちはトレーニングをして散歩、トイレ、首輪などに慣れるための訓練をしていますが、この子は全ての項目で優秀です。」
私「価格表の隣に書いてあるよ。確かに全ての項目できてるっぽい。でも、セールになってる。なんでだろう🤔」
と言いました。
店員「それはやむを得ない事情がありまして。生後半年近くなると、成犬、つまり大人になりかけてしまうので、セールに出します。それでも売れ残ってしまったらもうちょっとお安いペットショップに売り渡すんです。」
妹「そんなのいやだー!しかもなんとかって書いてある。」
私「家族と交渉中って書いてあるね。」
妹「じゃあパパ、この子買ってよ。面倒は私がみるからさ。いいよね?」
と言い放ちました。ちょうど私たち二人とも小学生になり、手が離れたこともあって、(たぶん渋々)犬を飼い始めることとなりました。

ただ、妹は小学生になったばかりで、すぐに飽きてしまったようです。そこで、私が面倒をみることとなったのです。

元々そこまで犬に興味のなかった私ですが、犬と遊んでいると、意外と楽しい。しつけ教室にも通ったおかげでお手や待てといった一連の動作もしっかりできる。何より家での生活に慣れたのか、尻尾を振ってこちらの元に喜んで近寄ってくるようだ。と思うとかわいらしいじゃないか✨と思えるようになりました👏
そして、クッキーと私の歩みがはじましました💨

私は朝から学校があるので、行ってくる旨をクッキーに伝えると、クッキーはしゅんとした顔をしながらお見送りをします。それも母によれば30分近くリビングでしゅんとしながら帰りを待ち続けます。その後、しばらく帰ってこないことがわかると、しぶしぶ寝床に帰っていきます。(ちなみに部屋では放し飼いにしています)
その後、授業を終えて私が帰宅するとブンブン尻尾を振り回して「お帰り!」と言わんばかりの歓迎が待っています。いやあ、犬ってこれほど癒しと楽しみを与えてくれるものなんだと初めて知りました👏散歩を終え、夜ごはんをあげてから、就寝時間が近づいてくるにつれ、クッキーは慌ただしくなります。そう、私の部屋で一緒に寝たいからです。
よく、就寝は一緒に寝ないようにすると言われていますが、一緒に寝ないと可哀想だなあと思う気持ちもあって、一緒に同じベッドで寝てみると、大人しく寝てくれ、起きる時間になると体内時計が働いて、トントンっと肉球を使って起こしてくれます。不衛生なのはわかっていますが、元々私は衛生面はさほど気にしてなかったこともあり、クッキーに甘えていました💧💧
※ご不快な方がいらしたらお詫び申し上げます。


私たち家族は色々なところに出かけました。ペット可のホテルに宿泊してみたり、アウトレットに出かけてみたり、とにかく色んなところに行きました。クッキーは出発するための準備を始めると「これはどこかに出かけるぞ?クッキーも連れてってもらえるかしら🤔」とやや緊張感を持って「ねえねえ、私も連れて行ってもらえるよね?」という顔をします。それが愛おしくて仕方ありませんでした。

私が大学生になり、自分で貯めたお金で留学したことがありました。その時、クッキーは私が長いこと不在なのでソワソワしたようです。そこで、私がLINE電話でスピーカーをONにしてみると……「どこからか音がする。だれの声?もしやMayuちゃん?」と家中を家宅捜索のように探し回っていたそうです笑

本当にかわいらしい犬でした🐕
また、私は大学生になると授業で空きコマがあり、午後出発のこともあったので、午前中にごろごろしていると、クッキーが寄り添ってくれ、何か作業をしているとなんとかして邪魔をしようと新聞や雑誌の上を踏んづけたり、かまってよと言わんばかりに抱っこして物をどかして降ろしても、再びアタックしてくるのです(笑)これまた私にとっては可愛い仕草でした😘

あっ、こんなこともありました。わたしの部屋の中に蜂が入ってきた時に好奇心なのかクッキーが近づいたことがあるんです。結果、蜂に刺されてしまいました。ちょうど日曜だったので近所の動物病院はやっておらず、救急外来で動物病院に行くために私と妹が高速に乗って出動!道を間違えるは違う高速に乗ってしまうは、大変でしたが病院に到着後、しばらく待ってから診察室へ。前足に刺されてるようでしたが、刺された箇所がわからずその時はものすごく焦りました。ですが、刺された箇所を特定してくれ、前足の爪と爪の間に刺されていると判明。ピンセットで針を抜き、消毒したらクッキーはすぐに元気に!そんなこともあったなあと思い出しました。(運転免許持っててよかった〜)

そして時は流れ結婚する時。クッキーと離れ離れになりたくなかった私はペット飼育可の賃貸マンションを借りるべく奮闘していました。ですが、ペット可の賃貸物件って私が知る限り最寄駅からの距離が遠いんです。徒歩ではなく、バス利用しなければばなりませんでした。悩み悩み抜いた末、私はクッキーとお別れする代わりに実家に近い所に住み、頻繁に実家に帰るという選択をしました。

それが悪かったのかもしれません。私が実家に帰っても、少しは尻尾を振って歓迎してくれますが、妹の元へと近寄り妹の隣で居眠りするようになってしまいました。私はその時「やっぱり私が最寄駅から離れていてもいいからクッキーを引き取るべきだった」と後悔しました↘️ただ、クッキーを引き取り引越しすることは、クッキーにとっては環境が変わってしまい相当なストレスをかけることにもなるので、どっちが正解だったのか、未だに分からずじまいです。

それから数年が経ち、クッキーは人間でいう70代後半に入りました。それと共に耳が遠くなり、大声を出さないと聞き取ってもらえなくなりました。そして居眠りする時間が圧倒的に増えました。多分犬でいう認知症のような症状も現れ、リビングを徘徊し始めました。こればかりは耐えられないくらい悲しかったです。それでも家族からは「クッキーを捨てたお前が悪い。クッキーを可愛がらずに捨てた。そんなにクッキーが愛おしいならせめてクッキーが旅立ってから結婚すれば良かったのに」と言われ、ショボーンとしたのを覚えています。

そしてそして…脳腫瘍が発覚した2019年12月。この日も実家に寄りましたが、徘徊するばかりのクッキーにかける言葉もなく、ただただこれからの人生どうなるのかお先真っ暗な状態でした。


手術を繰り返し、退院してからもてんかん発作(全身痙攣発作)を起こして再入院してから暫くしたのち、私は退院しましたが、その頃にはもう限界だよ〜と言わんばかりにクッキーは徘徊しようとするけれども立ち上がれない状態でした。また、動物病院に毎日通い続ける母がため息をつきながら疲弊しているようでした。
そんな中で私がてんかん発作防止のための薬を増薬したものだから、家族は衰弱するかのように元気がなくなり、クッキーも同じく衰弱しました。

抗てんかん薬の減薬に取り組むために入院が確定した入院前日。私はクッキーに会うため家の近くの公園前で、車内でクッキーとお別れをしました。その時は入院後も会えると思っていたんです。ですがそれは叶わぬ夢となりました。入院した同日の夜中、クッキーは空へと旅立ちました🌌それはまるで、「Mayuちゃんが入院するまでは頑張って生きていたよ。クッキーはお空で見守っているからね。元気でね、Mayuちゃん」と言っているようにしか思えませんでした。
その翌日に無理を言って父は私の元へと会いに行き、クッキーが死んだ旨を言いに打ち合わせ室に来ました。記事を書いている私が泣いてどうするという話しですが、取り乱した私は打ち合わせ室から速攻出て行き号泣しました。

今だから思い、言いたいこと。それは、クッキーは私たちに楽しい時間を与えてくれて、癒しの存在だった。お茶目でチャーミングなところがあって、私はクッキーのことを絶対忘れない。病気で目が見えず、麻痺が残り、おそらく今後一生ペットを飼う生活ができなくなった私の唯一のわんちゃんだから。クッキーも忘れないで。大好きだよ。ということです。今年の11月には3回忌を迎えます。そんなクッキーに今年も私は会いに実家に行きます。(その時には母と妹には外出してもらいます)
そこで手を合わせ、クッキーのご供養と問いかけをしようと考えています。
「クッキー、あなたは今どこで何をしていますか?元気に暮らしていますか?幸せですか?」と。


これがクッキーと私が歩んだ道です。どんな形であれ、クッキーが幸せであることを願って私は今も生きています。

2023.10.22記

フォロワーのN=^_^=kotyoさまからおすすめ頂いた松下友香さまの企画に参加してみたいと思います。



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