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Land's End に行ってきて感じたこと

5月の20日から21日にかけてEngland の最西端と言われるLand’s Endに行ってきた。

行こうと決めた理由は、日本で仲良くしていた教授が、以前イギリスに留学していて、一人旅するんだったらLand’s Endはおすすめですよと言われたからである。

一人旅でおすすめされる場所ってあまりないと思う。どの場所も、というか場所に限らず、旅行はみんなで行くという文化があるヨーロッパ圏にて、一人旅をするならLand’s Endですと言われて、なおさら行きたいと思った。

あとは、イギリスの最西端に行くってユニークだしかっこいいなっとも思った(笑)だから行くことを決めた。

ビクトリアコーチステーションから、バスに乗って、Penzanceという町まで片道約10時間、そこから、1時間またバスに乗ってたどり着く場所だった。(バスはきつい)

そんなこんなで、到着したんだけど、すごい良い場所だった。
心の中で、海、青!!!!!って何度も言ってた。

海がただただ青い、そしてただただ、海が目の前に広がって地球!って感じだった。宇宙に行かなくても、地球は青かったというセリフがLand’s Endに行くことで言える、と感じた。

そして、丘から海を見るんだけど、その丘(たくさんある)が、ジブリのもののけ姫のエンディングの草原みたいだった。なんか、小さな可愛い花も咲いてて、ジブリやん!って心の中で言ってた。

それで、その後またPenzanceに戻ってきたんだけど、そこで思ったのが、本当にイギリス人しかいなかったということ。

例の教授が、ロンドンにはイギリス人はいないですよ。って私にずっと言ってたんだけど、それ聞いたとき、私は、いやいや私のクラス、ましてやセミナーにはイギリス人いるし、ロンドンでも、ロンドンアクセントが聞こえてくるし、イギリス人はいるよ!と思ってたんだけど、Penzance、Land’sEndを含めほんとにイギリス人しかいなかった。イギリス人、手上げて!とか言って統計を取ったわけではないけど、イギリスアクセントしか聞こえてこない、どこのどんな店に行っても、イギリス人の店員さん、街行く高校生や子供もみんな白人、イギリスのアクセントだった。

多分教授の言いたかった意味は、ロンドンはイギリス人だけの環境ではないということなのかなと思った。

ロンドンにも実際イギリス人はもちろんいるけど、それと同時に、見た目も飛び交う言語も多種多様な人達もいる。だからこそ、そういう風に教授は言ったのかなと思った。

また、思ったことは、人が優しく、そしてflexibleだったこと。バス停に着いたとき、おばさんが座ってて、私の顔を見て、にこっとしてきたこと、バスで代金を払おうとしたら、カードリーダー壊れてるから、もうお金払わず乗っちゃって!と言われたこと、バスが出発するのを待ってたら、女の子(多分17歳くらい?)が、I don't have any cash and card って悪びれもなくバスのお兄さんに行ってて、でも最終的にバスに乗るのを許されて乗ってたこと。なんだかすごいflexibleだなと感じた。

それともう一個感じたのが、私は、これまで、ひとりでスペインとか、ギリシャとかチェコとか行ってきたけど、その中でも一番、人に道とか聞くのを躊躇したのがこのpenzance含むLand’sEndだった。これまで訪れた国の中で、唯一の英語圏なのにどうして?って思うかもしれないけど、それは私のネイティブの方に対してまだまだ恐怖心を感じているからだと思う。

これは、もうずっと前から感じていることなんだけど、この留学の最終日から1週間前のこの時点でも、この想い、意識は変わらなかった。ずっと認めたくなかったけど、やっぱり私はまだまだ未熟だ。彼等と会話するのはまだまだ怖いと思うし、feel comfortableで彼等と会話がいつでもできます!って自信をもっていうことはできない。

でも、この怖いと思うっていう事実を、最近は認めることができてきた。そしてそれを人に言うこともできるようになった。

私が思うに、何かを乗り越えるときって、自分の弱さとか怖いっていうネガティブな感情を認めてあげないと、その何かは結局乗り越えられないと思う。

だから、こうやって思えるようになったことは、彼等と会話することが怖いということを克服できたわけではないけど、克服する一歩を踏みだせたのかなとは思う。というかそう信じたい。

PenzanceからLand’sEndにバスで向かう途中、友達に、イギリスの田舎に来てるんだけどなんか今まで来た旅行先の中で一番緊張するってメッセージを送ったら、英語が通じるはずなのに、そしてあなたは英語が話せるはずなのに、なんか不思議だねっていってて、そうだなって思った。

とりあえず、初めてのイギリス人だけの空間に無意識に緊張していた。でも、すごい良い経験だったと思う。

Penzanceは、のどかで海も空も綺麗で、人も楽しそうでまた行きたい。










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