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喀痰検査 2

みなさんこんばんは。
以前食べて美味しかったずんだ餅を載せましたがまた食べたーい!
どーもMittsuです。

昨日に引き続き喀痰検査に関するお話します。
今日の紹介するGeckler分類も喀痰検査に用いるために採取した喀痰の質を評価するためのスケールの一つです。

顕微鏡で観察した1視野あたりに含まれる扁平上皮細胞と白血球(好中球)数を基に評価します。

 喀痰検査は、肺炎などの原因菌を特定し、抗菌薬治療の方針にもかかわる重要な検査ですが、常在菌を多く含まれる喀痰を用いると、正確な検査結果を得られない可能性もあります。ですので、検査に適した喀痰を採取することが重要となります。

Geckler分類では、喀痰の質を6つの段階に区分して評価していますので、下記の表をご参照ください。

適切な痰の状態は?

好中球が多く、扁平上皮細胞が少なく常在菌の汚染が少ない痰とされています。

表に示したグループ4と5が良質な喀痰とされ、グループ1~3は唾液成分が主体であるため検査に適さないとされています。
グループ6は好中球減少症や経気管吸引法で採取した場合に適用となります。

では、検査に適さないと判断された場合は、どうするのかというと?
再度喀痰採取を行いますが、疾患や病態によって喀痰の質も変わるため、一概に判断するのではなく、患者さんの状態・状況を踏まえた判断が重要です。

以上、2日続けて喀痰検査についてお話ししました。
それでは、おやすMittsu💤

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