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滅菌物の取り扱い

みなさんこんばんは。
どーもMittsuです。
チーズカツ弁当でお昼からパワーもりもりです。

本日は昨日の滅菌法による滅菌する際の注意点とその後の保管方法についてお伝えします。

使用した器具や物品を滅菌する際には、血液や微生物、その他の有機物が付着しています。そのため、そのまま滅菌をしても汚れが落ちていないと全く意味がありません。そのため、消毒や滅菌をする前には必ず、「洗浄」を行います。

洗浄を行うことで、使用した物品に付着した有機物を取り除いた状態にしてから滅菌や消毒をすることで効果はさらに高まります。

洗浄方法もさまざまで、高圧洗浄や用手での洗浄、はたまた超音波を使った洗浄方法など駆使して洗浄を行います。

次に滅菌した後は、包装を行うのですが、保管の考え方が2種類あるので、お伝えします。
一つは、滅菌後の使用期間を時間で管理する「時間依存型無菌性維持」:TRSMという管理方法です。これは、あらかじめ滅菌後はこの期間内に使用しましょうという考え方です。
二つ目は、「イベント依存型無菌性維持」:ERSMといい、滅菌後は時間の有効期限に影響されるのではなく、滅菌が破綻したときに新たに滅菌をしましょうという考え方です。

どちらの方法を取るかはその医療機関の考え方によるかと思いますが、滅菌物を出したりしまったりと稼働することが多い場合は、時間による管理が良いとされています。
また、あまり使用頻度がなく、使用するまで保管場所から移動させなければその管理でも問題ないとされています。

利用頻度が高い場所では、時間管理が多いかと思いますが、滅菌物の保管では、輪ゴムで束ねたり、立てて他のしたりするとせっかく滅菌したものが包装が破れて汚染されることもありますので、保管方法もしっかり管理する必要があります。

また、注射シリンジや針類は自施設で使用後に滅菌するような再利用を禁止することが定められています。一度使用したら廃棄することが原則となっていますので、注意が必要です。ただし、最近では、これをリユースする方法も考えられてきており、時代は少しづつ変化しています。

以上滅菌前の洗浄についてと滅菌後の保管方法などをお伝えさせていただきました。
消毒・滅菌も奥が深いのですね。それでは、本日もここまでとします。おやすMittsu💤

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