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日本語の文法を勉強中 12日目 数量名詞のはたらき

みんなのフォトギャラリーより茨城のカメラマン仲井様から写真をお借りしました。ありがとうございます。数量名詞の数と文章があわさったようなイメージ図だったので、見つけたときはうれしかったです。洗練されたカッコよさと、オシャレな雰囲気が気に入ってます。


喋々(ちょうちょう)です。
最近、外国人が学ぶ日本語文法の本を読んだら、形態素が最後の項目だったので、びっくりしました。
私は、道なき道を歩いてるのかもしれません。
なので、いっしょに、にほんごのおべんきょうしましょう。


十二日目の記事ですね。
最近は、真面目に勉強していると思うのですが、どうなのでしょうか?

そろそろ別のテキストに浮気したくてたまらない病が、発症しております。

隣の芝生は青いね、盆栽多いね、野球のボールがとんでくるね、ああ…ガラスが割れちゃったね…現象ですね。

深い意味などない例えです。

近いうちに、別の本と並行して勉強するかもしれませんが、ナンバリングは変わらず◯日目になるでしょう。

おなじ、にほんごのおべんきょうなので。


さてさて、十二日目の勉強をしましょう。







最近の喋々(ちょうちょう)の勉強具合


最近は復習が、おろそかになってる気がします。

忘れて、思い出して、ああ、これわかるようになってるなあ…。これ、わかんないまま、ほおってるなあ。まあ、いいか。みたいな感じですね。

ちゃんとした言葉を覚えないといけないんでしょうけど、なかなか頭に入ってこないんですよね。

たぶん、別の角度から書かれた本を読む必要があるのか。はたまた、インターネットで検索して、だいたいの内容をつかむべきなのか。

うーん。わからん。

まあ、そのうちわかる日がくることを信じて、今は復習をつづけます。


復習に役立つ私のマガジンもおいておきますね。




数量名詞のはたらきって、なあに?


数量名詞は、連体修飾をしたり、述語の前にあったりします。

まずは、例文をあげますね。

最近、オーバーロードを読みすすめてますので、その二巻から触発された例文です。

例文

1枚の銅貨を支払ってください。

銅貨を1枚支払ってください。

銅貨じゃなくてもいいよ~と考えられるのは、どっちでしょう?

正解は、「銅貨を1枚支払ってください。」の方でした。

「1枚」が「支払ってください」を修飾して、副詞的につかわれています。

「1枚の銅貨を支払ってください。」は、「銅貨」が「1枚」で修飾されて、ひとつのまとまりをあらわしています。

つまり、1枚の銅貨以外は、うけつけないということですね。

まとまりをあらわしたり、前から限定して特定のものをあらわすものでなければ、日本語では「銅貨を1枚支払ってください。」になります。

お会計のときの「856円になります。」みたいな感じですかね。

ただし、例外があって。同じ書き方なのに、文法がぶっ壊れている例文をいくつかあげます。

例文は、前2つが「オーバーロード」の第2巻にちなんだもので、最後がシオドラ・ゴス著の「メアリ・ジキル」シリーズにちなんだものです。

例文

190センチの冒険者が選ばれる。

冒険者が190センチ選ばれる。

10万メートルの旅路に思いを馳せる。

旅路に10万メートル思いを馳せる。

1シリングの記念硬貨が手元にある。

記念硬貨が1シリング手元にある。

「冒険者が190センチ選ばれる」「旅路に10万メートル思いを馳せる」「記念硬貨が1シリング手元にある」この3つの例文は、数量名詞が述語のすぐ前にありますが、文章としては、意味がわからないものになっています。

「1枚の銅貨」は「1枚」が数としてあつかわれてますが、「190センチ」「10万メートル」「1シリング」は、数としての意味ではつかわれず、いろいろなものがあるうちの一つを限定する修飾語になってます。

例えば「190センチの冒険者が選ばれる。」という文章の場合、「190センチの冒険者」の他にも180センチや175センチの冒険者がいて、そのなかの「190センチの冒険者」を指さして、限定してる感じですね。


次の例文は、同じように見えますが、意味が違います。いったい、なにが違うでしょうか?

例文

120分の映画を観る。

映画を120分観る。

「120分の映画を観る。」は、映画が120分ぴったりの長さだったという内容になっています。

「映画を120分観る。」は、映画が120分以上であるということ以外わかりません。とにかく映画を120分観るという感じになっています。


数量名詞は、使い方を間違えると、ニュアンスがとんでもないことに、なりかねませんね。

むずかしーなあ。





12日目を終えて


今回はテキスト1ページより少し多めでした。
数量名詞、簡単だと思ってたのですが、文章の場所によっては、とんでもない意味になるので、注意しないといけませんね。

楽勝だと思ってたんだけどなー。

簡単そうにみえるものほど、あんがい難しいのかもしれませんね。

では、使用したテキストの情報をおいておきます。


入門 日本語の文法

村田水恵

株式会社アルク


最近、某動画サイトで、形態素と異形態について、少し学んだのですが、ああ、そゆこと! と謎が解けた気がしました。

探せばね、あるんですね。

でも、形態素の前に学ばなければならないものがあったみたいで、やっぱり、かなり難しいところから、勉強していたのだなあと思いましたね。

というより、たぶんテキストが難しいのやろな…。

でも、動画で見たところは、前もって復習したとこだったので、するする頭には入ってきました。

やっぱりね、勉強はするものですね。

よくわかってないことが、わかっていることが、大事なんだと思いました。

わからないところが、わかることで、勉強する場所がわかるようになることが、勉強を進めるうえで、大切なんですね。



うろ覚えの言葉たち


数量名詞・・・連体修飾したり、述語の前にあったりして、文章のニュアンスが変わる。数量名詞によっては、述語語の前におくと意味をなさなかったりする。とりあつかいに注意しなくてはならない。ナメてかかると、痛い目をみるおそろしき名詞である。




十三日目、まだまだ名詞のおべんきょうがつづきます。