【転びにくい靴を選ぼう】
【靴を選んだ理由】
母は転んで、脚を骨折。骨粗鬆症だ。
骨の注射も定期的に受けている。
少し長い距離になると、杖よりシルバーカーだ。
骨折して手術を受けた当初は、その細い脚で立つことができるのか不安だった。
でも、医師を信頼して任せるしかない心境。
「まな板の上の鯉」だと毋は言った。
手術が成功し、元々の真面目な性格と積極的なリハビリが功をなし、また歩けるようになった。
だから靴だと決めていた。完治して退院したときから。
転びにくい靴を探して、最初は福祉用具の業者さんに相談した。専門雑誌『介援隊』シリーズから情報入手。
今の靴は性能はいいし、見栄えもいい。
靴屋でも、ネットで買える。
でも、最初は福祉用具の業者さんに聞いて買うと、サイズ選びやデザイン選びなど、納得して買うことができて重宝だ。
実際のサイズより0.5センチ小さいサイズを注文した。
私が買うのは、いつも決まっている。
ひとつはアサヒシューズの『快歩主義LO11』だ。
【快歩主義】
☝️お出かけ用
1.とにかく軽い(水に浮くほど)
2.歩くのにバランスをとりやすい
3.脱いだり履いたりが楽
4.つま先が少し上がっているのでつまずきにくい
5.見栄えがいい
6.定価は、7000円程度
ネットで買うと更に安い
7.カラーのバリエーションがある
だから、TPOに合わせて使える
8.高齢者宅に行くと玄関にあるくらいリピーターが多い
【大人の上履き】
普段の外出用のほかに、デイサービスなどで使う室内用の靴が必要だ。
退院後、母はリハビリだけに特化したデイサービスを利用している。
見栄えもあるが、運動しやすい靴が求められる。
これもまた、福祉用具の業者さんに相談。
ムーンスターの『大人の上履き』が良かった。この写真は01で、ほかに02がある。
高齢者にとって、激しい運動は必要ないけれど…フィットしないと意味がない。
☝️運動用
1.軽い、履きやすい
2.メッシュ素材、通気性がある
3.室内で使うことを前提に、床を汚しにくい
4.抗菌・防臭、そして洗える
5.子ども用に似ていて、どことなく愛着がある
6.定価は、3000円程度
ネットで買えば更に安くなる
【まとめ】
介護保険を利用している方は、ケアマネがいるから、介護保険以外でもさまざまな情報を得ることができる。
介護保険制度ができてから20年以上経つが、まだまだ困ったらどこに相談したらいいのか知らない方も多い。
今、母は何とか歩くことができる。長い時間は歩けないが、杖やシルバーカーを利用し自立できている。
今困っている、何とかしたいと本人や家族が考えているところに、ケアマネは支援する。少しの手助けでゆっくり動けるなら、自分でやれた方がいいに決まってる。
心身の状態に応じて、サポートしてくれるものは、靴以外にもたくさんある。
歳を重ねれば、体の面では、少しずつ衰えることは仕方ない。
お年寄りが65歳以上なのか、75歳以上、はたまた85歳以上なのかの論争はあるが、今の高齢者は本当に前向きな人が多い。
歩けなくなったら、車いすの利用もあるだろう。
電動ベッドやエアーマットの利用だって。
誰でも歳をとる。私も実感している。
この先どうなるかなんて、はっきりとはわからない。
でも、いつか受けるだろう介護を想像しながら、今私ができることは何か、考えて取り組むことはできる。
次はそろそろ、古くなってきた杖かなと母の歩きっぷりを見て思う。
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