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ひとりぼっちの雪合戦

ざくざくアクターズにドハマりしたきっかけは間違いなくこのイベント。
一時期、「召喚」するほうもされるほうもだいぶ流行りましたね。
強大なクリーチャーを呼んで敵を蹂躙したり、あるいは異世界に呼ばれて活躍したり。私もまあ御多分に漏れずエルフ呼んでマナ出したりゴブリンを射出したりしていた訳ですが、そこにスッと「ざくざくアクターズ」というフリーゲームが届いたわけです。

……この世界には召喚された物が溢れていた

まあ刺さるわけですよ。雑にドッカンドッカン使ってた召喚魔法の、その行く末みたいなものを突かれた。でもまあデーリッチは前向きだしハピコやベロベロス、ニワカマッスルも呼ばれちゃったものはしょうがないから頑張るかみたいな空気で、そこまでシリアスに考えてはいなかった。

ここまでは。

召喚されたキャラってなんだかんだ強いんですよ。強大な力を持つクリーチャーであったり「主人公」として強い心を持っていたり。だからまあ安心して見てられた。彼女も実際雪だるまを山のふもとまで蹴り飛ばせるくらいの強さを持つ種族だったんですが、それ以上にたった一人、家族も知り合いも居ない、文化すら共通の物が無い「異世界」へ放り込まれた少女であるというナマの弱さをむき出しでぶつけられた。これは効く。この後マリーさんも空気読めなかったと反省しますがプレイヤーはそれどころじゃない。もちろんそれまでにも勝手に呼び出して使い捨てるの酷いなあくらいのことをぼんやり考えたこともありましたが、感情の解像度が違うので衝撃も相応。これで完全に忘れられないゲームとなりました。

まあその後本編にあまり絡まず会議室の端っこでコメントするだけの雪乃に笑っていたら帰郷イベントで死に直したりするわけですがそれはまた別の話。

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