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【クロノマギア】レオ 能力者と基本デッキ解説

こんにちは。

このシリーズでは、各キャラクターの基本的な解説をしながら、「L2枚、SR3〜4枚以下で作れる本格的なデッキ」の紹介をしていきます。クロノマギアで色々なリーダーを使いたくなった方、新たに始めるリーダーのベーシックなデッキを知りたくなった方にぜひおすすめです。

今回はレオの紹介です。

かなり繊細な盤面の駆け引きが求められるリーダーですが、使い込めば使い込むほど面白くなって行くキャラクターでもあります。クロノマギアの魅力をより深く味わいたい方にぜひ使っていただきたいです。

☆基本ステータス紹介☆

初期MP
毎ターンMP回復
防御力/体力23
メインカードタイプ:水棲/死霊

☆レオの基本性能解説☆

レオの強い点
① 展開力と耐久力に優れる水棲クリーチャーを使うことが出来る点。盤面の取引に強いだけでなく、一気に場にクリーチャーを並べ、スキルギア3の『覚醒』を使って相手の体力を削り切るなど、多彩な攻め方ができる。
② 全キャラ中最も強力な除去スキルである『暗殺』を使用できる点。『暗殺』は、死亡時に発動するクリーチャーの効果も無効化してしまう最強の除去スキルだ。相手はこの布陣を整えられてしまうとろくにセットすらできなくなる。今回紹介するデッキタイプも、このスキルを使ったものになる。

レオの弱い点
① 除去力に多少難がある点。水棲クリーチャーは展開力や耐久力に優れるが、その分高い攻撃力を持つものが少なく、高耐久のクリーチャーを大量に並べられてしまうと除去が追いつかなくなってしまうことが多い。相手の動きを読んで最低限のコストで除去するプレイングスキルと、デッキ構築力が問われる。
② MP管理が難しい点。レオには『暗殺』をはじめとした強力なマギアスキルが揃っているが、発動コストが重めなものが多い。うまく未行動のクリーチャーのMP供給を使うなどしてMPを多めに確保しておかないと、スキルを使いたい時に使えなくなってしまう。

☆デッキを作る際に気をつけなければいけないこと☆

レオでベーシックなデッキタイプは、『アグロ覚醒レオ』と『暗殺レオ』の2つである。アグロの場合は、クリーチャーを並べて削りきることだけ意識すれば良いが、暗殺レオを使う場合、死霊クリーチャーと水棲クリーチャーのバランスに注意しよう。暗殺を発動したいからといって死霊クリーチャーばかりを採用していると、ただでさえ低めの除去力にさらに問題を抱えてしまうことになる。

☆基本デッキの紹介☆

コントロール暗殺レオ

デッキ作成者:おみやさん twitter→@miyachimaruuuuu
※このデッキは、『L2枚、SR4枚』ではなく、例外的に『SR5枚』となっています。作成コストはむしろ低くなるため、問題ないとして少し変更いたしました。

暗殺レオとは?
ギア2に採用されているマギアスキル『暗殺』によって相手のクリーチャーを一方的に除去し、盤面を完璧に制圧して勝利を目指すデッキ。死亡時に強力な効果を発動するクリーチャーもこのスキルの前には無力で、効果を発動できずに墓地へ送られてしまう。使いこなすのは難しいが、ぜひチャレンジしてみてほしい。

☆基本の動き方解説☆
『ネプチューン進化』+『死霊クリーチャー』
『アビスシャークまたはテラーシーホース』+『死霊クリーチャー』

『暗殺』を発動するには計3つの属性を揃える必要があるが、3体並べなくても、うまく組み合わせれば2体で条件を満たすことができる。ただし、盤面が不利な状況で無理に発動してもMPが尽きてしまうので、その時はギア1でしっかり除去をし、有利な時に暗殺を発動しよう。

『海坊主』『ワダツミ』『水帝チュウボウ』に『死霊の椅子』+『水棲死霊クリーチャー』
暗殺レオと対する相手は、基本的に場に水棲死霊クリーチャーが出ていないタイミングを狙ってクリーチャーをセットするようになる。海坊主など、暗殺の発動条件にうまく噛めない水棲クリーチャーが表になっている時、1コストの『死霊の椅子』をそれらに使いつつ死霊水棲のクリーチャーをサモンすることで予想外の暗殺を発動することができる。ただし、『死霊の椅子』は奇襲に使ってこそ意味があるので、相手が油断してクリーチャーをセットしてきた時に打つようにしよう。相手がセットする前に使ってしまうと、こちらの意図がバレてしまう。

さらに、これらの動きで盤面の有利を取り続けたら、相手のデッキが尽きたタイミングで『トロイアの木馬』を使い、デッキ切れのスリップダメージと合わせて総攻撃をかけ一気に倒し切ろう。

☆マリガン解説☆(注:マリガンとは、対戦が始まる前に手札を入れ替える行為のことです)
『水帝チュウボウ』+『水棲4コストクリーチャー』を確保しに行く。特に水帝チュウボウは、強制サモン系スキルに強くMPを節約して水棲クリーチャーをセットしてくれるので必須。その2つを確保した上で、『死霊・水棲』を併せ持つクリーチャー3種を手札に確保しておく。マジックカードは、上記のカードが揃っていれば『畳返し』をキープしてよいが、『トロイアの木馬』は必ずデッキに返す。

☆初動の解説☆
水帝チュウボウが手札にあるならば、2ターン目にそれを伏せるのが基本。チュウボウで出たクリーチャーで相手のクリーチャーを除去しつつ、暗殺の盤面を整えていく。チュウボウを確保できなかった場合は、『ワダツミ』や『海坊主』など、場持ちがよく暗殺に絡まないクリーチャーを相手より後に1枚伏せて、『畳返し』などと併せて凌いでいく。

☆作成者おみやさんからのアドバイス☆
① 原則、このデッキは相手のHPを攻撃で削りにいくことはしません。『トロイアの木馬』と合わせて相手を削りきれる時のみ直接攻撃します。なぜかというと、暗殺を発動するには4MPも使わなければならず、クリーチャーが未行動の時に供給してくれるMPがとても重要になるからです。さらに、攻撃したことによって相手の行動パターンが増え、暗殺で対処しきれなくなってしまうリスクもあります。たとえ有利でも甘く見ず、シビアにMPを管理しましょう。
② 2枚伏せられた時は、片方を『畳返し』で処理するようにしましょう。コストの低い方を強制サモンし、高い方を暗殺するのが基本です。暗殺があるのになぜ畳返しが2枚も?と思う方も多いかもしれませんが、例えば『白竜』や『牛魔王』など、即死無効属性のついたカードには暗殺が効きません。そういったカードを処理するのにも畳返しは有用です。つまり、相手のセットカードが即死無効か、そうでないかを読み切るのも暗殺レオの必須テクニックの一つなのです。

レオの紹介は以上になります。暗殺レオは、『相手を殴らずMP量をコントロールする』『未行動クリーチャーの供給MPをうまく使う』という、クロノマギアでコントロールデッキを使うには必須なテクニックの徹底を特に要求されます。だからこそ、クロノマギアの腕を一段上げたい方にこのデッキをお勧めしたいです。

Special Thanks

みやっち(おみや)さん(@miyachimaruuuuu)
毎回、暗殺レオでランキングマッチ上位に食い込んでいる気骨のある方です。暗殺レオといえばこの人!という感じなので、今回是非にとお願いさせていただきました。ありがとうございました。