クロノマギア表紙

【クロノマギア】パズドラディショナル環境 最新メタ予想!(デッキレシピもあるよ)

こんにちは。りっくんです。久々の記事です。

パズドラの最新アディショナルパックが追加されましたね。アグロミルとアグロシキガミがはびこるバイオハザードみたいな環境にはそろそろ嫌気がさしていたので、ランキングマッチでどう環境が動いていくのかがとても楽しみです。

肝心のアディショナルカードの強さなんですが、これに関してはランキングマッチ最上位常連のNon.さん「最新カード評価ランキング」を速攻で作ってくださっているので、そちらで見ていってくださいね!

【クロノマギア】『パズドラ』パックの最新アディショナルカード評価一覧
http://www.appbank.net/2018/12/14/iphone-application/1676327.php

ちなみに、アディショナル以前のカードの評価ランキングについては、こちらをご確認ください↓
https://note.mu/clest0205/n/n2ba537915e73
※シェリアス=ルーツはナーフを受けてしまったため、現在は最高評価ではありません。

クロノマギアを楽しむために、メタ循環を知ろう

さて今回の記事では、今のクロノマギアではどんなデッキが台頭してきて、さらにどんな風にメタが回っているのか?!ということを解説していきたいと思います。
なぜ解説をするのかというと、クロノマギアは強いデッキを作ることが勝率にダイレクトに関わってくるからです。うまくメタが把握できでいないと、「勝てないから、とりあえずアグロ握るか・・」という話になってしまいます。確かにアグロを使うのもいいのですが、それだけじゃつまらなくないですか?

そもそも、「メタが回る」って何?!という方への簡単な説明

基本的なメタ循環の例↑
例えば、コントロール系は長期戦のためのカードがたくさん入っているので、早くに決着をつけることを狙うアグロ系には対応が追いつかず負けてしまうことが多い。逆に、序盤から壁となるクリーチャーを展開していくミッドレンジ系と当たると、アグロ系は息切れして負けてしまいやすい。など。

大体のカードゲームは、こんな感じで「デッキの相性」がぐるぐる回って成立しています。クロノマギアもそうなのですが、前環境ではこの中の「アグロ」のみが強過ぎてしまい、それに強いはずのミッドレンジデッキですら飲み込んでしまっていたので、結果的に他のデッキタイプはほとんど見なくなってしまいました。

しかし安心してください。今回のアディショナルパックの追加で、いろんなデッキタイプが出てきそうです。じっくりと腰を据えて戦いたい人も、ミッドレンジで安定して立ち回りたい人も、みんなが楽しめる環境になりそうです!(タブン)

それでは、どんなデッキタイプが流行りそうなのかを見ていきましょう。

※詳しいデッキレシピは、6桁の「デッキコード」という形で保存してあります。アプリを開いて、「デッキ編集」→空のデッキの⚙オプションにある「デッキコード入力」からその番号を入力してください。

最新環境分析 中心となるキャラとは?

1.エレナ パワーカードを誰よりもうまく使えるお嬢様

ざっくり感想
一言で言うと、この環境のエレナは最強of最強でしょう。追加されたカードがマッチし過ぎています。作るデッキを迷った人は、とりあえずリーダーはエレナで作ることをお勧めします。

MP5回復という、長期戦において絶対的な強さを誇るエレナの性能を利用して、LOまで粘り続けて勝つことを目的としたデッキ。じっくりと腰を据えて戦いたい人にオススメ。
※LO=ライブラリーアウトの略。相手のデッキが尽きるまで粘り、デッキ切れの際にカードを引こうとすることによるダメージで勝利を目指す勝ち方のこと。クロノマギアでは必修の戦術です。

アディショナルで注目のカードは、今回クリスマス仕様で追加された「聖夜の奇跡」というマジックカードです。このカードは一見すると「お互いにカードを引いて終わりなんじゃね?」と思うかもしれませんが、実は今回のアディショナルの中で文句なしに最強クラスのカードです。
なぜなら、クロノマギアはデッキの枚数が20枚と決められており、このカードを使うだけで相手のデッキを実質一枚減らすことができるので、デッキが尽きるのを1ターン早めることができるからです。
LO系デッキの最大の敵は、実は「20ターン経過による試合の強制ドロー」です。LOはほとんど自分から攻めずにひたすら相手のクリーチャーを処理し続けるデッキなのでよくこの負け方をしてしまっていたのですが、このカードの追加のおかげで引き分けの回数を大幅に減らすことができるようになりました。さらに、序盤で使ったこのカードを「閻魔」で戻すことによって、さらにデッキ切れを加速させることができます。
え、カード引かせまくったら相手の行動の選択肢が増えちゃうんじゃないの?という方。安心してください。クロノマギアは、「カードがあってもMPがなければ何もできない」んです。安心してカードを引かせまくりましょう。

デッキコード=137,329
デッキ提供=モリシー(twitter=@hellomorishi  いろいろな記事を書くたびにお世話になってます。新カード追加直後は特に生き生きとしています。)



これは、僕が激オシするデッキです。強いし、楽しい。エレナのギア2の「悪魔のささやき」でクリーチャーにステルスをかけ、相手の反撃の芽を潰してしまうコントロール寄りのミッドレンジデッキです。

アディショナルで注目のカードは、「魔道書の幻魔イルミナ」です。正面のクリーチャーに6ダメージという狂った効果を持っています。加えて、6コストとしては十分なスタッツを所持しています。このクリーチャーは、単体としてみればアディショナルの中で2番目に強いでしょう。悪魔エレナはダメージギアを採用できないため、こういったダメージスキルのあるカードの登場が待ち望まれていました。相手のクリーチャーをスマートに処理しながら、本命の「ラジョア」や「ロキ」にステルスをかけていきましょう。

デッキコード=123,663
デッキ提供=筆者

2.ほのか ミッドレンジデッキ使いの逆襲

ざっくり感想↓
前回の環境では死滅していたほのかですが、今回で、めちゃくちゃ強い人型や精霊のカードを手に入れたので、復権しそうな予感がしています。ただし、ほのかの生来の弱点である「相手のライフを削りきる手段に乏しい」というポイントはなかなか克服できなさそうなので、そこの工夫が必要になってくるでしょう。

ギア1の「護身符」で強力な人型のクリーチャーにシールドをつけてさらに強化し、盤面上で圧倒的な差をつける典型的なミッドレンジデッキです。とにかく盤面上の取り引きで正々堂々勝ちきりたい人におすすめです。

アディショナルで注目のカードは、「回想の時女神プレーナ」です。このカードは、正真正銘、アディショナルの中で最強のカードです。なぜ最強かというと、現状のカードプールの中で、「バウンス耐性」を持つカードは1枚も存在しないからです。いかに即死無効を持っていようが、豚にならなかろうが、体力が何百あろうが、このカードの前には無力です。さらに、このカードにバウンスされるのを嫌ってレベルアップサモンしようとしても、攻撃時効果でなんと伏せたカードもバウンスしてしまいます。なんなんだこいつは?こんなやつに盤面を取られて体力5にシールドでも付与されたときには、アプリを閉じてねこ動画でも見たくなりますね。

デッキコード=162,833
デッキ提供=筆者

3.ミル 前環境の悪夢の再来?

前回の環境、自分の好きなキャラクターがミルに無残に蹴散らされて涙を飲んだ方も多いと思いますが、今回の調整ではミル自体に手は加えられませんでした。運営はどうやらミル自体は下方せずに、カードで調整する方針のようです。その証拠に、今まで主軸となっていたスペード軸のミルが強くならないように、スペード系のカードの追加はほとんどありませんでした。しかし、大幅に強化されたダイヤ系統のカードとサモン時に強力な効果を発揮するカードのおかげで、「クイック軸ミル」が勢いを増しています。

♦️の低コストのカードを起爆剤として、ギア1の「クイック」を使用して大型のクリーチャーを強制サモンし、相手の不意をついて大幅に有利をとることを勝ち筋にしたミッドレンジデッキ。採用クリーチャーの平均レア度が非常に高く、札束で相手を殴って勝つ感覚を楽しめる(?)。

アディショナルで注目のカードは、「秘境の大魔女サレーネ」ですね。手札にあるダイヤの数だけMPを回復することができ、その強力な効果は1ターンに大きなMPを消費せざるを得ないクイックミルにぴったりの性能です。もちろん手札の枚数は有限なので、実際は2くらいしか回復しませんが、それでもクイック分のMPを回復できるので十分です。これまでこの枠に採用されていたのは「くノ一ハツメ」でしたが、相手のMPが無いと効果が発揮できない&「畳返し」で倒されてしまうという弱点があったので、使いやすい低コスト♦️クリーチャーの追加は嬉しいところです。

デッキコード=162,335 
デッキ提供=筆者

前環境では親の顔より見たアグロミルですが、多分今回も強いです。「猪八戒」の体力がナーフされ畳返しで倒されるようになりましたが、攻撃力が変わらないため結局削れる点数は同じということでどこ吹く風。でも、ホノカなどミッドレンジで強く立ち回れるデッキタイプの強化の煽りを受けているので、一強とまではならなそうです。特に、今回開催されているクリぼっち杯では「マジックカード5枚制限」というルールが課せられているので、今まで通じた「最初だけクリーチャーで削ってあとはマジック連打で、はい勝ち俺強い!」という勝ち方がなかなかしづらく、その数は一時的に減ると思います。

アディショナルで注目のカードは「ルシファー」です。お互いにルシファーの攻撃力分のダメージを与える効果を持っていますが、これは自分にとってはMP回復のチャンスになり、相手にとっては不意のダメージになるので、非常にアグロと相性のいいカードだと言えます。ちなみに豆知識ですが、ルシファーがサモンされたとき、「ルシファーの攻撃力を上げる」系統の効果を持つクリーチャーが味方にいると、ルシファーの効果が攻撃力の増加分だけ強くなります。これは、「カードの効果処理は、サモン後即時発動効果(畳返しの2ダメージなど)→常時発動効果→サモン時効果の順で行う」というクロノマギアのシステムの影響ですね。いろいろな効果に影響がある処理なので、覚えておくといいことがあるかもしれません。

デッキコード=137,722
デッキ提供=はろさん(twitter=@harowaku 個人攻略サイト「はろのまぎあ」の運営者の方です。)

4.シキガミ どんな強リーダーも殴れば死ぬ

前回、アグロミルを超えるレベルで強いと考えられていたシキガミですが、その影響か今回ほとんど強いカードをもらうことが出来ませんでした。相変わらず「ランマル」や「イチ」、「軍神の鼓舞」等を使ったゴリ押しムーブは得意としていますが、本来一番ゴリ押せたはずのLOエレナ系統のデッキが強力なバウンス(プレーナなど)や状態異常を起こすカード(サンタクロース ヘラなど)を手に入れてしまったので、一番勝ちたいコントロールに勝ちにくいという事態に陥ってしまっています。これを突破する構築は出てくるでしょうか。

「第六天魔王ノブナガ」等を中心として、強力な効果を持つ死霊クリーチャーを常に展開しながら相手のライフを削り続けるアグロデッキです。ある程度ゲームが進んだら、「魔王の凶刀ランマル」でとどめを刺します。クロノマギアの中でも、指折りの高価なデッキです。

アディショナルで注目のカードは「進月の地柱神コンス」です。こいつ、地味に見えてめちゃくちゃ強いです。シキガミは特に「ノブナガ」を中心としたコスト踏み倒し効果を利用したアグロムーブを頼みの綱にしているので、ノブナガを無力化してしまう状態異常系を苦手としていました。しかしこのカードをノブナガの隣に置いて進化させれば、バウンスされない限りノブナガは確実に仕事をしてくれるようになります。さらに攻撃力も進化前で4と頼もしく、アグロにもってこいの性能になっています。進化後はスタッツが大幅に変わり、2/5と場持ちの良い構成になっているのも嬉しいですね。使い込むと良さがわかってくるスルメカードな予感がします。

デッキレシピ=136,423
デッキ提供=はろさん(こちらもはろさんのデッキです!ありがとうございます。)

5.レオ 生き残り続けるスルメデッキの頂点

そのプレイングの難しさからどんな環境でも使用者が少ないレオですが、今回も暗殺型は生き延びそうです。LOに対しては閻魔を、ほのかに対してはプレーナなど強力な人型を、シキガミに対してはノブナガを、などプレイングを磨けばそれぞれのキーカードを暗殺で無力化することができます。

ギア2の「暗殺」を軸として、相手のキーカードをサモン前に封じることで優位を取っていくデッキです。これまではギア1をダメージスキルの「襲撃」にするのが主流でしたが、死霊クリーチャーが強くなりすぎている影響を受けて、ギア1に「恫喝」を採用した型が現れ始めています。
暗殺レオはとてもプレイングが難しいことで有名で、相手のカードをセット状態のまま4コストを使って破壊するという大きなリスクを冒さなければいけないので、一つのプレイミスが負けに繋がりますしかし、クロノマギアの動き方の真髄が詰まっているデッキでもあるので、一段階プレイのレベルをあげたい人にオススメです。

アディショナルで注目のカードは・・ありません。暗殺レオを使っていくと、新カードは必然的に抜けていくらしいです。新カードを採用すればとりあえず強くなるという訳ではないようですね。

デッキコード=123,351
デッキ提供=おみやさん(twitter=@miyachimaruuuuu  レオ使いのトップランカーの方です。暗殺レオの動きがわからなかったら、おみやさんのmirratv配信を見よう!)

さて、詳細に紹介するのは以上です。僕は、ここに上げたデッキが現環境の中心を担うと思っています。
え?!爆強化されたドラゴンを使ったガメイラは?人型を使えるカリンは!?と思う人がいるかもしれませんが、僕の予想では、ガメイラやカリンは多分トップデッキには敵わないんじゃないかな、という気がしています。

他のリーダーの課題と可能性

煮え切らないキャラについて、その理由と今後の可能性を話そうかと思ったのですが、文字でダラダラと書いてしまうとまとまりを欠いてしまうのと、早くこの記事を書き上げて夕飯を食いたいので、バッサリ割愛します。すみません。

ただし、割愛しただけでは分析記事としての価値が無さすぎるので、なぜ紹介しなかったかの理由だけ簡単に3つ書いておきたいと思います。

1.新カードをうまく使う方法が見つかっていない。
全体的に見た感想なのですが、上に載っていないリーダーは、ほとんどが「強力なアディショナルを使おうとすればするほどギアが使いにくくなり、結果としてデッキパワーを落としている」というジレンマに陥っている気がします。
例えばガメイラであれば、「瞬滅の赤龍契士ガディウス」という6コストのカードが強いのですが、ハートとドラゴンの組み合わせはガメイラにとって非常に扱いづらいため、結局動きがもたついてしまい強みを十分に発揮できない、という感じになっています。

↑ガディウスは非常に強力だが、反面強力なマギアスキルの発動に繋げられないため、活用が難しい

こういったジレンマをうまく突破できるならば、上に挙げた以外でも十分戦えるデッキは作れると思いますので、研究していきたいと思います。

2.研究が進んでいない。
内容としては1と被るのですが、2で意味するのは「それぞれのリーダーが具体的にどんなデッキタイプに強いのか分かっていない」ということです。
例えば前環境で最強と言われたアグロシキガミも、出てきたのは環境の研究が進んだ中盤以降でした。アグロミルが強すぎて色々考えられた結果、サクヤのダメージを最小限に抑えられ、カウンターの火力を用意できるシキガミが最強だ、とユーザーが気づいたのです。メタが回って環境が成熟すればするほど、尖ったデッキに他のリーダーが勝つのは容易になっていきます。
特にサリーや人型ルルナなんかは、今回も強力なカードを貰っているので、研究次第で環境に食い込める可能性は十分にあります。

↑星空型サリーは、今回も非常に強いカードを貰っている。今はまだランキングマッチで見る回数は少ないが、研究次第で環境に食い込む可能性も十分あるだろう。

クロノマギアは、1日ごとに環境デッキが変わっていると感じることがあります。とても楽しみです。

3.僕が知らない。
最速で記事を上げることを今回は意識しているので、ランカーの方々に詳しく意見を聞いたりはしていません。だから、もしかしたら僕なんかが予想もしなかったデッキが1週間後には環境を支配しているかもしれません。

理由はこんな感じですね。要は、「どれも研究次第」ということです。新カードが環境に定着するまでには一定の時間がかかりますから、それを注意深く見守るのが最良の選択肢だと思います。

群雄割拠の今環境!!

さて、まとめます。メタの循環を図で説明しようとしたのですが、あまりにも相性が複雑に絡み合いすぎていて、作るのがとても難しかったので、文章でざっくりと説明してしまっておしまいにしたいと思います。(逃げ)

今回の環境で間違いなくトップクラスに強いのは、コントロールLOエレナです。聖夜の奇跡を手に入れたことによるLOの加速や、優秀な処理カードの追加が全てフィットし、唯一無二の力を手に入れました。
次点で、悪魔エレナや人型ほのかなど、強力なアディショナルカードを無駄なく使えて、盤面の取り引きに強く出られるデッキタイプが猛威を振るうと思います。
しかし、それらはギアにダメージがなく、リーサル手段が限られていることもあるので、アグロミルやアグロシキガミはそういったミッドレンジデッキに対して有利を取れると考えられます。ただし、LOエレナに対しては手間取った末にデッキを削り切られてしまったり、人型ほのかの盤面構築がうまかった場合負けてしまうこともあるので、数は少なくなると思います。
そして、最強のLOエレナを倒せるデッキとして、クイックミルも注目されるでしょう。むしろ、クイックミルはLOを倒しきる力がありながらミッドレンジと渡り合えるので、最強かもしれません。
暗殺レオはこれらのデッキ全般に対してそつなく戦えますが、悪魔エレナだけはきついと思います。
その他のリーダーは、ここに食い込むように研究が進んで行くでしょう。

さて、今回の記事は以上になります。メタ予測、いかがでしたでしょうか。きっと、環境が成熟して行くにしたがって、環境に躍り出るリーダーもいると思います。それがとても楽しみです。

ちょっとだけ予告

次回は、「マジックカードの使い方と選び方」や「クリーチャーの強さってどう見極めるの?」っていう内容を記事にしていきたいと思います。
最新トレンドは、はろさんが運営している個人攻略サイト「はろのまぎあ」や、appbankさんを通してNon.さんやshoheiさんが提供している最新・最強レシピを追うと良いと思います。

僕は、最強デッキを追うのには疲れたけど、我流のデッキを作るにはなかなかハードルが高い、そんな人の支援をしていきたいなあと思っています。

それでは、良いクロノマギアライフを。