クロノマギア表紙

初心者・中級者必見!【SR4枚 L2枚以下】全リーダーの入門デッキ大公開!!!【後編】

こんにちは、りっくんです。お待たせしました。後編です。

前編を読んでいない人は先に読んできてね!
https://note.mu/clest0205/n/n9ceab5505abb

後編で紹介するデッキは、リーリア・ガメイラ・レオ・シキガミ・ゼータ・ほのかの6種類となります。前編では主にコントロール系のデッキを紹介してきたのですが、後編のデッキのうち「リーリア」「ゼータ」「シキガミ」は、相手のライフを削ることを序盤から狙っていく「アグロ」タイプのデッキになっています。
クロノマギアは読み合いが面白いゲームですが、アグロで相手がしたいことをする前に倒しきるというのも戦術の一部です。コントロールとはまた違ったテンポの良い試合が楽しめるので、ぜひ使ってみてください。もちろんただ単に相手を早く倒すことを狙っただけのデッキ構築ではなく、そのリーダーらしさを楽しみながら使えるようなタイプのデッキを作成してもらっています。
もう一つのイチオシは、最後に紹介するkonyaさんの「シールドほのか」です。シールドほのかは非常にクロノマギアらしい試合展開と読み合いを楽しめるデッキなので、こちらも作成可能であれば使ってみてください。

☆デッキ解説の内容☆

それぞれの解説は
・そのデッキのコンセプトの説明
・強さのレーダーチャート
・メインの勝ち方/キーカード
・強化したい時に入れるレアカード
・ワンポイントアドバイス

という5項目からできています。

☆強さのレーダーチャートの見方☆

レーダーチャートは、それぞれのデッキの特徴を5要素で表しています。
【攻撃力】:この値が高いほど、平均的なダメージ量は大きくなり、相手をスムーズに倒しきることができるようになります。この値が低いほど、相手を倒しきるのに時間がかかります。
【対応力】:この値が高いほど、様々なデッキタイプに対応できる力を持っています。この値が低いほど、苦手なデッキタイプが多くなります。
【制圧力】:この値が高いほど、盤面上でのクリーチャーの取り合いに強くなります。この値が低いほど、盤面上では負けやすくなります。
【使いやすさ】:この値が高いほど、使いやすくなります。この値が低いほど、使いにくく、勝ち方に癖があるものになります。
【爆発力】:この値が高いほど、コンボが決まった場合に出る火力が高くなります。この値が低いほど、地道に削っていくデッキタイプになります。

強化したい時に入れるレアカード】を入れる際は、同じくらいのコスト帯の低レアカードを抜いて差し替えてください。詳細な強化プランを全部記事に載せることは時間的にできなかったので・・スミマセン。

では早速行きましょう!

1. リーリア 

非常に大きな爆発力と攻撃力を備えており、勝ちパターンがシンプルなため使いやすいが、流れを止められた時は脆い。

【デッキのコンセプト】
リーリアが得意とする【精霊】属性のクリーチャーの攻撃力と展開力をシンプルに生かし、序盤に相手を圧倒して勝ちきることを目指すデッキ。ギア3の【大地の波動】は、相手全体に固定ダメージを与えた上に自分のクリーチャー全体の攻撃力を底上げするため、非常に大きなダメージを見込める。

【メインの勝ち方/キーカード】
メインの勝ち筋は、エースカードである【麒麟】の破壊時効果で精霊2体をセットし、さらにあらかじめセットしておいた【天狗】などと合わせて3体の精霊クリーチャーを自陣に揃え、ギア3の【大地の波動】を撃ち一気に削り切る戦法である。ギア3を発動するためには【天狗】または【カマイタチ】または【マタンゴ】が必要になるので、これらのカードと麒麟は必ずマリガンで手札に引き込んでおこう。

【強化したい時に入れるレアカード】

強化方法によっては、ギア2を味方クリーチャーの耐久を2上げる【清廉の調べ】に変え、【オメガ】と【アルファ】を投入して耐久戦にも持ち込める型を作ることができる。
さらに、そうするならば【サタン=ヴォイド】を一枚加え、相手のクリーチャーを一掃する準備も整えておいた方が良い。
その状態から【疾風の獣戦士アタランテー】などをサモンし、ギア3を【怒りの暴風】にして相手の盤面を焼き尽くす戦法を取ることができる。その一つの完成版は以下にリンクを貼ったので見てみて欲しい。
https://webapp.chronomagia.com/deck_ranking?lang=jp&date=16&ptype=2&hid=4

【ワンポイントアドバイス】
【麒麟】は、破壊されれば非常に強力な効果を発揮するが、相手が【キルケー】、【魔女の秘法】などの対策カードを積んでいたり、麒麟を放置してきた場合などは、ほとんど無力化されてしまう。そうなりそうな時は、【アルテミスの矢】や【ゼウスの雷】をわざと自分の【麒麟】に打ち込み、破壊して効果発動を誘発しよう。

2. レオ

盤面上でのやりとりに優れるが、攻めるタイミングがシビアなため、使いこなすのは非常に難しい。しかし秘められたポテンシャルは随一だ。

【デッキのコンセプト】
レオは、他の能力者にはない非常にユニークな【セット状態のカードを破壊する】スキルを所持しているため、これを存分に活かすデッキ構築となっている。ギア2の暗殺でセット状態のまま破壊すれば、【麒麟】などの破壊時効果を無効化することができる。消費MPが大きいため、MP確保やクリーチャー選択などのテクニックが高い次元で要求されるが、使いこなせば相手を翻弄することが出来るだろう。

【メインの勝ち方/キーカード】
ギア2の【暗殺】は確かに強力だが、かといって無理に発動しに行っても、逆にこちらのMPが苦しくなってしまって自滅を招く。そのためまずは【水帝チュウボウ】でMPを節約しながらクリーチャーを展開し、隙を見て【アビスシャーク】や【テラーシーホース】といった水棲・死霊の属性をどちらも所持するカードと、死霊クリーチャーを組み合わせて暗殺を狙いに行こう。
また、暗殺を打つためだけに大量のクリーチャーを展開しても後々苦しくなるため、【死霊の椅子】を上手く使ってギア2の条件を揃えられると良い。
【海王神ネプチューン】は、死霊・彗星の両属性を持ちながらも、非常に強力な除去能力を持つキーカードなので、暗殺要員としてだけでなく、単純な除去札としても有効活用しよう。

【強化したい時に入れるレアカード】

実は、暗殺レオはこれはこれでかなり完成されたデッキ構築なため、これ以上極端に強化する方法はない。ただし、「攻撃力を底上げしたい場合」や「除去力を底上げしたい場合」などに採用できるレアカードがあるので紹介しておこう。
【水華の喜女神ウルカ】は、セット中のクリーチャーに攻撃力2、体力1を付与する強力な効果を持っている。また、攻撃時に味方クリーチャーをセット状態に戻すため、サモン時に強力な効果を発揮する【水帝チュウボウ】とも非常に相性が良い。序盤から攻め込む選択肢を取りたい場合は、このカードを高コスト枠として採用するのも面白い。
さらに無難な採用カードとしては、【黒海王の鉤爪】がある。水棲クリーチャーは攻撃力が3のものが多く、ギアでも3ダメージしか出せないため、体力7以上のクリーチャーを除去するのに手間取ってしまうことが多い。そうしているうちにMPが無くなってゆき、本来の強みである暗殺を発動できなくなってしまうことがある。そうならないために、こういった高レアリティの除去カードは一枚刺して置きたい。黒海王の鉤爪は、他のデッキにそのまま転用してもなんら問題がないため、とてもお勧めできるマジックカードだ。

【ワンポイントアドバイス】暗殺レオに関しては、非常にクロノマギアらしくユニークなデッキタイプのため、過去にも動きを解説している。基本的な動き方は変わっていないため、もっと暗殺レオの動きを掘り下げたいプレイヤーは、以下の記事を見て追加で情報を入手して欲しい。
https://note.mu/clest0205/n/n483893fe6fef

3. シキガミ

非常にバランスが良く使いやすい。さらに、カードのレアリティが単純にデッキパワーに反映されるデッキタイプでもあるので、強化もしやすいのが魅力だ。

【デッキのコンセプト】
平均的に非常に高いパワーと攻撃力を持つ【死霊】クリーチャーをメインに据え、0コストで打てるギア1【黒の波動】、相手のクリーチャーも含めて全体にダメージを与えられる汎用性の高いギア2【闇の波動】でクリーチャーを除去しながら相手のライフを積極的に削っていくデッキ。テンポよくゲームが進むため、爽快感を味わえる。基礎的なポテンシャルが高いため、環境トップに度々顔を出すデッキタイプでもある。

【メインの勝ち方/キーカード】
最もダメージ効率が高い動きは、盤面に既に一体クリーチャーがいて、MPがマックスの15の状態から【死の審判ラダマンティス】+4コストor5コストのクリーチャーをセットし、【軍神の鼓舞】で強制サモンして盤面に3体クリーチャーを揃え、一気に削り切る動きだ。
しかし、この動きだけでは相手を削り切ることができないので、まずは序盤に多少相手のライフを削っておき、「MPさえ溜まれば相手を1ターンで倒しきれる」範囲まで持ち込んでおくことが大切だ。そうすれば、相手は回復したり体力の高い挑発クリーチャーを置いたりするか、こちらのライフを1ターンで削り切るしか勝つ方法がなくなるため、かなりの確率でそのまま勝ちを収めることができる。
相手のライフを削るまでの動きは、【第六天魔王ノブナガ】や【屍将軍ヒデヨシ】でコストを踏み倒してクリーチャーを出したり、【ヒュプノス】や【呪いの土偶】で相手のリソースを奪いながら相手を攻撃していこう。

【強化したい時に入れるレアカード】

まず最初に入れたいカードは、【魔王の凶刀ランマル】と【献身の幼姫イチ】だ。ランマルは見ての通り攻撃に特化したステータスを所持しており、さらに破壊された時に墓地の死霊クリーチャーの枚数分だけダメージを与える非常に強力なバーン効果を有している。相手をうまく削れず泥仕合になってしまったときも、このカードさえあればフィニッシュを十分に狙えるだろう。イチは、非常に優秀なステータスに加え、相手への攻撃とクリーチャーの除去を同時に行えるチート級の効果を持っているため、ピースに余裕があるならばぜひ解放しておきたい。

もしさらに強化したいのであれば、すでにデッキに1枚入っているこれらのカードの2枚目を投入するのも十分にありだろう。コンスは【第六天魔王ノブナガ】と組み合わせて安定感のあるパフォーマンスを発揮し、ラダマンティスは爆発力の要になる。自分がどんな勝ち方をしたいか、好みに合わせて採用しよう。
なお、アグロシキガミの爆発力がどんなものかを知りたい方は、以下の動画を参照して欲しい。

https://webapp.chronomagia.com/deck_ranking?lang=jp&date=16&ptype=2&hid=5

【ワンポイントアドバイス】
シキガミに限らず、アグロタイプのデッキのコツは、「15MPあった時、手札から何ダメージが出るか」ということを常に計算しておくことにある。例えば、手札に【軍神の鼓舞】、【死の審判ラダマンティス】、【進月の地柱神コンス】を持っていた時、もし15MPがあればそれらを全てプレーして、ギア2の【闇の波動】を発動しクリーチャーで相手を総攻撃することで合計13ダメージを一気に出すことができる。ちなみに、この13ダメージのことを「リーサル」といい、相手のライフがそのダメージ以下になっていることを「リーサル圏内」という。
アグロタイプのデッキが難しいのは、そのコンボを出す前にいかに相手をリーサル圏内まで持っていくかを考えることだ。やたらと削りすぎて相手を瀕死にさせ、その分大きい反撃を食らって自分が倒されてしまっても意味がない。なので、アグロといえど安定的に勝ち切るためには、確かなプレイングスキルが必要になる。

4.ゼータ

デッキ構成がシンプルなため、非常に使いやすい。そのほかの要素も平均的に高いレベルでまとまっており、アグロの入門としても十分にお勧めできる。

【デッキのコンセプト】
ギア1【捨て身の一撃】、ギア2【決死の一撃】を使い、自分のライフを削る代わりに相手に大ダメージを与えられるスキルで勝ち切ることを目指した、アグロ寄りのビートダウンデッキ。スキルを使えば使うほど自分のHPが削れていくため、必然的に短期決戦を挑むことになる。使いやすく、スリルを味わえるデッキタイプだ。

【メインの勝ち方/キーカード】
基本的には、水棲を2体揃えてギア2の【決死の一撃】を使うことを目指す。決死の一撃は、自傷によって死が近づくことを考えなければ、5ダメージを与えて3MPを回復するチート級のスキルと見ることができる。このスキルによって相手を序盤から圧倒しよう。
【エア】は10コストと非常に高コストだが、これ一枚でギア2の発動条件を満たすことができるため、実際のコストより使いやすい。【ウルカ】はセット中のクリーチャーの攻撃力を底上げできるため、アグロ寄りの水棲ゼータとは非常に相性が良い。これらのカードは最初に引き込んでおき、積極的に運用して行こう。

【強化したい時に入れるレアカード】

水棲ゼータはほとんど上のデッキで完成となっているが、もし本当に攻撃に特化したいのであれば、【聡明たる人魚コウキン】と【終焉の海蛇リヴァイアサン】を入れると良いだろう。コウキンは、およそ聡明とは思えないゴリゴリの脳筋の踏み倒し攻撃カードで、リヴァイアサンもまた、エアと双璧を成す10コスト水棲タイプのエースアタッカーである。ただし、これらのカードの色属性はハートなため、これ一体だけを出してもギア1、2が発動できないことには注意しよう。

【ワンポイントアドバイス】
ゼータは、水棲に限らず自傷系のスキルを多用する。だがその割には、元々の体力も【防御力0、体力29】とそこまで高くないため、調子に乗ってギアを連発しているとあっという間に体力が減って手痛い反撃を食らい、負けてしまうことがある。長期戦になればなるほど自傷で削った分が響いてくるので、多少盤面が心許なくても、クリーチャーの処理に回るよりかは、相手を倒し切るプランを取った方が勝ちやすい。また、相手がアグロタイプの時は、ダメージ系のマジックカードを手札に残しておくと、ダメージを出せる範囲が広がるため勝ちやすくなる。

5.ガメイラ

安定感と制圧力はあるが、アグロタイプなどへの対応力は低い。勝率を上げたいならば、レアカード投入による補強などが必須になるだろう。

【デッキのコンセプト】
ギア2の【ドラゴンオーラ】で相手の手札のコストアップとこちらのクリーチャーのコストダウンを同時に行うことができるため、盤面での取り合いに余裕があれば、大きなMPの有利を築くことが出来る。さらに、相手が隙を見せたり全力で反撃をしてきたら、ギア3の【ドラゴンブレス】を叩き込み相手の盤面と体力を一気に削り取ろう。持ち前の体力の多さでじっくりと勝機を狙う、燻し銀なデッキタイプだ。

【メインの勝ち方/キーカード】
メインの勝ち方は、盤面に♠️ドラゴン属性のカードが居る状態で【戦乙女プリンセスヴァルキリー】をセット、すかさず【黄金の林檎】でヴァルキリーをサモンし、ヴァルキリーで相手を攻撃して進化、ギア3の【ドラゴンブレス】の発動条件を揃えて相手の盤面を一掃するコンボだ。特に相手がMPを使い切って相手の場に2〜3体のクリーチャーが居る時にこのコンボを発動することができれば、一気に勝ちを引き寄せられる。
ただしこのコンボだけでは相手の体力を削り切ることは出来ないので、そのまま残ったクリーチャーで相手のライフを削り切ることや、【聖煌天の麒麟サクヤ】で詰め切る動き方も考えておくべきだろう。
大技や大型クリーチャーを出すまでは、♠️ドラゴンだけで発動できるギア2【ドラゴンオーラ】で相手を妨害しながら、相手との差をつけていこう。

【強化したい時に入れるレアカード】

まず投入して欲しいのは、【瞬滅の赤龍契士ガディウス】と、【永劫の青龍契士ソニア】の2枚目である。ガディウスは、効果を見れば一目瞭然だが、クリーチャーを無理なく展開することができとても心強い。このカードがあることで、6コストが捲られにくくなり、6コストの【ヤマタノオロチ】がさらに輝いてくる。ソニアは、7コストですぐに出すことができ、ヴァルキリー+林檎の7コストと合わせて14コストで即座にドラゴンブレスの発動条件を満たせるほか、アグロに弱いガメイラの回復要員、ギア2の発動要員など、必要な場面を数えればキリがない。

さらに余裕があるならば、ガディウスで出せる対象のドラゴンの幅を少し広げると良いだろう。【零龍喚士ネイ】は、手札のドラゴンの枚数だけ自身の体力をバフするため、場持ちが非常に良い。また、【竜王ゲントク】は、手札に龍属性のカードが3枚以上あれば、3コストで5・5という非常に優秀なステータスを持つカードになる。これらのカードは単純にパワーが高く癖がないため、強化対象として適切だろう。ただし、これらのカードを2枚ずつ入れようとしてしまうと、♠️竜の数が減ってしまい、結果的にギア2を発動できる機会が減って、逆にパワーを落としてしまうという事態も起こりうる。さらに、効果が手札の竜属性の数依存なので、手札の枚数が減りがちな後半に引いてしまうと心許ない。まずは1枚ずつ、慎重に採用しよう。

【ワンポイントアドバイス】
ガメイラは、耐久こそ多いものの、スキルで大きなダメージを相手に与えることが難しいため、どうしてもアグロに対して引けを取りやすい。【水棲ゼータ】や【アグロ死霊シキガミ】などと当たったときは、しっかりとヴァルキリーやサクヤを手札に引き込んでおきすぐにカウンター出来るよう備えよう。

6.ほのか

対応力と制圧力が抜群に優れているが、攻撃力と爆発力に多少欠ける。攻めるタイミングを間違えなければかなりの勝率を出せるだろう。

*注 このデッキのみ、SRの枚数が6枚、Lの枚数が2枚と、上限を超えてしまっています。ただし、このデッキは低いレア度のカードで補うのが非常に難しいデッキタイプのため、例外として記事内に掲載しています。その分、強さと面白さは折り紙付きです。

【デッキのコンセプト】
ギア2の【祈祷】を使い、自分のクリーチャーのコストを大幅に下げて圧倒的な展開力で優位を取り、ギア3の【金剛符】でシールドを張って蓋をし、相手の反撃の芽を全て摘み取ることを目的としたデッキ。一度盤面を固めてしまえば、常に手札の枚数とMP量で有利を取れるため、相手にとって試合をひっくり返すのは至難の技になる。

【メインの勝ち方/キーカード】
まずは、【アスタロト】【リィ】といった、先に出して強力な効果を発揮するカードを2枚一緒に出し、属性を組み合わせてギア2の発動を狙っていく。相手が後出しで対処しようとしてきたら、ギア2でコストを下げたクリーチャーをさらに後出しでレベルアップサモンするなどして対応していく。
また、盤面を序盤から取るために、【アルテミスの矢】【ガイアの怒り】という低コスト・高パフォーマンスのマジックカードを2枚ずつ採用している。序盤に使用したこれらのカードを【閻魔】でデッキに戻し、さらにまたギア2を連打してそれらを手札に引き込んで何度も使用し、相手を制圧していこう。

【強化したい時に入れるレアカード】

この強化案に関しては、カードを示すより、完成形をまず提示して、できる範囲でこれに沿って強化してもらうのが良いだろう。このデッキは、低レアデッキの作成者でもあるkonyaさんが、「現時点での完璧な形」として打ち出したシールドほのかのレシピである。
特に注目して欲しいのが、5枚のマジックカードだ。冒頭の低レアデッキでは、マジックがアルテミスの矢2枚にガイアの怒り2枚、黄金の林檎1枚となっていたが、この完成形では、【セイレーンの歌声】が1枚、【威圧】が2枚、【黒海王の鉤爪】が2枚というラインナップになっている。これは、目先の除去よりも、サモンする前に相手を抑えておくことを目的とした構成だ。シールドを張った時、それを突破するためには、相手は必然的に高攻撃力のクリーチャーや大がかりなスキルの発動を余儀なくさせられるが、それらをマジックカードで事前に抑えておくことによって、有利を守り切ることができる。しかし当然、発動タイミングも難しくなってくるため、強化すれば単純に強くなるというわけではない。しかし、クロノマギアの読み合いの真骨頂を味わえるので、挑戦できるプレイヤーにはぜひ作成してもらいたい。

また、ほのかのランカーであるkapiparaさんという方のプレイの質が非常に高く、その動画が公式サイトで公開されているので、ほのかの使用感を見てみたい方はぜひこちらも参照して欲しい。
https://webapp.chronomagia.com/deck_ranking?lang=jp&date=16&ptype=2&hid=6

【ワンポイントアドバイス】
シールドほのかはギア2【祈祷】の発動が必須なため、一枚だけダイヤを出してギア1を使う動きを繰り返すのは極力避けよう。また、金剛符の発動までこぎつけたとしてもすぐには相手のライフを削りにいかず、MPの差が明確になるまでクリーチャーを待機させてMPを回復しよう。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

全リーダーのデッキの紹介が終わりましたので、このシリーズは以上となります。この中で一つでもお気に入りのデッキを見つけていただけたら嬉しい限りです。ぜひ、無限の可能性と奥深い面白さを持つクロノマギアの世界を楽しんでいってください。

最後になりましたが、この記事作成にあたって、難しい条件下でも魅力的で強力なデッキを作ってくださったデッキビルダーのみなさん、本当にありがとうございました。

それでは、良いクロノマギアライフを。