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【山の紹介と登山レポート】4座目:苗場山

こんにちは!

今回は、9/1~9/2にかけて、新潟県の苗場山と群馬県の谷川岳へ行ってきたことについて、紹介とレポートを書こうと思います。

まず一つ目、広大な山頂と美しい湿原が広がる「苗場山なえばさん」です。

読んでくださる方へ、あなたの休日のお出かけ先の参考になると幸いです!


苗場山の紹介


苗場山はどんな山?


苗場山は、新潟県の南部と長野県の北東部の県境にまたがる火山です。
標高は2145m。
日本百名山にも選ばれています。

いくつか登山道があり、新潟県側と長野県側どちらからも登ることができます。

スキー場で有名


「苗場」と聞くと有名な「苗場スキー場」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実際、苗場の名はこの山からとられたようです。

ただ、苗場スキー場は苗場山の山麓にあるわけではなく、「筍山」の山麓にあります。

苗場山の山麓にあるのは「かぐらスキー場」。

ロープウェイで行く広大なスキー場で、標高が高いため5月頃まで雪が残ります。そのためシーズンが長いことで有名です。

実は今年(2023年)の1月にかぐらスキー場を訪れています。雪質よし景色よし、とてもいいスキー場でした。
苗場山に登ることに決めたきっかけでもあります。

二つのスキー場は「ドラゴンドラ」という日本最長のゴンドラで結ばれています。
スキーシーズン以外に春や秋も運航しています。
観光にぴったりです。

ちなみに苗場山は奥深い山で、山体は登山をしないときれいに見ることは難しいようです…。

山頂に広がる高層湿原


苗場山の特徴として、山頂が広大な湿原になっていることが挙げられます。

山体が台形で、頂上は平らになっています。そこに何万年もかけて広大な湿原が形成されました。

「苗場」という名前の由来は、湿原と池塘に生える草が水田のように見えることに由来しているようです。

登ったあとなのでわかるのですが、頂上へ気軽に行けると決して言えません。ですが、高層湿原は苦労して登ってでも行く価値アリと断言できるほど美しいです。

苗場山山頂の高層湿原と池塘

ぜひ登ってみてはどうでしょうか。

登山レポート

秡川登山口から出発


早朝から登り始めるため、登山前日、仕事を終えた後に湯沢町へ向かい、「道の駅みつまた」で車中泊をしました。

登山当日。朝5:00頃起床し、秡川登山口へ向かいます。
モデルコースは「秡川ルート」です。

秡川登山口を6:00過ぎに出発。
舗装された道を30分ほど登ると、和田小屋に到着します。

ここからはスキー場のリフトに乗ることで時間短縮できるのですが、平日は運行していないようです。(運航は上りのみ)

ここからが本格的な登山になります。

田代湖を眺めながら


まずは中ノ芝~上ノ芝を目指します。
しばらく森の中の登山道を進みます。

道中の景色
徐々に森を抜ける


1時間強登り続けると森を抜け、まもなく中ノ芝に到着しました。

中ノ芝
湯沢町や南魚沼市方面
田代湖


このあたりまで来ると、ダム湖の「田代湖」が見えるようになります。

中ノ芝から15分ほど登ると、今度は上ノ芝に到着。

上ノ芝
登山道

ここまでくるとどこも景色がきれいでした。

神楽ヶ峰へ


上ノ芝を過ぎ、次のチェックポイント「神楽ヶ峰」を目指します。
苗場山前にある山です。

大きな段差のある「股スリ岩」を過ぎると…

登山道が少し平坦になり、歩きやすくなります。

8:15頃には、神楽ヶ峰に到着しました。

神楽ヶ峰

ここまでで八合目です。

大きな山体が現れる


神楽ヶ峰を過ぎると、平坦〜下りの道が続き、スイスイ足が進みます。
そして目の前に大きな山体が見えてきました。

苗場山

苗場山へは、一度下ってから最後の急登に挑むことになります。

山頂前は最も登りがきつく、楽園前の最後の試練といった感じです。

神楽ヶ峰と通ってきた登山道

急登のなか、これまで通ってきた登山道を見下ろします。
きれいな湿原目指してなんとか足を進めます。

山頂はまさに「美しき天空の楽園」


急登を登りきると、突然周囲が平坦になり、一面の湿原が広がります。

まずは「苗場山山頂ヒュッテ」で休憩し、山頂で写真を撮影。


苗場山山頂

休憩後は、広い山頂の湿原を散策します。
木道が整備されていており、快適に歩き回ることができます。

この日は快晴で、きれいな景色を存分に楽しむことができました。

湿原の中には「池塘」と呼ばれる小さな池がたくさんあります。

池塘

周囲には花も咲いていたり。

湿原に咲いていた花

「天空の楽園」と称されるのも納得の美しい湿原でした。

1時間ほど湿原を散策して楽しみ、下山することにしました。

下山時 田代湖とスキー場

苗場山、登山開始~下山完了までトータルで8時間ほどかかりました。
道のりはこれまで登った山よりもだいぶ長かったです。

自分が調べたサイトでは中級者向けの山として紹介されており、身構えて対策はしていたつもりでしたが、それでも思っていたより体力を使う羽目に。
特に最後は足や膝がだんだん痛くなり、次の日の谷川岳登山に不安を残す結果となってしまいました。無事に下山できたことがなによりです。

大変ではありましたが、山頂の湿原は登った人にしかわからない、とても美しい湿原でした。
自然の素晴らしさを改めて感じました!

次回は「谷川岳」を紹介します。↓↓↓

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!


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