07/29 もうそこに僕はいないだろうけど

最近更新していなかったnoteを更新してみる。当たり前だけれどせっかくなら誰かに読んでもらえる文章を書きたい。だから本当に書きたいことを思いついたときに更新していたい。だから一日に何回も更新することもあれば一ヶ月更新しなくたっていいのだ。

昨晩、すごく面白い人たちに会った。やっぱりすごくおもしろい、最高だ。ただ1ターンに2回攻撃してくるので全然追いつけなかった。めためたおもしろくてよかったです。またいっぱいお話しましょう。

全然関係のない昔話をしたい。僕の友だちの話だ。

僕の友達は、僕より身長が高かった。力も強くて、けれど優しいやつだった。僕がいじめられそうになったとき、守ってくれたことがあって、感動したことがある。感謝の気持もあるけれど感動のほうが強かった記憶がある。

でもしつこいやつだった。土日になると毎回家電をかけてきて、今日遊びに行っていい?と聞いてくるやつだった。しつこくて、5回に一回くらいのペースで遊んだ。遊ぶときはだいたいモンハンをしているか、僕の漫画本を読んでいるだけだった。そういえば年を取ってから、友達が僕の漫画本を読むためだけに家に来ること、なくなったな。あれ、何か知らないけど楽しかったのに。

中学校に上がるころ、彼は不登校になった。

不登校といえど精神を病んだ感じではなかった。ただ学校に行くの面倒って感じで、なんとなくふらっと学校に来たときも、別にいつもと変わらないし、僕もいつもと同じ対応をしていた。しつこい電話はかけてこなくなったけど、たまに遊んでた気がする。小学校の時ほどではないけれど。

中学校の修学旅行のとき、同じ班になった。彼は隠れてスマホを持ってきてて、それが僕には勇者に見えた。その時の印象は今も残っている、すこし大げさだけど僕にとって彼は勇者だった。まだ小さい僕の弟の面倒を率先してみてくれていたのも彼だった。他の友だちは煙たそうにしていたし、僕はその頃から弟が大好きだったから、彼の態度には心底救われた。

あと中学のころ、もっと言えば小学生の頃から好きな女がいた。僕はその女がめちゃくちゃ嫌いだった。本当に何もしていないのに舌打ちしてくる女だったから、あいつはやめておけよと言ったけど聞いてくれなかった。何回も告白して何回も振られていた。女の趣味が悪いなと思っていたが、のちのち僕のほうが悪いと判明した。

それぞれ別の高校に入学した。僕は偏差値40スレスレの高校で、彼は偏差値30スレスレの高校に行った。高校の偏差値とは関係なく立地がかなり違うところにあるので、だんだん疎遠になっていった・

高校2年くらいのとき、当時ドハマりしていたはちゃめちゃかわいいファム・ファタールに私以外の連絡先を消してくれたら嬉しいと言われ、彼含めた連絡先をすべて消したことがあった。今思えば悪手過ぎた。その中に彼も入っていた。

市内に一つだけあるモスバーガーで友達とランチをしていると、見知らぬ女と手を繋いでいる彼がいた。手を振ると僕に気づいてくれて、彼も振替してくれた。女の趣味が治ってよかったと思った。当時僕はファムファタールに昼休み毎回パンと飲み物を奢っていた。人の心配をしている場合じゃなかった。

高校を卒業して、彼が僕の父親の仕事先に就職したことを知った。父親は彼のことを気に入ってたし、良い仕事ぶりと褒めていた。僕は、そうだろうそうだろう、と自分の子供のように鼻高々だった。

そのころになると僕もファム・ファタールへの熱もだいぶ下がり、下がっていたと思ったが後々再発し5万くらい現金で貢ぐんだけどそれはまた置いておいて、当時は本当に落ち着いていたので彼の連絡先を取り戻したくて、電話番号をかいた髪を父親に頼んだ。一度会って連絡を取れなかったことを謝りたかったし、かつて女の趣味が悪かった彼になら理解してくれるかもしれないと思ったからだ。

けれど彼からの連絡は今日まで一度もない。

何年か前、彼は仕事をやめたと聞いた。父親ももったいないなと言っていたけど、どうしてやめたかはわからなかった。彼が今どこで何をしているかは、僕は知らないのだ。

彼の頭の中に、彼のこれからの人生の中に、そこにもう僕はいないだろうけど、ときどき彼のことを思い出す。彼の無鉄砲で向こう見ずで、人情に熱いけど九九が怪しくて、貧血気味でクラスで身長が一番高くて、「なやわ」という変な名前でモンハンして、脳筋だから大剣しか使えなくて、それで味方をぶっ飛ばして笑っていて、チンピラみたいな喋り方だけど優しかった彼のことを。

ときどき思い出しては、もう僕にはどうにもできないと思い知らされる。

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