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詩作2023年12月

今年も師走ということである。さて、月一回という事で販売しておりますが、来年より隔月販売という感じにさせて頂きたいと思います。



「バス停」  2023.11.15



降り立った街
傘を畳んだ

さあ始まるのか
ピンと尻尾を張った猫
立ち上がる

今のまま
未来も色褪せず
歩けばいいさ

走り切ってもないけれど
ゆっくりゴールを目指し
戻れぬ今
腰掛けてバス停

※バスは定刻通りに来るとは限らない。






「一回転」  2023.11.23


定期便は旅立った
誰も行かぬ空へ
連れて行った

曇りかかる未来なのか
左右どちらかに傾くか?

一回転
揺らぐような
世の中を
スクランブル

誰もわからぬ
コトバを投げかけて


※人生は何回転もするのでしょう。


「それぐらいは」 2023.11.28


裏切られたと
被害者ぶって

期待される程
君は何もせず

ゴミ指定日ぐらい
守っている

言えないぐらい
そむいても

大きく包みこまれるように
君は生きてきた

何もないように
何かあるように

色付けされたような
明日へ進んで行く

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追浜を感じられば

おっぱま

125円

定食亭定吉における詩作集大成、第二弾。

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