濃いめで

片親、親との同居経験無し、私生児、寒村出身、グレた、乱れた生活、家庭崩壊、二重生活、不倫裁判敗訴、有責配偶者、起業、倒産、極貧生活、生活保護、裁判まみれ、自分の父親を訴える、裁判所からの立ち退き命令、財産差押え…

自分のちょっとしたネガティブなトピックの一部をひと言でまとめて並べてみるとこんな感じになる。

良くぞ靴を揃えたり、梁にロープかけたりしなかったもんだと思う。

もちろん今日現在は屋根のある家で暮らせているし、仕事もできているので、何ら不自由はないってほどでもないけど…まぁ、ぼちぼちやってます。

くらいのことは言えると思う。

とは言え何か災厄オールスターズみたいに見えるけど、幸せなことに、大病をしていない。
とか…あとは、えーと大病をしていない。あれ?二回言ったか。

まあ、そんなわけで心療内科にかかったことはあるけれど体にメスを入れるような手術の経験は無い。

人に経歴や体験を話しているとなんというか自分が嘘つきに思えてきて、あまり多くを語りたくなくなってしまったりする。

ほんとのことしか言ってないのに…
今どき風にいうと相当「盛ってる」人のようになってしまうので、間引いたり端折ったりして自分語りをせにゃならん。

また、あるいはモラル的にどうかという行動も多かったと思うので、リアルに引いてしまう人も少なく無いと恐れてしまって中々ありのままを語ることができなかったりする。

たまに人生の岐路に立ち、こんなことってある?極限状態すぎて誰にも相談出来ない…
みたいな境遇の人の相談に乗ってあげたりする時は遠慮なく自分の体験を糧にアドバイスすることができて、
こんな特殊な人生も誰かの役に立つことあるんだなとしみじみしたりしている。

モラルに外れた、または常識から考えられないような境遇でもがいている人は決して本人はモラルに外れた人では無いし、常識から逸脱した人でも無い。

環境、境遇、タイミング、人生ほんと色々なことが起きるし、常に正しい側に自分が立っているわけでも無い。

大切なのは濃いめの人生でも、薄めの人生であってもぐっと飲み干して次の盃を受け取ることだと思ったりする。

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