台湾で[ジュディオング]さんの版画を観に行きました。
この日は、前からジュディオングさんの個展を観に行く日と決めていました。
お昼から半休の夫と行く予定でしたから、午前中はなんやかんやを済ませて、いざ出発。
まずは腹ごしらえから。
気に入ったお店にリピートしてお昼ごはん。
実は、むかーし台北の森林北路で初めて食べた担仔麺がイマイチだったので、それからあまり担仔麺は食べていなかったのですが、
このお店のは本当に美味しくて好きになりました。
これは蒜泥梅肉。台湾ではいろんなお店で食べられますが、ニンニたっぷりコッテコテゴマ冷シャブ?みたいな感じで大好きです。
杏仁豆腐も良くありますが、ほんとに味はいろいろです。
薄味の杏仁豆腐が多い中、なかなかしっかりした味でした。
お腹いっぱいになったので、歩いて五分くらいの台南市美術館1号館へ向かいました。
台南市美術館の二号館は新しくて近代的な感じですが、こちら一号館は全く逆のクラシックでとても落ち着いた雰囲気のある美術館です。
夏に初めて台南に来た時に来て二度目の来館です。
着きました。日本の様に外に大きなポスターが出ていなかったので、不安でしたが大丈夫でした。最終日が近いせいか来館者が多かったです。
これはたしか宿の下に川(温泉?)が流れてる日本の宿だったと。
ジュディさんが作業している動画を見られるコーナーがありました。
版画というのは幾つも工程があって、木を削るにしても色を重ねるにしても、気の遠くなるような細かい調整をしながら仕上げて行く様子がよく分かりました。
よく見たら色も最低限しか使われていません。
どうしたらあんな透けた風の抜ける様子を表せるのか。不思議です。
印象的だった事は、どの作品も完璧で緻密に計算されていて抜かり無い感じがしました。
題材は穏やかな物ですが、見ている側は緊張する作品が多かった気がします。
きっとジュディさんはまっすぐで、一切妥協しない完璧主義。
こんな版画らしい版画を初めて見ました。
この開催は夫がSNSで見つけてくれて教えてくれたのですが、あまりアートに興味ない彼がよく気付いたと思います。
二人とも、小学生の時の図工の版画制作はキライだったと意見一致。
彫刻刀はすぐ削れなくなるし、手は痛くなるし・・・。
実際に見たジュディさんのピンクの革グローブはボロボロでした。
また、新たな発見がありました。
そして私はこの美術館がますます好きになりました。
ジュディさん、素敵な版画をありがとうございました。
これからも精力的に活動されてまた新しいインスパイヤを
たくさんの人に与えてください。
また機会があれば来てみたいと思います。
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