引越し２日目、やっぱりいるよなぁって事で物干し竿を注文した。引っ越し前から注文するつもりではいたけど、なんだか買う気がしなくてそのままにしていた。生活必需品ではあるけど、買ってもなんだか面白くない。食べ物、飲み物だったら自分の食欲を満たすためだから、好きなメーカーや味や値段だったり、色々吟味して買って納得感や達成感がある。
だけど、物干しざおって。もうそのまんま、面白くない。高級品でもなくて、ポイントも使えばネットで安々と買えるんだけど、なんか納得がいかない。でも、外干し派だから買わないと困るのよね。せっかく洗濯したのが、干すところがないと本当に困るの。
致し方なく買う。それが私にとっての物干し竿。
近年は乾燥機能を使う人も増えただろうけど、それでもまだまだ外干しするのが一般的だと思うので、物干しざおの需要はしっかりあるだろうな。
だから、昔からある竿竹屋ってのは、知恵のある商売だなぁと思ったんだけど、一昔前にそのからくりを明かした本が出版されている。
私は読んだことはないんだけど、レビューやらでチラリと聞きかじったことがあるのでふんわりとは理解している。
まぁ、でも儲かるよ、竿竹屋。だって要るんだもん、絶対。しかも、劣化するから古くなったらめちゃくちゃ汚くなるし、お家によってサイズも違うし、買い替えなくちゃいけないものなんだよ。
ってことで、単純な理由で私の中での結論は、竿竹屋は間違いなく儲かる、となった。
この時代に、竿竹屋の軽トラを見かける事はほぼ無いけど、ふとその光景を思い浮かべてみた。
おーい、おじちゃん！引っ越したから１本買うよ～！
ダッシュで軽トラに駆け寄る、私の後ろ姿が見えた。