見出し画像

スチームサウナ

個人的に、ほとんどの愛好家が好んで入るサウナはこんな感じだと勝手に思っている。

たくさんストーンが載ったタワー型ヒーター。
テレビは無いか無音。薄暗い照明。
90℃以上の高温かつそこそこの湿度。
送風付きオートロウリュ。
セルフロウリュ可能であればなお良し。

このようなサウナはだいたい2〜3分で全身から汗が吹き出し、7〜8分入ると十分体があったまる。
タイパを重視するとても現代っぽいサウナだ。
だけどこんな感じのサウナはだいたい混む。
もうクソほど混む。
そんな時は落ち着いて周りを見渡してみよう。
そこにもう一つサウナ室があるでしょ?
スチームのやつが。

タイパサウナも良いがスチームサウナもわりと好きだ。
50℃くらいの低温の部屋、そこに充満したスチームを吸い込んでじっくり体をあたためる。
まさに「蒸される」という表現がピッタリである。

スチームサウナの良いところを考えてみた。
空いてる
どんな人気施設でもスチームサウナがギッチギチに混んでるのを見たことがない。スパメッツァや満天の湯でも普通に入れる(と思う)。
座席が豪華
通常のサウナより個人スペースが広い。座面がタイルやプラ製の椅子なので簡単に洗い流せて衛生的。背中を預けてゆったり横になれる場合もある。アスティルは気を抜くと寝落ちする。
バリエーション豊か
発汗や肌ケアを促す塩が置かれている場合がある。他にも楽天地スパや法典の湯は薬草。南柏すみれは泥。レインボー新小岩は熱風が届く風の谷がある。

ね、タイパサウナには無い良いところがあるでしょ?でも混んだら嫌なので良くないところも書く。
テレビが無い
しっかりあたたまるために時間がかかる、のに暇をつぶせるテレビが無い。たぶん曇っちゃうからだと思う。素数を数えるか一人しりとりで乗り切ろう。
水滴爆弾
死ぬほど熱い水滴が体に落ちてくる場合がある。人によってはご褒美かもしれない。

その昔、サウナにハマりたての頃はスチームサウナなんて見向きもしなかった。でも。
その違いが素敵だって今なら言える。

最後にタイパ重視の方向けのスチームサウナを。
めちゃくちゃ良い銭湯でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?