新年度の始まりです
私は1浪をしています。
4月1日になると毎年思い出します。
もう41年前の事です。
満開の桜の木の下を、ピカピカの一生が体に不釣り合いな大きなランドセルを背負い、お母さんに手を引かれ、学校に歩いて行く姿が見えました。『そうなんだよなぁ。自分とは関係なしに、世の中は回っているんだなぁ』を痛感しました。
現役で受かった高校の友人は、皆、今年から〇〇大学の1年生です。
しかし、私はその肩書きを手に入れることができませんでした。
もう高校生でもないし、まだ大学生でもない。
人生初の無所属である自分に対してものすごい大きな不安を感じた事を覚えています。
(今、考えたら予備校の学生証は貰ったはずなのですが笑。)
何処かに所属している事って、それだけで安定感を得られるし、安心できるという事が本当によく分かりました。
そして感謝を感じました。
ストレートに大学に入れたら"無所属である事の不安定さ"を感じる瞬間はもっともっと遅かったに違いないと。
人間万事塞翁が馬。禍福は糾える縄の如しです。
次男が今日から社会人2年目になります。
異動はなかったものの、今まで担当していた地域が半分になり、他に2つのエリアを受け持つことになったとのこと。
「それをどう受け止めてる?」と聞くと、彼曰く「他エリアのことも知ることができるので良かったと思っている」との事でした。
脳出血で入院をして、退院したのが2021年の3月25日。早いものでもう3年が経ちました。
大事に至らず、何の支障もなく、仕事が出来ている事。そして毎日を楽しく過ごせていること。これにも感謝です。
今ある環境に感謝して生きる。
この世の中に何一つ当たり前なんてありません。全て有難い事です。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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