先日、パートナー企業の営業マンから、上記の問い合わせをいただきました。

このような相談を受けた時、私は必ず以下の確認を取ります。

お客様はなぜマネージャー研修が必要だと考えたのか？

この部分をお客様に確認せず私に相談をいただいた場合には、可能であればリモートでも良いので、お客様と直接お話をさせて貰えないか？というお願いをします。

なぜならば、研修は手段であって、目的では無いからです。もう少しわかりやすく言うと、お客様は研修を買いたいわけではないからです。

今、何かうまくいっていないことがあり、それがおそらく、数字の状況を見てなのか、或いは、現場マネージャーやメンバーの行動や発言に何かの違和感を覚えたのか、何らかのきっかけとなる出来事が必ずあるはずですので。

現状、こんなことが気になる。
こんなことがダメだ。
こんなに芳しくない状態である。
などを、いろいろヒヤリングして、

理想:それが本当はどうだったら良い？
どうあって欲しい。
をお伺いします。
これが揃って初めて提案を考える事が可能になるのです。
当たり前の事ですが、BeforeとAfterの状況により、提案するコンデンツは変わります。

ビジネスは、お客様のお困り事の解決であり、理想の実現のお手伝いです。

そして、お客様は、商品サービスが欲しいわけではなく、今困っている現状の問題をなんとかしたい。そして、理想の未来を手に入れたいのです。

そこにお金を払うわけです。

「研修は手段であって、目的ではないので、現状と理想を確認させてください。研修を発注するとかしないととかは置いておいて、先ずはお話をお伺いしたいのです」とお伝えすれば、大抵のお客様は、快くお時間をいただけます。

ここにお時間を割いていただけないお客様は、私に言わせれば、"本気ではない"、"あるいは話が噛み合わないお客様だ"と置いて、最初から深く追いかける事をしないようにしています。

1回の研修で、会社やマネージャーが大きく変わるなんて事はありません。長くお付き合いしていく中で、少しずつ理想に近づいていくものだと信じています。私はそのような伴走支援をしたいと考えています。なので、長く付き合いができるお客様かどうかを、最初の段階で見極める事は大事なことだと考えています。偉そうに聞こえたら大変申し訳ありません。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。