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ウタ②

最近は無性にウタに会いたいことが多いです。

それは恐らく、気づきたくはなかったのですが、ウタが死んだことをようやく自覚してしまったからだと思います。

もう会えないということに、4ヶ月以上が経ち、ついに気づいてしまったのです。

ウタは元々野良猫だったこともあり、我が家に来てからも週に何度かは外へ出かけて行き、数時間で帰ってくることもあれば、そのまま数日いないこともありました。
散歩しているところや隣の家の屋根で日向ぼっこしているところを見かけることもありました。

そんな感じで、生きていた頃から家にウタがいないことは多々あったので、いなくてもそこまで違和感はありませんでした。

なのでウタがいないのは、つまり死んだからだということに気づくまでに時間がかかってしまったのだと思います。

お腹空いたら帰ってくるんだろうな、といまだに思ってしまいます。

けれど、さすがに4ヶ月以上も経つと、もういないということを嫌でも自覚しました。

ついに終わってしまった気がします。

「猫は死期を悟ると飼い主の前から姿を消す」みたいなことも聞いたことがあるし、死に目に会えただけでも良かったのかもしれません。

そう思うことにします。

ただ、とにかく会いたいです。

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