柔道整復師 国家試験対策資料 柔道整復師と柔道 2024.02.11

最初に
柔道整復師と柔道に関する情報が載っている教科書はないため、自分で調べた内容を載せております。最後に参考文献、URLを記載しますので各自で確認していただくとより確かなものになると思います。

出題基準

ア、柔道の歴史 ①創始者、創始年
イ、柔道の理念 ①講道館柔道の目的
        ②嘉納治五郎師範の考え・言葉
         a 遺訓 b 精力善用、自他共栄、尽己竢成、順道制勝
ウ、柔道の教育的効果(礼・精神・道徳・品格)

柔道の歴史

創始者:嘉納治五郎
創始年:1882年(明治15年)に永昌寺にて講道館を設立
正式名称:日本伝講道館柔道

講道館柔道の目的(柔道修行の目的?)

柔道修⾏の目的は、攻撃・防御の練習によって⾝体を鍛練して強健にし、精神の修養につとめて⼈ 格の完成をはかり、社会に貢献することであると⽰されています。 

嘉納治五郎師範の考え・言葉

1)精力善用
→心身のもつすべての力を最大限に生かして社会のために良い方向に用いる
2)自他共栄
→自分だけではなく他人とともに栄えある世の中にする
3)尽己竢成
→ 自分の全精力を尽くして努力した上で、成功・成就を期待すべきである。
4)順道制勝
→道にしたがって負けたとしても、道に背いて勝ったことよりも価値はある(正々堂々)

柔道の教育的効果(礼・精神・道徳・品格)

1)気を付けの姿勢
→両踵をつけ、足先を約60度に開き、膝を軽く伸ばして直立し、頭を正しく保ち、口は閉じ、目は正面の目の高さを直視し、両腕を自然に垂れ、指は軽く添えて伸ばし体側につける。

2)正座のしたか
→左足から正座をする。爪を立てたまま膝をつけ、両膝の間隔は大体握りこぶし二握り。両足のつま先を伸ばし親指と親指を重ねる。両手は両大腿の付け根にひきつけて指先をやや内側に向ける。

3)立礼
→約30度曲げる。両手の指先は膝頭の上に来るよう滑りおろす。立礼を始めてから終わるまでの時間は、大体一呼吸(約4秒)

4)坐礼
→両手を両膝の前握り拳二握りのところに両手の人差し指が約6cmの間隔で向かい合うように置く、額が両手の約30cm上のところまで降ろす。臀部が上がらないように注意。

5)立ち方
→坐礼の反対なので右足から立ち上がる。

6)拝礼
→敬礼より深い礼。立礼の場合は、約45度で両手は膝頭まで滑り降ろす。坐礼の場合は、額を両手の甲に接するまで曲げる。両手の人差し指と母指を接するようにする。

おまけ
流派について

1)天神真楊流(てんじんしんようりゅう)
組み合って戦う技で構成され、のどを絞めたり押し伏せたりといった攻撃主体の流派でありる。嘉納は福田八之助に弟子入りするが福田が52歳でなくなり、天神真楊流の家元である磯正智に弟子入りする。

2)起倒流
投げ技中心の流派である。磯の死後、起倒流の飯久保恒年に学ぶ。起倒流は、鎧組討のための投げ技を重視していたそうです。

講道館四天王
1)西郷四郎
2)富田常次郎
3)山下義韶(よしつぐ)
4)横山作次郎

参考資料
SKM_C36823091117570 (kodokanjudoinstitute.org)
講道館トップページ (kodokanjudoinstitute.org)
講道館 - Wikipedia
嘉納治五郎 - Wikipedia
小学館版 学習まんが人物館 嘉納治五郎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?