覚書オッペンハイマー人類滅亡の罪

もう1人みたい人がいたので2回目オッペンハイマー見てきた。
1回目みた直後はしんどい映画で2回目きついな3時間もあるしと思ったけど。
一週間の間に色々調べたり読んだり見たりしてオッペンハイマーの周辺を。みる前楽しみになってきた。
実際みて1回目より楽しめた。
1番の疑問は冒頭のオープニングとラストに雨が落ちる水たまりから始まったこと。あれの意味がいまだにわからない
核で全滅した地球には雨が降らない?心模様の象徴?
アインシュタインが池で佇んでる時も雨が水面を叩く。そこからトリニティーの火球の描写に画面が映る。
オッペンハイマーの人間性の欠陥は色々書かれているが頭の良い人たちが未来を計算で予見できるのに破滅的兵器を作ってしまう。その都度正当化の理由を後付けして。何故かは映画を見終わってもよくわからない。オッペンハイマーは悪魔でも破壊者てもなく。一回の人格的には破綻した科学者にすぎない天才的ではあるけれども。破滅的な兵器と知って、火災後に後から必死に消火する放火魔みたいに自分に罪を政治的にかそうとストロースに目をつける。テラーにかっての自分をダブらせたり。広島長崎の惨禍を真正面から見れない。大佐のいう破滅的連鎖爆発がニアゼロよりゼロが良いという言葉も自分だけは助かりたいというエゴにしか聞こえない。
そう原爆は人間のエゴの究極の形。一旦その魔力を知ったものは後戻り出来ない。
ラストのアインシュタインとオッペンハイマーの会話も2人とも人類の破滅的最後を論理で必然の帰着として見てしまっている。2人ともプロメテウスとして永遠に有罪なのだと。

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