ジオパークに ハマってしまった!      §6 第4回ジオパーク講座より      sono2 タヌキ堀・くりはら田園鉄道

▢ タヌキ堀
 って、タヌキが鉱石を掘ったわけではない!
 細倉マインパークの中に入ると、横穴が沢山掘られ、幾重にも重なっているような構造になっている(夏は涼しいので、去年の猛暑の折は、涼みに来る人が多かったとか。一年中平均して15°くらいだそうだ)。タヌキの巣穴の横堀ににていることから「タヌキ堀」というそうだ。インターネットは「無計画な横堀採掘…」などと説明しているが、上の層で掘った鉱石は、下の穴に貫通させた穴から下に落とし、最下層まで繰り返して、各層で掘り出された鉱石は、最下層から「エレベーター」で地上にあげられるという構造はとても面白かったし、計画的だと感じた。坑道に表示された順路をたどっていくと、そんなタヌキ堀の模型などもあり楽しかった。
 さらに、パンフレットやポスターにも出てくる「蝋人形」が、坑道内のあちこちで登場し、当時の打ち合わせの様子や、作業の様子などの説明に使われている。以前に来たときは、ただ通過したのだったが、実は、この蝋人形は「当時実在していた作業員」をモデルにしているという。そんな話を聞くと、急に「目の前の作業場」がリアルに感じられてきた。
 坑道から出ると、お定まりの「お土産屋さん」・・・。確かにそうなのだが、細倉鉱山に関連した様々な「鉱石」も展示されているので、見逃す手はない。なにせ、家の家族が「石ころにハマった」もとがこれなのだ!
 
 さて、先ほど紹介した坑内の「蝋人形」は、地域のボランティアさんがつくってくれており、時折メンテも行ってくれているという。
 ジオパークの活動目的の一つに「住民が主役」というのがある。細倉は、まさに「思い」をもったこの地の住民のみなさんが参加して運営されているのだと知らされた。
 そして、玄関を出て右手には資料館もある。この資料館には、かつての暮らしの様子がわかる品々が展示されていると同時に当時の地域を再現した「ジオラマ」がある!これも地域のボランティアさんの手作りだという。さらになんと、いまだに進化しているのだという!偶然、作成にあたっているご本人とお会いすることができた。近い将来、もう一つの地域(区画)を寄贈する予定だという。

※大変申し訳ありませんが、風邪をひいてしまい、体調不良につき、我らがクリ電のお話は、またまた次回に・・・🙇


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