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人の数だけ色んな生き方がある(息子編)

凄く久々に書きます。
読む人はいるのか?
私はこのnoteの前は違うとこで書いていて、その時はこのタイトルの如く、自分の生き方とか、家族とか赤裸々に綴ってた。
少しだけ嫌な事もあって、もう自分の深い部分は少し鍵を掛けようと思ってた。
そしたら、書くことが無くなった。

だけど、ここ最近、更年期の老いに近づく?変化もあり、残りの人生の方が短くなって来ている年齢に近づいているので、もう少しだけ扉を開けて見ようって思う。

私には三人の子供がいる。
息子は33、娘達(双子)は29。
それぞれ自立をしている。

反抗期の無かった息子はとても、優しい穏やかな子で私は息子を可愛がっていた。
息子が独身の頃、出張でたまに帰省した時には前の晩から大量にサンドウィッチを作り、一つ一つ、ラップをして冷蔵庫に入れておく。
息子の朝ごはんの為に。
娘が帰ってくる時にはしないのに。
そんな息子の浮いた話は全く無かった。

ある日、私は悪夢を見た。
朝起きて、あーー夢で良かった〜とホッとしたその夢の内容は、息子の部屋にお腹の大きな女の子が来た。
彼女だと言うのだ。
しかもお腹の子は息子の子では無かった。

そんな夢の数年後に息子からLINEが来た。
彼女が出来たと言うではないか。

初めて聞いた。アイドルオタクになりかけていた息子に彼女が!
どんな子なのかを聞きかけた時に
「まあ、いろあろあって、またゆっくり話すわ」と。
また、、また?ゆっくり?どーゆー意味なんだ。

私は夢を思い出し、冗談で
「子持ちか?笑」なんて送った。
「うん」

マジ?なのか?、、え?
そこから、私の長文のLINE。
メール世代にありがちの長文で。
子供はもう4歳らしかった。
私の顔はもうムンクだった。

初めて出来た彼女が、、
息子は自分から付き合いを申し出たらしかった。
血の繋がらない子供を育てる覚悟はあるのかとか、普通の親なら心配な事を沢山書いて沢山質問して。

息子は一言
「俺の人生やし」と。

そんな事、分かってるよ。
分かってるのに、なんでそんなに寂しい言葉を言うの。
子供は親の持ち物では無い。
そんな事、分かってるよ。
大切に育てて来たのに、、なんで、、

旦那は「別にいいんちゃう」の一言。

女親と男親の考え方の違いだな。
夜中に何度も起きてミルクをあげ、幼稚園、学校の行事は殆ど、いや、ほぼ全部、私一人で参加した。
幼稚園のお父さんとの競技もお父さん方に混じって私、一人息子をおぶって。
男は仕事、女は家庭。
古い考えの私だったから、それは苦でも無く、寧ろそれを楽しむかの様に。

「別に良いんちゃう?」はそんなとこから来ているのな。
息子が地方から帰省した時に彼女と、その子供を連れてそこで初対面した訳で。

とても、小柄でニコニコ笑い、アイドル好きの息子が好きになる要素が沢山詰まっていた。
とても、可愛らしい女の子だと思った。
20歳前に子供を身籠り、一人で育てて行く決心をした女の子だから、芯はしっかりしているのかもしれない。
全部ひっくるめてもその子と一緒になりたいと思った息子を受け止めてあげるのが私の母親としての役目かも知れない。
と?無理やり自身を納得させた。
その後は年に3回は一緒にご飯を囲んだり旅行にも連れて行ってあげたり。

複雑な家庭に育った女の子だったらしく
我が家では普通のケーキを囲んで誕生日をお祝いしてあげた時も
「こんな事をして貰ったの、初めて」としみじみとロウソクを消していた。
この子も大切にしてあげようと思った。

「俺の人生やし」と私に放った息子の言葉が路頭に迷わない様に、息子の人生が幸せなものである様にと。

、、、その頃はまだ、私もバリバリフルタイムで働いていたし、仕事も楽しかったし、やり甲斐も感じていたし、仕事と友達との呑み、愛犬や娘達との賑やかな毎日。
忙しさも楽しいと思って、笑ってる事が多かった。
そして、書く事が一番楽しくて、日々の出来事はネタ。
腹の立つ事、悲しい事、全て文字に置き換える事で文字に吐き出していた。
私の文字は私自身。生きてた。

そんな中で、私は彼に出会った。
私には今、付き合っている人がいる。
大切な人だ。
タイトルにした
人の数だけ色んな人生があると記してみたのは私自身にも当てはめたいのもある。
人生の後半に出会った事には何か意味があると思っている。
今日のこのページに本心を晒した様に、私が今、私自身を晒せるのは彼だけで。

目の前にあるしがらみと言うしがらみを一息で飛ばせる事が出来たら楽になるのに。
彼に包まれている短い時間の間だけそれらは無くなる。

私の中の変化しかけた細胞、ホルモンが私の何かを崩して行く。
人生は一度きりなんだよな。
ここを始める時に記してる言葉。

5月になった。季節は着実に流れてる。
流される事も大切だけど、流れを作る事も必要なのかな。

読んで貰うのは有難い事。
ありがとうございます。

続く、、と?思う。笑









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