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ヨッピーさんに学ぶ!ウケる企画を無限に思いつく方法【ぶんしょう舎_vol.1】

みなさんこんにちは、パン好き人事ことたかおです。

今回、生まれてはじめて【ライター講座】なるものに参加したので、
そこで学んだことを(せっかくなのでTwitter後から実況だけではなく)
noteに残る形で書いていこうと思う。

「ぶんしょう舎」とは?

「ぶんしょう舎」は3ヶ月間限定のライティング講座です。基本的なライティング技術、企画、コピーライティングなど、様々な分野の第一線で活躍する講師陣に学んでいきます。

「文章を上手く書きたい」
そう思っている人に最高の講師陣でお届けする、全6回の講義『ぶんしょう舎』が始まります。

どうやら、『どう考えて書いているのか?』を考えたいと願う人が集う場のようだ。現在実に283人もの人が参加しており、その注目度の高さが伺える。

コミュニケーションはSlackで行われており(いまのところ、そこまでコミュニケーションらしきものが発生している様子ではないものの←参加できていない、あるいは気づいていないだけかもしれないが)、私の周囲の文章を書く人たちが多数参加していることが分かった(それだけでコミュ障ワイとしてはひと安心…)。

どうして参加したのか

これまでいろいろなnoteの記事を書いてきた私。しかし、ライターを名乗ったこともなければ、文章術を身に着けたり体系的に学んだこともなかった。

ただ、最近、自らの(マーケターとも、マーケコンサルとも、人事ともつかない、へんてこな)キャリアを考える上で、あるいは人生を考える上で、
「書いて」「表現し」「伝える」ことが人生におけるとても重要な要素であるということに気づいてきたのだ。

(以下のnoteのなかに「今月死ぬとしたらどうする?」という問いがあり、回答として「脳汁絞り出せるだけ文章を書き続ける」と回答した自分がいた、というのは、自分でも衝撃的だった)

「書く」ことを学び、自分のものにしていきたいという思いを持ちながらも悶々と過ごしていたなかで、この告知を見た(多分募集してだいぶ経っていたので、リアル会場のチケットは既に売り切れていた、無念…)。

周囲で言うとかのう氏やはせしょーさんなど、文章の上手な方たちが「5歳さん」という方の界隈の人?だということは、出会った当初くらいから既に知っていて、「彼らが関わる人なのであればきっと良い人なのであろう」という(謎の?)信頼があったため、今回の参加に至った。

第1回講義のテーマは「ウケる企画を無限に思いつく方法」(byヨッピーさん)

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全6回の講義のうち、第1回の講師は「センスの塊」としてあまりに有名な天才ライターことヨッピーさん。

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テーマは「ウケる企画を無限に思いつく方法」ということで、ライターの「書く」部分の更に前段となる部分の学習をしてきました。

【今回の学び①】記事は「読み手に得をさせるもの」であるべし

(SEOの文脈でも言われることだが)「コンテンツ is King」であり、それを司る根本としての「アイデア is King of King」であると言える。

そして、記事が「ウケる」とは何かと考えたときに、読者に与える読後感としては

・楽しい・バカ
・興味深い
・役に立つ・今度やってみよう
・よくぞ言った!
・びっくりした
・泣いた
・嬉しかった
・応援したくなった
・腹落ちした

などいろいろなものがあるが、いずれにせよ「ユーザに得をさせる=読んでよかったと思ってもらう」のが一番大事であると言える。

例えば、
「誰がどう書いても1000PVを目指せる記事は?」
というお題があったとすると、
「読めば読むほど読者がAmazonギフト券を手に入れることができる」
のが答えになるだろう、といったような話になる(この場合「儲かる」という意味でユーザベネフィットを与えていることになる)。

また、逆に言えば「ウケる」の反対は「炎上」である。では、「炎上」とは何かを考えてみると、それは「読んで損した=読んで嫌な思いになった」と読者に思わせることであると言える。

世の多くの炎上案件は、「不適切な発言」だから炎上するのではなく、
「気に食わない→アラ探しをする→炎上する」という流れによるものである(説教臭い広告が炎上するのは、気に食わないと思う感情からアラ探しをされている、と言ってもいいだろう)。

ここまでの内容をまとめると、「ユーザに得をさせる=読んでよかったと思ってもらう」ために、「相手にどのような読後感を与えたいか」を念頭に置くことが重要であるということではないだろうか。

【今回の学び②】アイデアは「何を(素材)」×「どうする(調理法)」で無限大になる

良いアイデアは「何を(素材)」×「どうする(調理法)」の掛け合わせから生まれる。例えば、

・納豆を×1万回混ぜる
・アニメを×実写化する
・あるあるネタを×検証する
・家を×シェアする
・掃除を×自動化する

といったように。この掛け合わせは無限に作っていくことができる。

そして、掛け合わせのバリエーションを増やすためには、【①素材の因数分解】と【②調理方法のバリエーション】が必要だ。

【①素材の因数分解】

素材は「ネタ」と言っても差し支えないだろう。ネタを自分のなかに溜めていくためには、「日常生活にアンテナを張ること」が大事である。

例えば、家から駅まで歩いている間に、落ちている1万円に、変な看板に、気付くことができるか。そこらに落ちているものに、良いアイデアのヒントは転がっている。それらに気付く感受性・好奇心を忘れずにいることが重要である。

【②調理方法のバリエーション】

「どうする(調理法)」については、日々思考ネタをストックしていくことが重要である(ヨッピーさんはかつてExcelにストックしていたらしい)。例えば、この世に既に存在するたくさんの企画を分解してみることで、自分の調理方法の選択肢を広げることができる。

同じ素材でも、調理方法を変えることで可能性が大きく広がるといえる。

【今回の学び②-1】「良い素材」とは「広さ」×「深さ」である

良い素材とは、「広さ」×「深さ」の法則を満たしているもの(=より広い層に、より深く刺さる素材)を指す。

・「広さ」:記事を読む対象の広さ
・「深さ」:書き手の思い入れの強さ

この掛け合わせで「ウケる」素材を作ることができる。

また、事前にテーマがあるときには、そのテーマを最小単位まで分解していくことで素材を見つけていく、という作業が必要になる。

例えば、「呉市」というテーマがある場合、「軍港」、「造船業」、「海軍カレー」、「自衛隊」、「この世界の片隅に」、「艦これ」など…

ここから、企画の種になるヒントを更に考えていく、というのを繰り返すことで、オリジナルなアイデアが生まれてくる、ということだ。

まだブルーオーシャンなテーマを見つけられたら、あるいは、自分なりの「プラスワン」を見つけられたら、それだけで自分の「スタイル」にまで昇華させるきっかけになったと言えるだろう。

(私の場合、せっかく「パン」というコンテンツがあるので、それを分解していく、というのをやってみようと思った…)

【今回の学び②-2】「調理」とは「素材に動きを与える/変化を加えること」である

調理というのは、素材に対して

<変形>
・材料/サイズを変えてみた
・派手に/質素にしてみた
・擬人化してみた
・最高級/最低クオリティにしてみた

<自ら実施>
・行ってみた
・やってみた
・自作してみた
・爆速で/超ゆっくりやってみた
・無言でやってみた
・オンラインでやってみた
・ありえない場所でやってみた

<関わる人の変更(「誰が」に変更を加える)>
・(マナー講師、おじさん、その筋のプロなど)聞いてみた
・(その文脈ではありえない人に)やらせてみた
・違う国、地域、文化圏に持ち込んでみた
・素人がやってみた
・大人数で/少人数でやってみた

<交わらなそうなものとの接点づくり>
・(意外な対象物や真反対の対象物と)戦わせてみた
・絶対に掛け合わせられなそうな動詞をかけ合わせてみた

など、動きを与える/変化を加えることである(このストックを増やすのが必要、というのは前段にも触れている)。

【今回の学び③】「ウケる」ためには「イシューを押さえて」「やりきること」が重要である

上記のようにして「素材」を出し×「調理法」を考える、というプロセスを通じて企画は出来ている。しかし、その企画を作る上では、いくつか気をつけないといけないことがある。

①その企画を「広さ×深さ」で再度検算すべし

どのくらいの人に、どのくらいの深さで刺さるのかを点検すること!

②イシューを押さえるべし

例えば「鮮度」。特に、Twitterなどであれば、トレンドは一瞬で終わったりすることもある。初速の速い、一番最初に目をつけた人に軍配が上がる、といったものもある。足が速い素材ならスピードを優先すべきときもあるだろう(この場合のイシューは「いかに早く記事を完成させるか」ということになる)。いずれにせよ、「このテーマで書く場合に、何が重要な、一番抑えないといけないポイントになるか?」を把握することが重要だ。

③最後までやりきるべし

これが実は一番重要だとも言える。例えばヨッピーさんのこの記事。

「【遂に完成】「47都道府県のローカルチェーン店まとめ」が出来たので見て欲しい【疲労困憊】」から想像できるように、47都道府県すべてについて吟味検討を行い、記事を完成させている。これは並大抵のことではない。この記事を公開する上で必要だったのは「やりきる根気」だったといえるだろう。

アイデアは単にアイデア勝負ではなく、それを記事という形に結実させるまでがライターの仕事である、ということだ。当たり前のことであるが、忘れがち、かつ、走り抜けるまでの根気が必要である、ということをしみじみと痛感した。

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ここまでが講義の内容である。以下に、本講義の感想を記載していくことにする。

【感想①】「面白さは、作れる!」ということ

今回は、文章を書く前段に来る「企画」の話だった。

正直、私はキャラ的にも真面目というか、物事を整理してきれいにまとめるほうが好きだったりもするので、面白い企画などを考えられるほうではないと思ってこの手の話はハナから諦めていた。

しかし、【掛け算と因数分解】と思うと心が軽くなるし、調理方法の収集や、要素の分解であると捉えることで、自分の得意領域に持っていクこともできるような気がして、少し心が軽くなった。

【感想②】「炎上しない」の難しさ

今回「炎上のメカニズム」について話がなされていたが、「(その人やその事象に対して)気に食わないことがあるとアラ探しをする」というのは人間の行動原理のかなり大きな部分だなと思った。現状で炎上している諸案件についても、身も蓋もないが全て上記で説明できるようにも思う。

では「気に食わない」と思われないためにはどうすればよいのだろうか。

私を例に取ると、特に一部の年上の女性(学校の教員など)から「気に食わない」と思われることが一定多い人生だったように記憶している。では、あのときどのようにしていればよかったのだろう、と想像したりするが、どうすればそれを避けられるかはまだ分かっていない。
身も蓋もない話、「気に食わないと思われない」かどうかは工夫以前にDNAというか、宿命めいたものでもある気がして(クリエイティブであれば「良心あるチェック者」によって防ぐことができる可能性があるが、人格などで言うと厳しいようにも思う)、炎上を防いだり避けたりするためには、「一定の領域における表現を控える」以外の方法が思いつかなかった。

【感想③】「読み手の得になる=ウケる」の残酷さ

「書き手」に対する評価がない状況で「読んでもらう」ためには、アイデアで勝負することが必要だ。そして、人に読んでもらうためにはまず「読み手の得になる文章である」ことを心がけるべきである………

このことは、汎用的な事実である一方で、特に文章を通じて自己発信、自己表現、自己実現をしたい人にとっては、ちょっぴり残酷な事実であるとも思った。なぜなら、上記の思想に沿うとすると、「大衆に良いと思ってもらえる文章を書く」ことは、あくまで「私人性を優先させない※(読み手ファースト) 」ということとかなり近しいのではないかと思ったからだ。
文章を通じて「誰に」「何を」伝えたいかを考えない(状態で、大衆に迎合するような文章を書こうとする)と、本末転倒なことになるのではないか、という懸念を持った。

※個人の色を入れないということではないが、最優先ではない、という意味

【感想④】「面白い」と思う感覚は、誰のもの?

昔から、何かに対して「面白い」と思う感覚がどれくらい万人、少なくともその場に居合わせる人に共通のものなのか、ということに興味がある。

例えば。今回の講義のなかで「面白い」とされていた切り口があったが、自分が読み手として読むかはわからないと思った。
例えば。過去にお付き合いしていた殿方に熱心に見せられたお笑い芸人のネタが全く面白ポイントが分からず、「どこが面白いの?」と説明を求めて辟易とさせてしまい、二度とその芸人さんを一緒に見えることはなかった。

上記などの経験から、いつしか私は「自分はもしかしたら何らかの文化圏から取り残されているのかもしれない」という危機感と、「感覚が共有できないことは、文化圏が重ならない以上しょうがない」という諦めの感覚を持つようになった。

ただ、先に書いた「ウケる」ことを考えた際に、この感覚のズレは、この場合で言う「バズる」ためには難しいことなのでは、と思った。
(「バズる」という方向性を万人が目指すべきとは思わないが、という前提で)自分は尚のこと、その道を目指すべきではないようにも思えた。

【感想⑤】だとしたら何故/何のために書くのか?

上記のように、自分にとっては、

・大衆に喜んでもらう(PVを伸ばす)文章を書くこと
・バズる(キャッチーで斬新な)文章を書くこと

の意味合いが分からなくなってきたのが現実だ。だとしたら、

・誰に読んでもらいたいのか?
・どう感じてもらいたいのか?
・それによってどう心/行動を動かしたいのか?

は、自分がものを書く上で意識しないといけないことなのだ、と気づいた。翻って、自分について考えてみると、私が文章を書くのは

・「私の思う有益な情報」を共有して何かに活用してほしい
(例:パン屋情報)
・私の問題だと思っていることを一緒に考えてほしい
(例:世の不条理の解決方法)
・私を知ってほしい
(例:何に痛みを感じるのか、何を喜びに感じるのか)

などの目的を含んでいるように思った。いずれにせよ、「どうして文章を書くのか」このことを紐解くことが、最も重要なのではないだろうか。

その目的を理解した上で、

・これに沿うネタの出し方はどうか?
・文体は何が適切か?
・言葉遣いはどうあるべきか?

といった、いわゆる「文章テク」に入っていく…といった順番であるべきだと自戒した。


というわけで、次回もお目にかかれるのを楽しみにしています!第2回の感想も、こんな感じでTwitter→noteにまとめていこうと思います!

(今回のnoteの元となっているつぶやきはこちら

毎日こんな感じの気づきなどをつぶやくアカウントはこちらです↓人事・マーケティング・キャリア・パン・恋愛・人間観察などについて書いてます!


次回こそ!Twitter道場卒業論文を書こうと思います…!(割とずっと書く書く詐欺)

UXコンサル、BtoBマーケ、人事を経てコミュニケーションマネージャー(広報、マーケ、採用広報、組織開発)なう。 書くこと:パン偏愛、可愛いもの布教、働くこと、生きること、1日1考、新サービス考察、旅行、読書録、銭湯、恋愛。 頂いたサポートは、もれなくパンの研究に使われます。