仕事が無さすぎて辞めたはずの会社から熱烈アピールされて､残留することになってしまった｡

新しく入った会社(本年4月入社)は居心地良いので辞めたくないし､

気がついたら掛け持ちダブルワーク状態に｡

ここには､

わたしにとって

『生涯で今しか体験できない』

微妙な問題も含まれていて｡

4月入社の新しい会社では

まだお互いに顔を知らない人がほとんどで､

しかも入社と同時期に､

わたしは

ようするに『黙っていれば女性に見える』

ことに気づいてしまった｡

一方､

辞めたはずなのに､人手不足だからと連れ戻されたほうの会社では､

わたしが男性なのが知られてしまっていて､

しかも､

女性ホルモンの影響でどんどん見た目が変わっていくことに関して､

『こいつオカマだから！』

とか､わざわざ言いふらす男がいる始末｡

アウティング男がいる会社は早く辞めたいし､

たぶん今月末くらいには､

本当に辞めるけど｡

おもしろいことに､

いまの(今月の)わたしは

月火水=新会社=女性として勤務

木金土=旧会社=男性/オカマとして勤務

という､

じつに奇妙な状態になってしまった｡

きょうは月曜日だから､

新会社で勤務=女性として勤務｡

木金土は男性orオカマとして勤務させられた直後だから､

月曜日､女性として勤務できるのは

純粋に嬉しい｡

きょうの勤務地は解体現場での1人勤務｡

1人勤務､というのは､

カンタンに言えば､

『ウチの会社から』派遣されたのは

あたしひとりだけで､

それ以外は全員他社の人､

という意味｡

男性４～５人が､壊しかけの建物のなかで解体作業をしているのを､建物の入口のところで見守っているだけ､というじつに単純な仕事内容だ｡

ちなみに、

『入口前で見守っているだけ』

という仕事は

(業界用語でゲート前立哨)

あまりにも退屈すぎるので､

この仕事(警備業)に誇りを持っているベテラン男性はたいていやりたがらない｡まぁ退屈だし｡なので､まったくの新人でなければ､希望すればすぐにやらせてもらえるお仕事です｡

でね､

だから､

彼ら解体作業員たちとの

仕事上の接点ができるのは､

朝8時の勤務開始時と､

正午の休憩時､

午後5時の勤務終了時｡

たったの

それだけなんですよ｡

工事現場への苦情が出た場合には

わたしが対応しなくてはならないが

そういったことがなければ､

彼ら解体作業員は建物内で作業しているし

あたしはゲート前｡

接点じたいがそもそもない｡

朝昼夕のたったの３回､

お互い初対面同士で､

ちょっと挨拶を交わしたら､

あとはもう無関係｡

そんな状況で､

あたしの性別って

何の関係があるの？？

彼ら解体作業員たちからすれば

ゲート前にいる警備員が

男でも女でも

別によくない？？？

理屈ではまったくそのとおり｡

そのテーマ､

わたしは何万回も葛藤した｡

なのに､

どういうわけか､

あたし自身は

女性として認識されるとすごく嬉しくて

男性として認識されると凹む｡

理性ではどうしようもないし､

言葉で自分に言い聞かせてもムダ｡

男性orオカマ認定の旧会社のほうが

お給料も高いし､

知ってる顔がいたほうが､

働きやすいのも､たしか｡

でも､どうしようもない事実として

あたしは女性認識されると嬉しくて､

男性認識されると凹むのだ｡

オカマ認定はもっとサイテー｡

地中に沈み込むほど凹む｡

あのさぁ！

性自認って何なん？？

男女関係なく､ただの『人』として

ただその場にいることができないのは

どうしてなんだろう？？？

ひとつの仮説としては､

女性認識されて歓ぶのも

男性認識されて嫌がるのも

れっきとした『身体反応』であるので｡

性自認を保持しているのは

じつは

(こころではなく)

身体自身だ｡

というのがあたしの考え｡

性自認=身体自身の自己認識､

こころ=理性は性自認ではなく損得で考える｡

そんな仮説を持っています｡

そうして､身体自身の機嫌の良さは

長い目で見れば心身の健康に直結するので

身体自身が

『わたしは女性だ！』

と言っているのであれば､

理性を総動員して

理性に全面協力させてでも

女性になり切ってしまったほうが

人生は上手くいくし､

健康状態も良くなります｡

よね！

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